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タイ映画ニュース
siamzone.comに掲載されたタイ映画に関するニュースです。
Y.Tさんに翻訳していただきました。ありがとうございます!

2005年7月
コメディアンが監督主演のラブコメディ映画「イェーム・ヤソトーン」

 自ら監督主演した作品「ボディガード・ナー・リヤム」(The Bodyguard)で数千万バーツの収益を上げた有名喜劇俳優マム・ジョックモック(ペッターイ・ウォンカムラオ)が、再び監督主演映画を製作した。今度の映画には拳銃も、格闘も、ワイヤーワークもない。笑いに満ちた甘美なロマンチックコメディで、題名は「イェーム・ヤソトーン」(Yam Yasothon)。本人はこの映画の全てを管理監督したと語った。

 去る7月26日、マーブンクローン7階SFカラオケにて、彼自身で映画「イェーム・ヤソトーン」をマスコミに紹介した。マム・ジョックモックの他、映画の中で大いに笑いを振りまいたヤソトーン(東北タイの地名)の田野の雰囲気に満ちた歌手のチェーテート・キアウ(ノンヌット・ソムブーン)、魅力に満ちた眩い妹ウェーオ・ジョックモック(ティアムチャイ・ウォンカムラオ)、イサーン(東北タイ)出身の新人チャイパン・ニンコン(ウム)とヤオワラック・トゥムブン(オーケーン)が姿を見せた。

 コメディアン監督は、昔の「メェ・テーン・ロム・バイ」や「ラック・プラハーン」等の多くの恋愛映画がこの映画製作の原動力になっているが、自分が作るとなると、とにかく皆を笑わせるギャクに満ちたものにならざるを得ないと語った。

 この映画は2組の男女の恋愛映画である。最初の組は“イェーム”(マム)と“チューイ”(チェーテート)のカップル。チューイはイェームに夢中で、いつも追いかけているが、イェームは全く無視。もう一組は“ソイ”(ウム)と“トーン”(オーケーン)で、この二人の新人は純粋のイサーン出身で、映画の中では熱烈に愛し合っている。しかし、ソイの伯母トークトー夫人が恋の邪魔をする。大ごとになり、イェームが二人の恋が適うよう助けに入る。さて、自分自身の方はどうなるのか、それは映画を見てのお楽しみ。

 『未だ少年だった頃、僕は映画が大好きだった。いろんな種類の映画を見た』とマムは語った。『特に恋愛映画に感動した。それが僕にこの映画「イェーム・ヤソトーン」を作らせたのだ。どんな映画が良いか考え、時代を遡った映画になった。僕は田舎の人々の愛の真髄を見せたかった。この映画は全編でイサーン方言が話される。僕は聞いて分かるが、聞いたことない人には、全く分からないだろう。洋画には字幕があるのでよく分かる。そこで、この映画も同じようにした』

 『僕の相手役の女性にチェーテート・キアウを起用した。良くやってくれた。妹のウェーオは恋を邪魔する役だ。この二人には滑稽さが身に付いている。一方、若いカップルはイサーンに直接オーダーして得た。面 白さは保証する。このカップルも普通じゃない。是非見て欲しい』とマムは語った。

 この映画「イェーム・ヤソトーン」は9月8日より公開の予定。(05.7.29)

2005年7月
首相・閣僚が映画「トムヤムクン」に花を添える

去る7月27日、閣僚、来賓、スタッフ、俳優、マスコミ等多数出席の下、超大作映画「トムヤムクン」(Tom Tam Goong)のワールド・ガラ・プレミアが行われた。

 先ず18:30時からの総理府サンティマイトリービルでの、タクシン・チナワット首相主催のパーティーで始まった。世界40カ国以上の映画関係者が招待され。サハモンコンフィルムのソムサック・テーチャプラスート社長、プラチャヤー・ピンケーオ監督、主役のトニー・ジャー(パノム・ジーラム)、それに共演のマム・ジョクモック(ペットターイ・ウォンカムラオ)、ボンコット・コンマーライ(タック)、ジョニーギアム、ジョン・フー、ナーターン・ジョンが歓迎に回った。

