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タイ映画ニュース
siamzone.comに掲載されたタイ映画に関するニュースです。
Y.Tさんに翻訳していただきました。ありがとうございます!

2004年11月
大忙しのピムパン、更に3作品に出演

 初演映画「クーン・バープ・プロムピラーム」(Macabre Case of Prom Pi Ram)での卓越した演技で人々に広く顔が知られ、映画とドラマの両方で大忙しのピムピパン・チャラーヨ ンクップ(ピム)だが、これからの3作品について語ってくれた。

 『今はお仕事が沢山あります。ずっとサハモンコン社からお仕事を頂いています。来月クランクインする映画は3本あります。先ず、「プロジェクトX」、2番目が「ナーンファー・ルアット・レック」(鉄の血の天使)のサム ライの仕置き人でピート・トーンジェーさんと共演します。それから「コーリック・チェット・ヘン・ピー」で、母親役です。この3作品は互いに随分違いますが、私は違った役をやるのが好きです。何時も、同じような役では つまりません。

 この3作品、どれも勉強が必要です。各々の役のキャラクターを研究し、自分でイメージします。さもなければ、登場人物の感情が分かりませんから。

 映画とドラマの順番ですが、私はぶつからないよう努めています。問題が起こると困ります。演技にも差し支えます。3本もの映画に出ることですか。疲れることはありません。少々疲れても、最高の演技をしたいので、我慢 しますよ』(04.11.16)

2004年11月
喜劇映画「サカイ・ユナイテド」の監督と俳優へのインタビュー

 多くの映画にドラマに非凡な才能を見せてくれるソムチン・シースパーク(キング)監督の最新作映画「サカイ・ユナイテッド」(Sagai United)は、同監督の第7作である。この映画は俳優選びが実に大変だったようで、そ の辺の事情を監督に直接聞いてみた。

 『その通り。撮影は4ヶ月で済んだが、適役な俳優を見つけるまでが大変で、撮影と同じ期間(4ヶ月)を要した。サカイ族を求めて、先ず南部の数県にスタッフを派遣したが、駄 目ですごすご帰って来た(注:サカイはマ レー半島のジャングルに住む巻毛短躯の山地民族)。第2策として似た人を選ぼうと、ハジャイ市で出演者募集の広告を出したが、合格者はいなかった。最後に、全力を上げて学校に働きかけ1校当り2人を得ることが出来 た』

*この映画の監督への経緯は?
 『この映画のプロットはAvant社のもので、脚本をソムポップ・ウェートチャピパンに書かせた。会社から脚本を渡され読んでみて、興味を持ち、私好みのコメディ映画に仕上げた。ともかく、この映画により、サカイとはど んな人達か、どんな生活をしているかが分かり、これまで知らなかったことが勉強できる』

*共演の俳優は全て新人とか?
 『その通り、全員オーディションを経て採用した。但し、本物のサカイ族は一人だけ、映画の中での名前はクラチュー(ドムサック・シーターントー)だ。選抜に当り、先ずサッカーの基礎能力を見た。この映画はサッカー が中心だからだ。次に、演技で感情を上手く表現できるか。これは基礎的な資質だ。これらが身についている者を、採用しアクションと演技の訓練を施した。2ヶ月を要した。お互いに知り合うようワークショップを行なっ た』

*最も難しかった点は?
 『サッカーだな。私はサッカーを見ないので。良く理解するため、多くのゲームを見るよう努めた。もう一つ難しかったのは、11〜12人の俳優をどう監督するかだ。一つのフレームの中で、死角はないか、画面 構成をどうす るか。監督の仕事は俳優の魅力を引出すことだから』

*オフ・ポンパンを起用した理由は?
 『先ず、トリートメントを読んだ時、オフが思い浮かんだ。長身で、明暗両面 を持っている、真の俳優だ。重要なことは、彼は観客を惹きつける映画の目玉 になれる。この映画での彼の演技は魅力的だ。最高のはまり役と思 う』

