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タイ映画ニュース
siamzone.comに掲載されたタイ映画に関するニュースです。
Y.Tさんに翻訳していただきました。ありがとうございます!

2004年12月
ノーン、喜劇映画「コン・ホーム・キールアン」で狼男に

 どんな仕事にも全力でぶち当り、どんな役も巧みにこなす。その名を知らぬ 者はないコメディアンで司会者“ノーン・チャチャチャー”が、最新作「コン・ホーム・キールアン ナイ・クーン・ドゥアン・リアウ」( Werewolf in Bangkok)で、狼男フランクの役を演じている。

 フランクが我知らず狼男に変身する場面 で、ノーンは監督(ウィロート・トーンチウ)とスタッフに根性を見せつけた。この場面 について、ノーンは次のように語った。

 『頭が割れた話をしよう。もう治ったけどね。三日月の夜、俺が狼男に変身する場面 だ。ゴミ捨て場になっている細いソーイ(小路)でロケが行われた。本物の生ゴミとスタッフが用意したゴミもある。夜間の場面 で、強い風が吹いてくる。悪臭プンプン。臭いけど我慢しなければならない。

 三日月の夜になると、フランクは狼男に変身するが、自分の中で葛藤する。逆らおうとして自分自身と戦う。意識を呼び戻そうと、ペットボトルを掴んで頭を叩く。最初軽く叩いていたら、監督が嘘っぽいと言った。 監督とスタッフに気を使い、早く終らせたいと思い、ペットボトルなら怪我することはあるまいと、今度は本気で叩いた。我を忘れて、俺は叩きに叩いた。大きな音がした。

 監督からカットの声が掛かり、メーク係りが汗を拭きにきた。「オッホー、ノーン師匠頭が割れていますよ」その時はびっくりしたよ。スタッフも来て調べてくれたが、大したことはなかった。嘘っぽい演技は嫌だっ た。演技をやり直しましょう、怪我なんて平ちゃらですよ、俺は急いで監督に言った。監督は笑って、マイペンライ(大丈夫だ)、上出来だと言い、終了した。頭が割れるまで、懸命にやったんだ』

 この映画は、1月13日封切りの予定。(04.12.30)

2004年12月
チャチャイ、「ジョーム・カマンウェート」で囚人に

 RS Production社の次の作品であるホラー映画「ジョーム・カマンウェート」(Necromancer)に、実力派俳優のチャチャイ・プレーンパーニット(ノック)が、イメチェンして20年前の殺人事件に巻き込まれた元警察官 イッティの役を演じている。

 自分を、妖術師を監禁するため建造した特別監房に呪文を掛けられ拘禁された囚人のイメージに変えねばならず、最高に難しい役だった。そのために、身体、顔、髪の毛、口髭、顎鬚に細工しなければならなかった。 これまでの映画生活で最も大変だったと、チャチャイは語った。

 『ピヤパン・チューペット(トム)監督から渡された台本を読んで興味を持った。こんな役はやったことがないのでね。興味を持った個所は、人間の信用についてだ。監督が表現したい点でもあった。つまり、自分が語る ことと、ナレーターとして共演のトーム・タンディー氏の話は同じでない。観客はどちらを信用するかにある。

 演技については、ナレーションにより自身のキャラクターも変えて行った。正直言って複雑な物語だ。しかし、見終われば、観客はこの映画のテーマは何を語っているのか理解するだろう。多くのタイ映画とは、考え を異にする。そこが、僕がこの仕事を引受けた興味ある点だ。

 イッティの演技について。妖術を弄び過ぎて、習い性になり、言動が異常になった人物と解釈した。イッティは圧力を受け、拘禁される。彼は獄中であれこれ考え、徐々に変わって行く。

 特殊メークを多用した。これまでの撮影で最多と言っても良いだろう。鬘を被って風体を変えた。散髪もせずに、20年も監禁されていた人なのだ。顔つきはどうしたら良いかを考えた。

 この映画は変った映画だ。出演者は多くない。しかし、どのシーンも難しく、徹頭徹尾大変だった。「スリヨータイ」以来の難しい映画と言える。監督が要求した全てが非常に難しかった。話し方も変えた。異常な人 間は話し振りも違う。大きなしやがれ声に変えたが、不自然ではいけない。難しかった』(04.12.27) (注:映画の公式サイト http://www.necromancerthemovie.com/ :3月10日封切予定)

2004年12月
セーナーホイ、映画「ジェウ」でソムタム屋

 ラック(666)社の経営者となり手一杯仕事を抱えているキャティサック・ウドムナーク氏、つまり歌手のセーナーホイだが、GMM Tai HUBチームの映画「ジェウ」(M.A.I.D)のヨンユット・トーンコーントゥン(シ ン)監督からの要請で、ソムタム屋の役を引受けた。(注:ソムタムとは、青いパパイアの千切りに、小蝦や蟹と調味料を加え、すり鉢で混ぜ合わせたサラダ風の食べ物。道端の屋台で調理しながら売っている)セーナ ーホイは、この役につき次のように語った。