 タクシン首相は、映画「トムヤムクン」がタイ国の名を高め、上映前に世界中の配給会社に販売できたことに喜びを表し、これは全タイ国民が誇りとするところで、政府もタイ映画産業の世界進出を援助すると述べた。

 首相の話は、映画関係者を勇気づけたが、そればかりでなくパーティーに総理府の施設を開放したことは、政府がタイ映画産業に関心を持ち国際レベルに引き上げる援助の用意があるとの信号でもあった。「トムヤムクン」一本でタイ国に4億バーツの収益をもたらし、且つタイ映画の名声も高めたのだ。

 その後、20:40時にスダーラット・ケーユラーパン農林・組合相が、「トムヤムクン」のワールド・ガラ・プレミアの為、SF Cinema City マーブンクローン映画劇場に向かった。そして、スダーラット農相、ソムサック社長、プラチャヤー監督、トニー・ジャーが、この映画を記念して式台に拳の型を押した。

 ソムサック社長は次のように語った。『政府がタイ映画を理解し、支援してくれることは喜ばしい。映画製作者を代表して、今日の様子をしっかり見た。映画製作に意欲が増した。首相は、タイ映画産業の発展と海外進出に援助を約束して下さった』

 トニー・ジャーは、この主演第2作映画について『多くの人から、第1作の「マッハ」(オンバーク)と比較されることを恐れるかと訊かれた。最初は恐れた。プレッシャーがあった。しかし、今は恐れていない、気は晴れ晴れしている。夢が実現したのだから。世界中で受け入れられそうだ。今は静観しているところだ。8月には数カ国にプロモーションに出掛ける。実際のところ、タイ人は全てのタイ映画を支援して欲しい。それはタイの映画なのだから。つまり、タイ映画が国内で評判になれば、外国は注目する。今は相互に関連している。「トムヤムクン」を宜しく。見どころは、ムエタイの技とタイの象だ。この映画には色々な味が混ざっている。非常にインターナショナルだと思う』と述べた。

 映画「トムヤムクン」は8月11日より一般公開される。(05.7.29)

2005年7月
香港映画「Pattaya Paradise」に出演のパワリット

 映画「レイン」(Bangkok Dangerous)のパワリット・モンコンピシット(バンク)が、香港の映画監督に目を留められ、香港のアクション映画「Pattaya Paradise」(Aka: Bar Paradise/美麗酒_)に出演した。役は当初の主役からタイから来た凶悪な顔の殺し屋に変わったが、その方が彼には都合良く、また香港の監督や有名スターと共演出来たことを喜んでいる。『役が変わって良かった。役のことをあれこれ考えなくて済むから。香港のスタッフやスター達と一緒に仕事が出来て楽しかった。この映画に参加できて嬉しく思う』

 この映画はバンコクでは8月25日から公開される。(05.7.29)

2005年7月
映画「ワイ・オンラウォン4」の新旧世代が集合

 去る7月25日、SFX ラートプラオ映画劇場にて、映画「ワイ・オンラウォン4」(Tum-Oh Return)の発表会が催された。

 会場には多くの新旧2世代が集合した。30年前の主役のパイロート・サンウォリブット(エー)とララナー・スラーワン(チム)のカップルの他に、昔の出演者チラワディー・イサラーンクン=ナ=アユタヤー、チラサック・イサラーンクン=ナ=アユタヤー、ポットニー・イントラマーノンに、新世代のランシット・シラナーノン(ウアン)、カヌンニット・ジャックラサニットターノン(メー)、ワシット・ポーンソーパー(チャム)、及びサプリナ・コーンソレーが付き添い、それにこの映画のアドバイザーである旧作の監督ピアック・ポースターも参加した。

 父親タム役のパイロートは次のように語った。『とても嬉しい。再びスクリーンに出られたからではない、私はまだまだ消えない。嬉しいのは、「ワイ・オンラウォン」が時代と共に消え去らず、戻ってきて新芽が吹いたことだ。単なる旧作の再映画化ではなく、「ワイ・オンラウォン」の発展だ。「ワイ・オンラウォン」の伝説は伝承されて行くのだ』母親オー役のララナーは短く『再び「ワイ・オンラウォン」を演じる機会を得て嬉しいです』と述べた。