*この映画の見所は?
 『サカイ・ユナイテッド・チームの魅力だ。試合中に、ごく自然に霊力を使うことが出来る。撮影が始まると、彼らは全員心からの演技をした。演技は自然で、見れば夢中になるだろう』

*この映画への期待度は?
 『損しなければいいよ。製作費は約1,500~1,600万バーツ、地方へ行かなければならなかったので。サカイ族村落の場面 には、かなり資金を要した。先ず元手を取って、そこそこの利益を(笑)。スポーツを取り入れた、この 手の映画は前から作りたいと思っていいた。ともかく見て下さい』  

監督の話を聞いて、サカイ・ユナイテッドの俳優達の話を聞かぬ わけには行かない。この映画への出演の感想を聞いてみた。彼等は一体となって、語ってくれた。

 『我々、初めて映画に出て興奮し、楽しかった。それぞれ顔は不細工だけど、映画に出られたのだ。演技を少し習い、アクティングとサッカーの訓練を受けた。

 4ヶ月一緒にいて、楽しかった。共に遊び、仕事をして、とても親しくなった。それぞれの役柄は各々にぴったりで、殆どなんも準備することはなかった。そのものずばりなので(笑)。それに、この仲間に本物のサカイ族 がいる。我々は彼から色々教えてもらった。我々のコンセプトは肌の黒い若者だ。僕は縮れ毛でサッカーが大好きだ。

 キング監督と我々のこの映画をよろしく。我々は意欲的に演技した。若者のグループが、社会に対し善悪両面 を与えていることから、この映画は生まれた。スポーツの面を考えると、スポーツへの情熱が、賭博行為と言う悪 い結果にも及ぶ。我々は情熱と信念を持ては何にでも勝利出来るのだ』

 映画「サカイ・ユナイテッド」は、12月2日より公開される。(04.11.10) (注:映画の公式サイト http://www.sagaiunited.com/

2004年11月
映画「トゥッケー・ピー」が映画館を恐怖の場に

 去る11月2日、マーノップ・ウドムデート監督のホラー映画「トゥッケー・ピー」(Lizard Woman)の披露会が行なわれた。出演者にピート・トーンジョー、ルンラウィ・ボリチンダークン、ソーピター・シーバーンクン、 アイシカー・タンシリターノン及びカーノ・サイトー。

 何時ものように、この映画もマーノップ監督が脚本も書いている。これまでにない幽霊映画を作りたかったので、ストーリーを考えるだけで半年以上を要したとのこと。

また、俳優の起用に関して、監督は次のように語った。『スタッフもキャストも100%トッケーを怖がっていた。主演女優のルンラウィの起用については、「マッハ」(Ong-Bak)で麻薬を食らわされた彼女を、またホラー映 画「タキアン」(Takien)の演技を見て、彼女ならトッケーを恐れずにやれると思ったからだ。しかし、見込みが外れたな。トッケーを触って毎回泣き叫んでいた。男優のピートについては、僕は彼の父親と親しい。しかし、 未だピートと仕事をしたことがない。製作者のソムサック・テーチャラタナプラスート氏に提案したら、いいだろうとのことだった。ピートではイメージが合わないと言う向きがあるが、僕の友人にヒッピー風の医者がいる よ』

ともかく、トッケ―が怖い俳優達が、生きたトッケーを相手に上手く演技出来たのだろうか。11月4日に封切りされたので、映画館でご覧あれ。(04.11.10)

(注:公式サイト http://www.lizardwomanmovie.com/ :トッケ―の悪霊の小説がベストセラーになった女流作家(ルンラウィ)は古い小箱を買い、それからトッケーの幻影に悩まされる。恋人の精神科医(ピート)が検査を勧 めるが、彼女は拒否する。そして、恐ろしいことが…)

2004年11月
ロマンティック・コメディ映画「コレステロール..ティラック」

 もう一つ近々封切りの映画がある。題名は「コレステロール..ティラック」(Cholesterol Love)。出演者にメーティニー・キンパーヨム(ルークケート)、ワチラ・ダンプラスート(エンディ)、チュティマー・エーウェ リー(キャンディ)及びプラードーン・シラコーウィット(トゥン)。

