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タイ映画ニュース
siamzone.comに掲載されたタイ映画に関するニュースです。
Y.Tさんに翻訳していただきました。ありがとうございます!

2005年2月
前評判の喜劇映画「ルアン・ピー・テーン」

 初演日のチケットが完売という大変な関心の中、2月28日ノート・チューンジム監督の第2作映画「ルアン・ピー・テーン」(The Holy Man)の披露会が催された。

 ノート・チューンジム監督がテーン・トゥートティンを伴い、他の出演者のサーウィカー・チャイデート(ピンキー)、スラーウット・プムトーン(ティ−ン)、そしてソムチャーイ・サクディクンと共に舞台に上がり 挨拶した。

 主演のテーン・トゥートティンは、次のように話した。『この映画では、僧侶の役の他に、得度する以前の場面 もある。元々はやくざで、留置場前で母親に得度を受けるよう懇願される。得度すると考えが変り、結局還 俗することなく僧侶であり続ける。やくざと僧侶ではキャラクターは正反対だ。

 やくざの時のキャラクターは、髪の毛が長く挑戦的だ。美容師が長い髪の鬘を探してきた。得度して僧侶になると静かで、注意深く話し、与太を飛ばすなんて出来ない。一日で朝はやくざで思う存分の格闘シーンの撮 影、そして午後は僧侶になったこともある。完全に変身しなければならない。白から黒だ。キャラクターを一時間もせずに、すっかり変えねばならなかった』

 ティーン(スラーウット・プムトーン)は、寺童(寺に住み込み雑事をする少年)の役について、『この映画に出て、昔を思い出した。小学生の頃、僕は寺童をしたことがある。当時は自己研鑚に励んだものだ。勤勉で なければならない。朝早く起き、食器を洗い、便所掃除をする。お坊さんについて行き、托鉢で頂いた物を持ち歩いた。早朝4時や5時に起きるので、最初は辛かった。

 この映画に出演する機会を得たが、とても楽に感じた。お坊さんの後について物を下げて歩くのは、ちょっぴり気恥ずかしいものだが、僕は平気だ。若い娘と出会っても、普通 に歩いて行ける。この映画でピンキーちゃ ん(サーウィカー・チャイデート)と共演したが、彼女とは気が合い、可愛いかった。昔を思い出し楽しかった』と語った。

 この映画で霊が憑く娘を演じるピンキーは『この映画が私の初演映画です。監督は遠慮するな、思い切ってやれと言って下さいました。映画では憑き物がする娘で、声を出す点に苦労しました。霊が憑くと大声を上げる のですが、私の声はあまり大きくないので。しかし、心配はなかったです。

 実際、これが始めての映画出演ですが、ギャラの多寡は気に掛けていません。皆さんに気に入ってもらえる演技ができるかどうかです。この映画は面 白いばかりでなく、考えさせられることが沢山あります。多くの人に 見て貰いたいですね。面 白いこと保証します。それに、先輩達の滑稽さも満喫できます。大いに楽しんで頂き、ヒットして欲しいですね。この映画を宜しく』と語った。

 最後に、ノート・チューンジム監督が締め括った。『映画「コン・ピーマ」(Man of Ma Year (03))を作った当時は、ある程度のところで満足していた。今回は、これまでの反省点を踏まえて、改善に努力した。テーマは 人々に多くのことを語り掛けている。私個人は、収益はあまり期待していない。以前より、罵倒が減ればと思っている(笑)』

 この映画は、3月3日より一般公開される。(04.3.2)

(注:プラナコーン・フィルム社のサイト http://www.phranakornfilm.com/ :元やくざの僧侶が未だに幽霊を信じる迷信深い村の寺院に派遣され、村民を合理的な考えをするように導こうとするが…)

2005年2月
ブラックコメディ映画「6IXTYNIN9」が、ハリウッドでリメーク

 ペンエーク・ラタナルアン(トム)監督の「6IXTYNIN9 シックスティナイン」(ルアン・タロック69)が、再び外国で脚光を浴びる。と言うのは、ハリウッドが関心を持ち脚本を買い、「リゾー・マグワイア・ムービ ー」(03)のジム・フォール監督により、リメークの準備がなされているのだ。このブラックコメディ映画「6IXTYNIN9 〜」の再度の成功と言える。

 ペンエーク監督は次のように語った。『ハリウッドの監督が、映画「6IXTYNIN9 〜」に関心を持ち、この脚本でリメークするなんて、唖然としている。脚本を書いていた時、そんなに遠くまで行くなんて思ってもいなか ったので。良いことだ、今後の仕事に意欲が沸いてくる。

 今、「Invisible Waves」 の題名の新しい映画の準備に掛かっている。近くクランクインする予定だ。これは恐怖映画だ。「6IXTYNIN9 〜」を観た人は、恐ろしさで心臓がドキドキしたろうが、新しい映画「Invisible Waves」は遥かに恐ろしいこと請け合いだ。感覚的な恐怖で、皆さんを引き付けるだろう。

