オムニバス幽霊映画「シー・プレーン」
昨今幽霊映画は数多いが、『シー・プレーン』(Phobia)は四つの短編よりなるオムニバス映画で、3人のホラー映画監督、即ち『シャッター・ゴットティット・ウィサーン』(The Shutter:04)及び『フェート』(Alone:07)のバンチョン・ピサンタナクーン(トーン)とパークプーム・ウォンプーム(オー)、『ボディ・ソップ#19』(Body:07)のパウィーン・プーリチットパンヤー(ゴルフ)、そしてホラー映画は初めてのベテラン監督ヨンユット・トーンコーントゥン(シン)の手になり、これまでのホラー映画とは趣を異にする。去る4月21日この映画の披露会が催され、ドーム&NOLOGOが歌う映画挿入歌“クルア”(恐怖)により開幕した。
ホラー映画では新人のシン監督は合作映画の難易について語った。「どんな映画でも難しいが、今回は幸運なことに、最初から撮影そして編集まで4人の監督が、一つになり互いに助け合うことが出来た。若い監督と共同作業する立場にあり、仕事の意欲は火と燃えた。僕は纏め役というところなのだが、実際には共同ティームの一員だった。彼等の能力、経験が新しいものを生み出した。僕は心を開き聞き役に回った。新らしい路線が見つかる兆しを感じた。」
トーン監督は映画の製作動機について語った。「自分はこれまで思いつくのは霊験、妖術、恐怖の3つのプレーン(分岐路)だった。しかし、それは4つに増えた。恐怖ばかりでなく、アクションも、コメディも、濃密なドラマもある4つの様式の幽霊映画なので、面白さと味わいが増加した」
次いで、オーと離れてトーンが単独で監督した恐怖に滑稽が混ざった『媒介者』(The Middle Man)のパートに出演している4人の若手男優ナッタポン・チャートポン(フローイ)、カンタパット・プームプーンパチャラスック(ボム)、ポンサトーン・ジョンウィラート(プアック)及びウィワット・コンラシー(チェーン)が話をした。フローイは皆を代表して「この『媒介人』の部をよろしく。我々4人にとり初めてのホラー映画だ。この映画は4つの幽霊話から成るが、それぞれスタイルが異なる。新しいトレンドの色々な幽霊映画を見たい人は、4月24日『シー・プレーン』を忘れずに」と話した。
ゴルフ監督の恐怖にアクションが混ざる『死の呪符』(Deadly Charm)には、ウィタワット・シンラムポーン(ボーン)、アピンヤー・サクンジャルーンスック(サーイパーン)、チョン・ワチャナーノン(チョンリー)及びチンダナイ・カノックシーターウォン(チン)が出演している。サーイパーンは「この『死の呪符』の部は若者の話です。他人をいじめて喜んでいる若者に、このパートを見て欲しい。教訓になる」と語った。
孤独の恐怖を描いた『寂しさ』(Loneliness)には、マニーラット・カムウアン(エー)が出演している。このパートのシン監督は「新味を出すよう努力した。他の3人の監督には経験がある。私は彼等にこれまで誰も見てないようなホラー映画を作って下さいと言われた。作ってみて、自分では気に入っている。観客にも喜ばれると思う。エーは終始一人での演技だ。これは見知らぬ人からのSMS(Short Message Service)の話だ。大変身近な話だ。この映画を見れば、誰でもSMSを受けたら疑うようになるだろう。これまでのエーの『プアン・サニット』(Dear Dakanda:05)やその他の作品を見た人は、この作品にはきっとサプライズだろう」と語った。これにエーが付け加えた。「幽霊が怖い人は、勇気を出して幽霊映画を見て下さい。『シー・プレーン』はどんな映画か試しに見て、恐怖に打ち勝って下さい」
最後に、チェーマーン・ブンヤサック(プローイ)が出ている『Last Fright』のオー監督が語った。「プローイが出演している224便の部は、奇妙な興味深いホラー映画だ。常時飛行機の中だ。飛行機は閉ざされた空間だ。どこへも逃げられない。恐怖に会っても、常に飛行を続ける。どんな恐怖かは映画を見て下さい」一方、プローイは「先ず、私を応援して下さるマスコミの皆様一人ひとりに御礼申し上げます。私の映画に関心のある方は、この映画を忘れずに見て下さい。私とオー監督は全力でやりました。『シャッター・ゴットティット・ウィサーン』、『フェート』、『ボディ・ソップ#19』が好きな人は、絶対に気に入りますよ」と語った。
トーンが4人の監督を代表して、この映画をよろしくと言った。「この『シー・プレーン』は、未だ誰も見たことがない映像、味わったことのない恐怖を表現しようとする視点から、我々が心を合わせて作った映画だ。他の映画と違うことを課題にした。同時に4つの話もそれぞれ異なる。4つの話は、様々な様式の娯楽がデザインされている。その娯楽には、恐怖も、興奮も、滑稽さも、プレッシャーも全てがある。皆さん見て下さい。決して損はありませんよ」