  『私は映画に出演したことは殆どないのだが、ヨンユット(監督)から要請があった。普通 は出演を承知する前に、脚本を読ませて貰うものだが、GMM Tai HUBチームなので、直ちに承知した。このチームの仕事振りを 知りたかったから。

  私は、「アタック・ナンバーハーフ」以来、ヨンユット・トーンコーントゥン監督のファンだ。そして「15カム・ドゥアン11」(Mekhong Full Moon)以来、チラ・マリクン監督のファンだ。そして、スタッフと俳優の 多くが、チュラー大マスコミ学部の私の後輩だ。例えば、ジムヤイ役のジム、そしてカレン人のメイドを演じるジップも。

 仕事をしてみて、彼らはとても素晴らしく、能力もある。一緒に仕事をして、監督や各部門のスタッフに感銘を受けた。お茶汲の係りさえレベルが高ぃ。喉が渇いたと言うと、即刻持ってきてくれる。撮影班の中で、言 葉遣いが気に触ったことはない。言葉は丁寧で、互いに尊敬し合っている。仕事のシステムもプロだ。

  私の役は、手さばき良く擂粉木をくるくる廻す格好いいソムタム売りだ。この擂粉木の扱いは、練習が必要だった。毎日、朝から晩まで練習した。指は擦れて血が滲んだ。練習では上手く出来るようになったが、本番で は何度も撮り直すことになり、滑らないよう手袋をはめた。当初、監督はイサーン弁を喋るように言った。しかし、イサーン弁を話さなければならなかったら、未だ撮影は終ってないだろう。標準語にしてもらい、これ で言葉や発音に気を使わずに済んだ。

  前から映画を作りたいと思っていたが、もう大丈夫だ(笑)。しかし、その前に勉強が必要だ。現在、タイ映画界は沢山の映画を生んでいる。良い映画も多い。しかし、本物を作ろうという意志のある人の作品であるべ きだ。単に映画を作りたいから作るのではなく。タイ人を騙してはいけない。熱心な人を失望させてはならない。そんなことをすれば、タイ映画に未来はない』

  映画「ジェウ」は、製作GMM Tai HUB社、監督ヨンユット・トーンコーントゥン、出演者にポーンティダー・ナ=ソンクラー(ベンツ)、ジャールパット・パタナシリ(ジップ)、ジャルニー・ブンセーク(メェオ)、 パナーサック・ラムパーン(ヌック)、ソムチャーイ・サクディクン(ソムレック)、ラッサミー・トーンシリプライ(ルークミー)他、そして招待出演にキャティサック・ウドムナート(セーナーホイ)、パワンラッ ト・ナークスリヤ(ミァウ)、ラートリー・ウィタワット(デーン)、そして映画「フェーン・チャン」の6人の監督。この映画「ジェウ」は、12月23日より一般 公開。(04.12.23)

(注:映画の公式サイト http://www.jaewmovie.com/ :4人のメイド達は、秘密指令を受けハイテク機器を与えられ、不正事件の捜査に当る。機器の使用法も分からぬ まま、手強い相手と闘うことになる…)

2004年12月
プラチャヤー監督、「トムヤムクン」にハイテク機器導入

 プラチャヤー・ピンケーオ監督は、ハリウッドの巨匠ジェームズ・キャメロン監督の大作映画の撮影振りに一目惚れし、「トムヤムクン」(Tom-Yum-Goong, Muay Thai Fighter)の撮影に使用するため、40インチのプ ラズマ・ディスプレーを含む映像信号送信機器4台を購入した。プラチャヤー監督は、この点につき次のように語った。

 『映画「マッハ」(Ong Bak)製作の頃、ジェームズ・キャメロンが「タイタニック」の撮影で使用したハイテク機器に関して既に知っていた。この映画の重要シーンであるジャックとローズの場面 で、キャメロン監督 は無線モニターを通して監督する方法を採った。カメラは船にあり、一方でジャックとローズを撮っている。監督は2人の俳優の後ろにいて監督している。こうして、この機器により仕事はとても順調に進んだ。彼は2 人の俳優を間近で監督し、彼の好む映像を得ることが出来た。

 価格が結構高いので、当時は買うことが出来なかった。今回の「トムヤムクン」は1.5億バーツの制作費を投じる大作映画なので、僕はこれらの機器を買う決心をした。そして、無線モニター、信号送信機、それに信 号変換機を全部で4セット、直ちに日本に発注した。操作の中心はモニターだ。機器の価格は合計20万バーツだった。