 制作費4千万バーツを投じた映画だが、製作者のデウィッド・ティアウは、この映画の製作を選択した理由は世界何処でも収益を上げられるテーマだからだと述べた。

 主演のルークケート・メーティニーが、映画出演の理由を語った。『挑戦的な役だからです。太った人を演じると言うだけではないのです。なにしろ150キロもあるのですよ。めったにない役です。また、エンディさんと 共演出来ると知り、是非出たいと思いました』

 セクシーな若手女優キャンディ・チュティマーは、ルークケートと共演の感想を語った。『ルークケート先輩はとても魅力があり、映画の中では子供みたいに無邪気です。共演出来てチョー嬉しいです』

 トゥン・プラードーンは、勢いよく言った。『皆さん映画を見て下さいね。めったにないロマンティック・コメディです。可愛いですよ。私の演技が気に入ったら、「Six ホック・ターイ・タム・ターイ」(Six)も、是非見 て下さいね』

 主演男優のエンディ・ワチラは『サイズは問題ではありません。映画をよろしくお願いします』と強調した。ルークケートも同様に『自分がハッピーなら、パーフェクトですよ』と言った。

 マイク・キンパーヨムも喜びを述べて、ルークケートに花束を贈った。

 この映画は、去る11月8日試写会が催されて、11月11日から一般 公開される。(04.11.10)

(注:留学から帰ったジェサダポーンは、異常に太った許婚のルークケートに驚き、他にガールフレンドを作る。一念発起してダイエットに励み、スリムになった彼女を見て、彼は撚りを戻そうとするが、拒絶される…)

2004年11月
映画「ジェウ」の4人のメイド役へのインタビュー

映画「ジェウ」(M.A.I.D)に出演した4人の若い女優達にインタビューする機会を持った。美しい主役のポーンチダー・ナ=ソンクラー(ベン)と愉快な仲間達ジャールパット・パトムシリ(ジップ)、ジャールニー・ブンセー ク(メーオ)及びパナーラック・ナ=ラムパーン(ヌック)が、この映画への出演に関して語ってくれた。

*この映画出演の経緯は?
 ベン:映画には暫く出ていませんでしたし。気に入ったのは、これまでやったことのない役だったのと良いプロダクションでしたから。私にはメイドの役はめったにない役と思います。連絡があって、直ぐお受けしました。
 ジップ:私の顔はCMに出ているので多くの人にお馴染みです。映画にも出でますが9秒も出てないですね(笑)。監督に招かれてテストを受けました。
 メーオ:顔馴染みの若い子から勧められ、5ヶ月程前にオーディションを受けました。私の性格が合格し、監督に呼ばれ、出演が決まりました。以前、私は監督助手をやってました。それから、「アタック・ナンバーハーフ」 に出演したこともあります。監督から、私の性格と顔は、この役のために生まれてきたようなものだと言われました(笑)。
 ヌック:私は以前子供のモデルでした。幾つかCMに出たことがあります。起用が決まって、他のキャストの方々を知った時、呆然としました。このお仕事が出来て幸運に思います。

*この映画での役は?
 ベン:ウェーオの役です。イサーン娘で自信家です。自分は最高に利口だと思っていますが、実は大馬鹿です。古臭いドラマが好きで、正義感が強い人です。よく妙な顔の表情をして、顔や目で演技します。多くの人が、ベ ンに出来るかしらと言っていました(笑)。
 ジップ:ジムヤイの役です。東北部ウボン県の出身で、キャラクターはクレィジーです。楽天家で勇気があります。私に似ていますね。しかし、私はジムヤイほど大胆ではありません。暴力を振るったりはしませんから。
 メーオ:チェウェミアの役です。カレン族(注:ミャンマー南部に住む少数民族、タイにも一部が住む)の娘です。ビルマ語みたいなカレン語を話します。向こう見ずで、アクションはオーバーです。村人の様子を窺うこと が好きです。口が達者で、言いたくはありませんが、私に似ていますね(笑)。
 ヌック:エーの役です。北部の娘で、静かでしとやかです。誰の言うことにも従い、きちんとやります。男性アレルギーですが、体を触りに来るような卑劣な男に対しては、人が変り金蹴りを食わせます。