 新世代では、娘バイトーンを演じたメーが『両親が大好きな映画「ワイ・オンラウォン」に出演出来て誇りに思います。この映画で色々な経験をしました。例えば、舞台劇、社交ダンス。そして、スクーター運転は最高に怖かったです。全編スクーターに乗るシーンがあるのですが、全く自信がありませんでした。他のシーンは皆良かったです。この映画を見た人は家族思いになるでしょう。両親が愛情を以って子供のトラブルを解決する映画です』と語った。

 バイトーンの恋人ウィチャーン役のウアンは『僕の人生は変化の連続です。田舎の少年から、街へ出て勉強し、タマサート大を受けました。そして、バスケットボールのタイ国ユース代表になりました。生活費を稼ぐためCMのモデルのアルバイトもやっていました。そして遂に、幸運なことに、映画「ワイ・オンラウォン4」へ出演の誘いがあったのです。この映画に出られたなんて未だに信じられません』と述べた。

 「ワイ・オンラウォン」を取り上げ、映画ファンに思い出を届けてくれたルータイ・ウォンシリサワット(アム)監督は、映画製作について『初めは皆硬くなっていた。最高の愛の伝説を演じるのだから。しかし、やがて各々が持てる能力を発揮してくれるようになった』と語った。

 会の最後は、「ワイ・オンラウォン4」の挿入歌によるミニコンサートで締め括られた。この映画は7月28日より一般 公開される。(05.7.26)

(注:映画の公式サイト http://www.30yearslater.com/ 30年前の人気映画の続編。人の親になったタムとオーの夫婦は、チェンマイで勉強している娘の誕生日に、驚かせようと事前連絡なしに訪ねる。ところが、娘は親に内緒でボーイフレンドと同棲していて大騒ぎに)

2005年7月
喜劇映画「パヤック・ラーイ・サーイ・ナー」の発表会

 脚本にピン・ラムプラレーンを得た、ルークチャイ・プアンペット監督の映画「パヤック・ラーイ・サーイ・ナー」(Dumber Heroes)は、首都を破壊しようとする爆弾魔を事前に捕らえる為、3日3晩精神病院内で特別 任務に当る秘密捜査員と患者、霊媒師、超美人の看護婦が絡み合うアチャラか喜劇である。

 去る7月11日に行われた同映画の発表会は、テープ・ポンガーム、チム・チュアンチューン、ドーム・チュアンチューン、チャトゥロン・モックヨック、サーラー・マーラークン・レーン、アパーポーン・ナコンサワン等々の一流コメディアン達で、ギューギュー詰めになった。

 加えて、ラッタプーン・トーコンサップ(フィルム)、ティナーダー・ポアンボア(クート)、エーウィットラー・シラサート(ネート)、ラミダー・プラパーサノーボン(ディア)を始めとするRS所属の多くの歌手の参加も見た。中でも監督を喜ばせたのは、若き恋人パックチラー・ワンスット(オー)が、こっそり来て、勇気付け一緒に映画を鑑賞したことだ。

 このような愉快な連中が舞台の上に集れば、笑いの渦が広がる。言うなれば、映画の中の切れ目ないギャグを聞く前の準備運動だ。これらは、抱腹絶倒の映画を保証するものだった。

 出演者の一人チャトゥロンは、『映画の中で、精神病院を略取しようとするカレン族のリーダーの役をやった。ギャグを入れられるところには、何処にもカレン訛りでギャグを入れた。面 白かったよ。笑いたい人、愉快にないたい人は、この映画を見てくれ。大笑いすること請合うよ。笑いあるのみだ』と語った。

 この映画「パヤック・ラーイ・サーイ・ナー」は7月14日より一般 公開中。(05.7.23)

(注:映画の公式サイト http://www.dumberheroes.com/

2005年7月
映画「チャイライ」で3人の美女がタオル一枚の身で格闘

 去る7月2日、クランクインしたばかりのポット・アーノン監督の新作映画「チャイライ」(Dangerous Flowers)の撮影見学にマスコミが招待された。この映画は、機智と格闘の技を使って国家の財産を守る5人の猛烈な美女の話だ。

 この日の撮影は、クラープ(ボンゴップ・コンマーライ(タック))、ボア(スパックソーン・チャイモンコン(クラテー))とポイチアン(ケーサリン・エーカタワットクン(ヌイ))の3人の美女が、メイリン(ポーンナーパー・テープティンコーン)の右腕エンジェル(ワンナサック・シリラー)と凶悪な手下共と格闘する場面 だ。スパから往来に逃げる間、アクション・シーンの連続だ。しかも、身にタオル一枚纏っただけで!