 実際、私はこんな恐ろしい殺しの映画は作ったことはない。しかし、今や準備は万全だ。再び撮影にはクリストファー・ドイルが協力してくれる。もう躊躇することはない。脚本はプラープダー・ユン(クン)だ。大い に気に入ったのでファイブスター社のセン氏と相談し、協力し合うことになった。私にマス映画は作れないと言う人は、見ていてくれ!今や準備は最終段階で、タイ語の題名を考えている』(04.3.2)

(注:映画「6IXTYNIN9 シックスティナイン」は、日本では2000年12月に公開された)

2005年2月
2004年度芸能批評家連盟の映画大賞発表

 もう一つのタイ映画に対する賞である、2004年度第13回芸能批評家連盟の映画大賞が、2月16日発表授与された。会場は多くの俳優、監督、その他映画関係者で埋まった。  主な賞はスパナホン映画大賞とあまり変らず、9部門でノミネートされた「ホームローング」(The Overture)が作品賞、監督賞を含む5つの賞を攫った。そして、主演女優賞及び男優賞も「アイ・ファク」(I-fak)のピテ ィサック・ヤオワナーノン(テー)と「ザ・レター ジョットマーイ・ラック」(The Letter)のエン・トーンプラソムで、同じであった。 芸能批評家連盟映画大賞13部門の受賞者は下記の通 り:−

・ 作品賞:「ホームローング」(The Overture)
・ 監督賞:インティスントーン・ウィチャイラック <「ホームローング」(The Overture)
・ 主演男優賞:ピティサック・ヤオワナーノン <「アイ・ファク」(I-fak)
・ 主演女優賞:エン・トーンプラソム <「ザ・レター〜」(The Letter)
・ 助演男優賞:ポンパット・ワチラパンチョン <「ホームローング」(The Overture)
・ 助演女優賞:ジャルニー・ブンセーク <「ジェウ」(M.A.I.D)
・ 脚本賞:ソムキアット・ウィトゥラーニット <「アイ・ファク」(I-fak)
・ 撮影賞:チューチャート・ナンティタンナターダー <「タウィポップ」(Siamese Renaissance)
・ 編集賞:インティスントーン・ウィチャイラック <「ホームローング」(The Overture)
・ 音楽賞:チャーチャーイ・ポンプラパーパン他 <「ホームローング」(The Overture)
・ 美術賞:サクシリ・チャンサンスィー <「タウィポップ」(Siamese Renaissance)
・ 最高収益映画賞:「シャッター・ゴット・ティット・ウィヤーン」(The Shutter)
・ 名誉賞:プラチュアップ・リットヤームディー :「愛と妬み」(57)、「アジャタ王」(61)、
    
「ウマー妃の宝石」(70) 等の多くの作品に出演した名優

(05.2.21)

2005年2月
暗黒社会を描いた映画「スム・ムープーン」

 バンコク国際映画祭の閉幕映画「スム・ムープーン」(Hit Man File)の公式披露会が2月1日に行われ、出演者のサランユー・ウォンクラチャーン(トア)、ボンコット・コンマーライ(タック)、ピティサック・ヤオワ ナーノン(テー)、タニット・ジットヌクン(ピット)とサナームチット・バーンサパーン監督が舞台に上がり挨拶をした。

 スアティア(ちび虎)ことサナームチット監督は、この映画について『僕は軍部、警察とマフィアが癒着している社会の暗黒面 を描きたかった。そして、権力者に到る段階の詳細を表現した』と語った。更に、出演者に 関し『チャチャイ・プレーンパーニット、サランユー・ウォンクラチャーン、サンティスック・プロムシリそしてポンパット・ワチラバンチョンの4人に声を掛けたが、実際には3人に減らした。俳優の件に関しては、97年 に「サターン」を制作した当時、バンティット・リッタクン監督について監督の勉強をした頃から、よく話合をしてきた』と付け加えた。

  ピット(タニット・ジットヌクン)は冗談めかして『ギャラが良かったので出たのさ』と言うと、監督は『タック(ボンコット・コンマーライ)の夫の役だから出たのだ』と茶々を入れ、更に『愚鈍な演技ができる役者 が必要だったが、見つからなかった。すると、ピットがいるじゃないかと言う人がいた。それで、ピットに決めたのさ』と皮肉った。

 タック(ボンコット・コンマーライ)は、チャバーの役について『30歳を超えた女を演じました。子供もいるのです。顔はちょっとメークをすれば老けます。しかし、老け役は難しくて練習が必要でした』と言うと、監 督はマイクをひったくって『実際は、チャバーは40歳位の女なのだ』と言った。『30歳でも嫌なのに、40歳ですか』とタックに睨まれると、監督は『だけど、タックちゃんがやるので、30歳をちょっと出たところに変えた のさ』と続けた。

 最後にトア(サランユー・ウォンクラチャーン)は、この映画について。『次々にタイ映画が制作され計画も多い。俳優達は張り切っている。サナームチット監督は、彼独自のスタイルの映画を作った。監督らしさがは っきり出ている』と語った。(05.2.18)

(注:映画の公式サイト http://www.hitmanthemovie.com/ 2月3日より一般公開)

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