 これまではモニターを見る時、座ってなければならず、何処へも動くは出来なかった。しかし、今度は同時に4地点に分かれることだ出来る。つまり、ハンディな無線モニターを僕、アクション指導のパンナー・ルッ ティクライ、助監督、そして美術班とそれぞれの責任者が持つことができる。そして、約10万バーツで買った40インチのプラズマ・ディスプレーが、撮影班の中心にあり、仕事が迅速化する。武闘シーンの一寸した ミスを含め、仕事の細かい点も遺漏がなくなった。たとえバックになにかミスがあっても、直ちに修正することが出来る。

 無線モニターを見てから、更に鮮明で大型のプラズマ・ディスプレーを見られる。今日はトニー・ジャー(パノム・ジーラム)を間近に監督することが出来た。ハンディな無線モニターを通 して、好む映像が得られ た。能率が非常に上がり、投資に見合う価値があると思う。』(04.12.20)

(注:映画「トムヤムクン」は、4月2日封切り予定)

2004年12月
バンディット監督、ミュージック・ビデオの監督に復帰

 バンディット・トーンディー(オット)監督は、現在「マヌット・レックライ」(The Mystery Iron)を撮影中だが、僅かな時間を割いて映画「ウー・ルー」(Beautiful Wonderful Perfect)の楽しい主題歌“ランララー” のミュージック・ビデオの監督を引受けた。歌手はソムサック・テーチャラタナプラスート(シア・ジアン)氏の娘で、この映画に出演しているナワラット・テーチャラタナプラスート(グレース)。今回、ミュージッ ク・ビデオの監督に復帰したバンディット監督は、次のように語った。

 『実際、映画の監督をやる前、沢山のミュージック・ビデオの監督をした。それから何年にもなるが、サハモンコン・フィルムから、映画「ウー・ルー」のミュージック・ビデオの監督をやってくれないかと依頼があ り、僕は直ちに承諾した。と言うのは、子役達との仕事は面白そうだと思ったことと、もう一度ここに戻ってみたかったからだ。

 僕が監督したミュージック・ビデオの題名は「ランララー」で、グレースが歌うとても楽しい歌だ。誰でもが楽しめるようにしたかった。そこで、子供達に気に入られるように努めた。子供の純真さを表すようバック は白にした。ダウン症の子供だけでなく、子供達は皆社会の価値ある存在だ。鮮やかな色で大きなジクソーを造った。子供の世界は様々な鮮やかな色に満ちているから。

 この映画の子供達や俳優との仕事だが、そんなに問題はなかった。グレースとは「モン・プレーン・ルークトゥンFM」で仕事をしたことがあり、互いに気心が知れていた。ダウン症のアーミーちゃんとゴちゃんは、 恥かしがり屋なのと、言っていることがよく分からなかったので、ちょっと監督にてこずった。しかし、とても可愛くて意欲的だったので、仕事は順調に進んだ。スタッフや保護者達は、子供達が恥かしがらずに踊れる ようにと、カメラの後ろで踊ってリードしていたものだ。仕事はとても楽しく、いつも笑いに包まれていた』(04.12.20)

(注:映画「ウー・ルー」の公式サイト http://www.beautifulwonderfulperfect.com/ :1月6日封切の予定)

2004年12月
ゾンビ映画「クン・クラビー〜」の披露

 数々の賞を得た短編映画の監督タウィーワン・ワンターが、美しい口髭のプロデューサー・アンクルことアディレーク・ワットリラーから依頼を受けて、手掛けたホラー喜劇映画「クン・クラビー ヒーローOTOP」(Sars Wars)のマスコミ向け披露会が、去る12月14日開催された。

 先ず、ロックバンド“ケンタルート”(Cantaroot)が、この映画制作のきっかけとなった歌「クン・クラビー」とアルバム2 Vol.2 から「パリー」を歌った。次いで、映画でクンクラビーを演じたスパコーン・キット スワン(トック)が、自作の「ゾンビ」を歌い、作曲の才能を披露した。

 弟子が出て来たなら、師匠役のテープ・ポーガームも登場せざるを得ない。更に、女優陣のピンスダー・タンパイロ(ボーンルーン)とリーナー・クリステンセンも話をした。

 一番弟子のクン・クラビーについて訊かれ、テープは次のように答えた。『奴には懸かり合うなよ。とぼけていて、歌を作って歌わせられる。うまいこと歌にされ、聞くとなかなかうがっている。奴は俺に一緒に歌え と言うのだ。しかし、奴の歌は愉快だ。自分で作曲もするなんて、そんじょそこらの俳優とは違う。それに彼はとても意欲的だ。つられて、こちらも意欲が湧いてくる。映画を見て下さいよ。タイ人は洋画をよく見るけ れど、タイ人の才能も認めて欲しい。我々は常に前進している。タイ映画界をもっと支援して欲しい。我々タイ人は能力がある。タイは世界中に映画を売っている』

この映画「クン・クラビー ヒーローOTOP」は、12月16日より一般 公開。(04.12.16)

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