 セントラル・ワールド・プラザの3階に、3人の美女がワイヤーワークを使ってエスカレーターの上で悪者と素手で渡り合う場面 の準備がなされた。撮影に入る前、監督とスタッフは俳優の安全の為、格闘とワイヤーのリハーサルを何度も繰り返した。

 ワイヤーワークが初めてのクラテーは、殴る蹴るの練習をした。他の2人タックとヌイも負けていない、何度も共演の俳優達とエスカレーターを昇り降りして走り回わり、格闘シーンのリハーサルをした。なにしろ体にタオル一枚巻いただけなので、タオルがずり落ちそうになる度に悲鳴を上げたていた。3人の女優はアクション・シーンが終わる頃には体が青痣だらけになっていた。

 ポット・アーノン監督は、この日の撮影について次のように述べた。『今日は、タック、クラテーそしてヌイの美女3人が、変装して悪者の後をつけて来て、秘密を探るためスパに潜り込んだ場面 の続きだ。しかし、捕まってしまい、悪者と格闘して、スパから往来に逃げ出す。このセントラル・ワールドでの撮影は、全編アクションの映画「チャイライ」の中では一寸した格闘シーンの一つだ。

 この場面で3人娘が、スイ・ポーンナパー扮するメイリンの凶悪な手下と格闘するが、今日スイの出番はない。圧巻は、俳優達が体にタオルを一枚巻いただけで、ワイヤーにぶら下がり、エスカレーターの上で格闘することだ。納得出来る演技を得るまで何度もリハーサルをしなければならなかった。

 幾度もリハーサルをした上、何度か取り直しをしたので、撮影が終わるまでに、くたくたに疲れてしまった。心配したのは、3人娘が身にタオル一枚で格闘しなければならないことだったが、タオルがずり落ちないよう、スタッフが細工をしたので、素っ裸になる心配はなかった。これからも、数多くのアクション・シーンの撮影を続けるが。絶対面 白いこと保証するよ』

 現在撮影中の映画「チャイライ」は、来年初め封切の予定。(05.7.11)

2005年7月
死後の世界を描いた映画「ナロック」

 6月22日、美術畑出身の2人の監督ティーカーユ・タマニットクン(チアン)とサーティット・プラディットサーン(ボルタット)による映画「ナロック」(Hell)の公式発表が行われた。

 映画「ナロック」(注:奈落、即ち「地獄」のこと)は、“死後は何処へ行く”との問いから生れた。しかし、この質問には息絶えた人にしか答えられない。そこで、2人の監督は宗教書やワット・ポーの壁画、果 てはター・プラチャン界隈で売られているポスターにまで資料を求めた。

 この映画のテーマは“善行善果、悪行悪果”である。しかし、教理全部を紹介するには時間を要するので、五戒にとどめた。『一般 の人にとってはこれでも守るのは難しい。映画にするには五戒だけで十分だ』と両監督は語った。(注:五戒とは在家信者が守るべき生活規範で、殺生、盗み、邪淫、嘘、飲酒の5つを禁じている)

 美術を学んできた両監督が、誰もが知っている地獄を紹介するのだが、誰も実際に見たものはいない。従って、徹頭徹尾イマジネーションが要求された。

 『どういうものかと聞かれたら、知らないと答える他ない。しかし、考えを要約すると、地獄は熱い火の雰囲気で、乾燥し切っている。孤独で、ひもじくて、皆が奪い合いをしている果 てしない不毛の地だ』と両監督は説明した。

 映画「ナロック」に相応しい撮影場所として、ロッブリー県のブン・プリダーが選ばれた。ここには物寂しい湖沼のローム池がある。閻魔大王の審判の場面 は、古い玉蜀黍の倉庫で撮影された。ここの天井の高さは6メートルあった。この高さが必要だったのだ。2人の監督は愚痴をこぼした。