*事前に何か準備をしましたか?
 ベン:特にありません。私の役は特に何もしませんから。役の解釈だけです。ただ、場面 によっては、少し下稽古をしました。
 ジップ:ワークショップに行きました。ジムヤイの役柄について話合いをしました。実際に私がこの人だったら、どうするか考えました。ジムヤイになり切るにはイサーン弁を話せなければなりません。母について発音を練 習しました。母はイサーン出身ですから。
 メーオ:場面毎に下稽古をしました。この映画では格闘をしなければなりません。アクションシーンの練習をしました。役を理解し、最高に感情を出し、自然な演技が出来るようしました。
 ヌック:私には、プロのお姉さん方と共演するため、身心両面で全てに準備が必要でした。カメラアングルの勉強もしました。何も知らないので、色々質問して、自然な演技が出来るよう努めました。

*ヨンユット監督と仕事をしてどうでしたか?
 ベン:監督とご一緒に仕事をして、心地良かったです。監督は妹に対するように話して下さいました。説明は分かり易く、「君なら出来る」とよく言われました。駄 目な時は、小さい声で注意して下さいました。
 ジップ:監督に選ばれて、あまり自信がないと言うと、自分を信用しないのかと言われました。監督に機会を頂き、嬉しかったです。監督とお仕事して、緊張は感じませんでした。
 メーオ:監督はユーモアのある方です。基本的に、先ず全力でやらせて、過重の場合は、減らして下さいました。従って、気持ちよく演技ができました。
 ヌック:ご一緒にお仕事をして楽しかったです。緊張しませんでした。こういう風にやれと言われ、出来るかやらせてみて、やるとOK。緊張せずに、気持ちよく出来ました。
 最後に、4人は口を揃えて、この映画は面白いですよ、是非見て下さいと言った。

 映画「ジェウ」は、「アタック・ナンバーハーフ1&2」(サトリー・レック1&2)のヨンユット・トーンコーントゥン(シン)の監督作品で、単なるメイドではないメイドの愉快な物語だ。12月23日より公開される。 (04.11.3)

2004年11月
映画「シー・ウイ」主演のトワンロンがタイ人クルーを賞賛

 10月26日、EGV メトロポリス劇場にて、2人の女性監督ニダー・スタット=ナ=アユタヤー(ダーオ)とブラニー・ラットチャイブン(ヌーレック)の映画「シー・ウイ」(Zee-Oui)のマスコミ向け披露会が催された。凶悪 犯のシー・ウイ役の中国人俳優トワン・ロン、そして主演女優のプレームシニー・ラタナソーパー(クリーム)が話をした。

 舞台はシー・ウイが村人に追い駆けられ掴まる場面に設えられていた。ドラマでかつてシー・ウイを演じたトゥートポーン・マノーパイブーンが、現れ真にせまって走って見せ、人々を驚かせた。そして、ジェニファー・キ ムが舞台に上がり「ヌアイ・ポー・レーオ」を歌い正式に会が始まった。

 今回シー・ウイを演じたトワン・ロンが、タイ人と初めて仕事をしたことについて語った。『タイの人達と仕事が出来て、とても嬉しく思っています。誰もが真のプロでした。まるで自分の家(中国)で仕事をしているよう に感じました。タイの監督と俳優と一緒に仕事をする機会を得たことは幸運でした。僕の人生の中で最高の期間でした。タイの人達は大好きです。愛らしく礼儀正しいですから。

 タイ人の仕事振りを賞賛するのは、例えばプーケットでの撮影の時です。僕は普通 より早目に行きました。午前3時頃です。未だ何にも用意出来てないと思っていましたが、行って見ると、なんと全ての準備が出来ていまし た。セットは全て設置されていましたし、全ての準備が完了していました。タイ人はなんて素晴らしいのかと感心しました。ここでは、誰もが仕事に意欲を持っています。