 『とにかく暑かった。そして疲れた。撮影隊は大量に氷を仕入れた。天候は暑くて、俳優もスタッフも疲労困憊した。それに、俳優達は凄いメーキャップをしなければならない。ある時は朝の3時に起きて夕方の6時まで日当りにいた。座って待たなければならない。寝転ぶとメーキャップが剥げてしまうから』

 主だった出演者、ウティナン・マイカン(ノーン)、ナタワン・ウオラウィット(クン)、パンヤーポン・デートソン(エーエー)、シンチャイ・ルアンセーリー(フート)、ボアンルット・チャンタサックダー(ジョー)、ドーム・チュアンチューン、そしてドンラヤー・ポーパトラクン(ボギー)も、異口同音に『本当に、死に物狂いだった』と言った。そして、ドームが口を切って『どれもこれも大変だった。朝の3時、4時に起こされた。最初にエアコン室を用意するとの合意だったのだが、実際に撮影となると日向ばかりだった』

 最後に皆で記念撮影をした。この発表会に、タイの護符の刺青の権威として知られる“ヌー・アンパイ先生”ことソムポン・アンパイ氏が来賓として見えられ、同氏より7人の俳優と2人の監督に吉祥のお守りが贈られた。

 この映画「ナロック」は、6月23日より一般公開された。(05.7.3)

2005年7月
映画「トムヤムクン」の主材料は、象、巨象の型、ジャー

 “ワイヤーなし、スタントなし、CGなし”のコピーの主ト“ニー・ジャー”ことパノム・ジーラム主演の第2作アクション映画「トムヤムクン」(Tom-Yum-Goong)が、第1作の「オンバーク」(Ong-Bak)を超える成功を修めることが出来るか、興味あるところである。

 象、ムエタイの巨象の型、そしてジャー。これが、3億バーツの価格の最高に辛いタイ料理「トムヤムクン」に、欠かすことの出来ない3つの主要材料である。

 『映画「トムヤムクン」で意図したことは、タイらしさを世界中の人に知らせること、そしてタイ人の良き文化、考え方、伝統を正しく理解して貰うことだ。主要点は本当の文化と生活、及び昔からの人と象の結びつきだ。外国人は、こんなにも深く象が家族の一員であるとは知らない。

 この映画が海外に出て、この映画を見た者は、タイ人とタイ国を理解するようになると信じる。つまり、我々が象をどのように世話するのか。外国人が見たことのない生活と人と象の間柄。これが映画「トムヤムクン」を作ろうとした主要点だ』  この映画のプラチャヤー・ピンケーオ監督は、この究極のメニューの主材料に「象」を選んだ理由をこのように語った。更に、「巨象の型」を示す立場の味付け役として「ジャー」がいる。彼は古代ムエタイの新奇な戦闘の技を披露する他、象と人の間の感情を表現する。この点に付きジャーは次のように語った。

 『映画の中での僕の役チャームには二人の父がいる。一人は人間の本当の父親、そして大きな父親、それは家族の一員の象だ。チョーンという名の子象がいて、僕たちは本当の兄弟のような間柄だ。そして究極の夢がある。それは、象相書(象の姿態の吉凶を解説した書)に即した象を国王陛下に献上することだ。家族で象を飼育して、昔の象部隊の護衛の軍象の血筋を伝えているのだ。護衛の象は専従の4頭で、軍象を傷つけに来る敵の侵入を防いだ。

 そして、刀が手から離れた時、彼は護身のため巨象の型というムエタイの技を使う。これは古式ムエタイの象に関する型で、打つ、押さえ込む、折る、を主眼とした古式ムエタイの技である。この型を映画の中でお目に掛ける。象の自然な行動と習性から編み出された型で、“象棺を破壊す”“巨像棺を突き刺す”“エラワンの牙突き”“象の鼻を曲げる”といったものだ。全て象に関するムエタイの型だ。多くの人が見たこともない、世界の人々が知らない種類のムエタイをお目に掛ける』

 この映画「トムヤムクン」は8月11日に封切り予定。(05.7.2)

(注:映画の公式サイト http://www.tomyumgoongmovie.com/  英文)

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