 最も恐れたことは、タイの人々が僕の仕事の結果を受入れてくれるか、自分をシー・ウイに見てくれるかということでした。何故なら、シー・ウイはタイ人に染み付いたキャラクターだからです。映画を見た人は古いシー・ ウイは忘れ、きっと新しいシー・ウイ像を得るでしょう。新しいシー・ウイの方を認めて下さいね(笑)。僕にシー・ウイの役を演じる機会を与えて下さったマッチング社に感謝申し上げます。社会には愛と理解が必要です。 これらを軽視しないで下さい』(04.11.3)

2004年11月
映画「Six 〜」で、レィとフーが大喧嘩

 ホラー映画「Six ホック・ターイ・ター・ターイ」(Six)の撮影で、サイヤサート(バラモンの妖術)が原因で、レィ・マクドーナルがワチラチャイ・サットピタック(フー)と殴り合いをした。レィは次のように語った。

 『この映画で僕は、短気で気が荒く、自分自身を確信している若い男カーンを演じました。実証されたもの、自分の目で見たものしか信じません。カーンの過激さにより、殴り合いとなり、グループ内で抗争が起こり、グル ープは2つに割れます。

 この場面は、サッカー場で喧嘩をします。カーンは3日も眠れません。何を聞いても耳に入らず、オーン(フー・ワチラチャイ)と抗争になります。2人は火と水です。オーンはサイヤサートを信じ研究するが、カーンは自 分の目で確かめたものしか信じません。そこで喧嘩となるのです。しかし、血飛沫が散るようなことはなく、血がにじみ出る程度です。この場面 の撮影に5〜6時間を要しました。色々なアングルから沢山のカットを撮ったか らです。広いグランドなので、蒸し暑いことはなく、楽しかったです。

 もう一つの場面では、自身の力を見せます。友達を助けるため、ドアをぶち破るのです。あるだけの力を出さねばなりません。本番の前、腕立て伏せをしました。監督は、なかなかやるわいと見ていたようです』

 映画「Six ホック・ターイ・ター・ターイ」は、ライト・ビヨン社の製作・配給で、監督はナソン・パナンカシリ、出演はインティラー・ジャルーンプラ(サーイ)、レィ・マクドーナル、ピパット・アピラックタナー(ト ップ)、ワチラチャイ・サットピタック(フー)、クルートクライ・アンソン、プラードーン・シラコーウィット(トゥン)及びチャーン・チョークカモンキット(チョーン)。11月18日より一般 公開。 (04.10.31)

2004年11月
映画「コレステロール...ティラック」で象娘に扮したルークケート

これまた珍奇なタイ映画だ。「コレステロール...ティラック」(Cholesterol Love)で、タイで最もセクシーなスター・モデルが、体重150キロの象のような娘に扮する。リアルに見せ ることは容易ではなかったろう。それを、スウェーデンの特種メーク・チームがやってのけた。10月23日、ラートプラオのセントラル・ソフィテル・ホテルにて、この映 画の記者会見が行なわれた。

映画に出演した3人、メーティニー・キンパヨーム(ルークケート)、ワチラ・タンプラスート(エンディ)そしてキャンディ・エーウーが、この映画について語った。主演女優のメーティニー(ルークケート)は、待ちか ねてマイクをひったくるようにして、象娘に扮した感想を喋った。

『太った人に変身するには、大変な我慢が必要でした。暑くて、息苦しくて、重くて。下の部分の肉襦袢は15キロもあり、お尻に取り付けられ締め付けられ痛くって。おまけに汗が出ると、痒く って。しかし、この私にとっての新しい役に耐えました。

この見慣れぬ自分の格好を見ると滑稽でした。太った人って、息苦しくないのでしょうか。何をしても慣れなくて、立ち上がるのさえ大変でした。太った人のメーキャップに、5時間近く掛かりました。終ると、約半時間は じっとしていました。急いで動き出すと、剥げ落ちて、またやらなくてはなりません。

撮影に入る前、私とスタッフは、三日間スウェーデンに行きました。顔のメーク、シリコンの肉襦袢の製作、そして太った人の衣服を仕立てるため体の計測のためです。このチームはプロです。つまり、私は完全に新しくな ったのです』

 主演男優のワチラ(エンディ)は、相手役のメーティニー(ルークケート)について語った。『ルークケートを初めて見た時、可愛くて背が高いなと思いました。しかし、肉襦袢を着けると一変しました。愉快でした。最初 に我々が遭うシーンは、パーティの場面です。彼女が走ってきて僕に抱きつきます。とても抱えきれませんよ(笑い)。このシーンは気に入っています。面 白かったです』

この(物凄く)太った女性と痩せた男の恋愛映画は、11月11日より一般 公開される。(04.10.31)

2004年11月
映画「ドゥ・ミア」のロケ、本妻と妾の壮絶な戦い

 10月25日、キッティコーン・リアウシリクン(リアウ)監督の映画「ドゥ・ミア」(ザ・妻)の撮影を見るため、東部海岸のサタヒップまで出向いた。この日は、メーティニー・キンパヨーム(ルークケート)、ナウワラッ ト・ユッタナン(ジック)、ペンパン・シリクン(ターイ)、アーパシリ・ニティポン(ウム)、マナットウィ・クリッターヌクーン(リウ)、ピムパカー・シアンソムブン(ムー)及びピヤダー・ペンジンダー(エー)が登 場する大掛かりな場面であった。

 それだけに、仕事は綿密に行なわれ、撮影は遅れ気味であった。本妻クン・ルイ(ジック・ナウワラット)が妾ジェーヤイ(ターイ・ペンパン)の車に爆弾を仕掛ける場面 。そして、本妻が妾側の一団にやられる場面で、妾 側のルークケート・メーティニー、ウム・アーパシリ、リウ・マナットウィが、本妻側のムー・ピムパカーとリウ・マナットウィを追い詰めて銃撃する。爆弾と拳銃の轟音が響く激しいアクション・シーンだった。

 この日、爆弾を仕掛ける場面の撮影に掛かる前、監督は女優達に何度もリハーサルをさせた。撮影はすんなり済んだが、スタッフは各人の安全を守るため大変だったようだ。爆発現場から1キロ離れたところに立っていたが、 爆発音は物凄く肝を潰した。

 爆発の場面が終り、休む間もなく次の場面の準備に掛かった。しかし、思いもかけず激しく雨が降り出し、スタッフは大慌てで物を取り込んだ。この休み間、キッティコーン監督に、インタビューする機会を得た。『この映 画のアイディアは僕自身のものだ。女性のアクションものを作りたかった。そして、女性達が争う原因は夫婦問題以外には見つからなかった。しかし、僕には女性の視点では作れない。男性の視点で作った。僕は男だから女性 より男性のことの方がよく理解出来る。男性は女性と何処違うかを、アクション映画にしたのだ。表現したい3つのテーマがあった。第一のテーマは、社会で実際に起こっていることだ。社会には男性より女性の方が多く、今 や女性は殆ど男性に引けを取らない。ともすれば女性が上位だ。第二は皮肉を込めたテーマだが、社会で実際にあることだ。夫が妾を持つことはしばしば普通 のことだ。ごく普通のこととして、妾を試しに持ってみる者もい る。第三は、男は皆が善人ではないことを表したかった。本妻と妾の話だが、拍手は片方の手だけでは鳴らない。そうだろう?男の視点で監督したのだ』

 雨が止むと、直ちに撮影の準備が始まった。妾側の3人が、本妻側の2人を襲って血だらけにする場面 だ。特種テクニックに誤作動がないよう、射撃のリハーサルが行なわれた。夕刻が近づき、太陽の光が失われない前に、 大急ぎで撮影が行なわれた。それは大変だった。しかし、確かな技能があった。今日の女優陣は、暑い気候と前触れもなく降り出した雨にも拘らず、皆爽やかに微笑し、不平も言わずふざけあっていた。おまけに撮影になると 1度でOKが出た。真の女優達だ。(04.10.31)

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