この映画『シー・プレーン』は、4月24日より一般公開される。(08.4.24)
(注:Loneliness:見知らぬ者からのメールに応じた孤独な女性の得た恐怖。Last Fright:航空機の中で死体と一人で直面する客室乗務員。Deadly Charm:面白半分に呪術に手を出した学生の報い。The Middle Man:森のキャンプで怪談をして興じる若者に幽霊が…の4話からなるオムニバス恐怖映画)
Star Entertainment Awards 2007
去る4月20日、サイアム・パラゴン5階のサヤームパーワライ映画劇場にて、芸能記者協会主催の2007年度Star Entertainment Awards が発表された。歌謡、映画、テレビの3部門のうち、映画部門の受賞者及び作品は次の通り:−
衣装デザイン賞:チャーチャーイ・チャイヨン <『チャイヤー』(Muay Thai Chaiya)
メーキャップ賞:シワコーン・スックサンカーン他 <『ボディ・ソップ#19』(Body)
音楽賞:キッティ・クルームニー <『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)
脚本賞:チューキアット・サックウィラクン <『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)
助演男優賞:ソンタヤー・チットマニー <『チャイヤー』(Muay Thai Chaiya)
助演女優賞:・チョーマーン・ブンヤサック <『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)
主演男優賞:アッカラー・アマートユクン <『チャイヤー』(Muay Thai Chaiya)
主演女優賞:シンチャイ・プレーンパーニット <『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)
監督賞:チューキアット・サックウィラクン <『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)
作品賞:『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)<サハモンコン・フィルム社
他の映画賞と同様に『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)が強力で、作品賞、監督賞、主演女優賞、助演女優賞、脚本賞及び音楽賞の6賞を獲得した。続く『チャイヤー』(Muay Thai Chaiya)はあまりヒットしなかったが、選考委員の注目を浴び、主演男優賞、助演男優賞及び衣装デザイン賞の3賞を得た。残る1つのメーキャップ賞は『ボディ・ソップ#19』(Body)のものになった。(08.4.22)
人間と幽霊が助け合う映画「プアン・カン・チャポ・ワンプラ」
去る4月8日、タラトーン・シリパンウォラポーン(サン)監督による人間と幽霊が協力して幽霊の友人を助けるナンセンス映画『プアン・カン・チャポ・ワンプラ』(I.C.U.:Ghost of Fine Arts)の披露会が催され、出演者のタナー・スティカモン(オイ)、ジェーンスダー・パーントー(ジェーン)、アンスマー・サパーラックパンヤー(ファーイ)、チャワリット・シーマンコンタム(チャオチャオ)そしてカチャーパー・タンジャルーン(マッダム)が顔を揃えた。
先ず、サン監督が語った。「これは喜劇映画だ、恐ろしい幽霊映画ではない。幽霊と人が助け合い、協力し合う。俳優はキャラクターにより選んだ。実際、マッダムが出てくれるとは思っていなかった。おしゃべりの幽霊の役のキャスティングに、思わしい人がいない。そこで、本人に当って幽霊の役だがやってくれるかと訊いた。オイについては『ピー・リアン・ルークトン』(Ghost Mother:07)で一緒に仕事をしたが、この映画はドラマで、実際の彼とはかなりかけ離れていた。実際の彼は愉快な人だ。今度の映画では彼のキャラクターのままだ」そして、最後に監督は言った。「4月10日を忘れずに。沢山のタイ映画がぶつかり合うが、是非この映画を見て下さいよ」
俳優では、主役のオイが口火を切った。「これは愉快な映画だ。見れば楽しくなる。クレイジーで、肩が凝らない。喜劇映画と言うより、見れば気分が良くなる映画だ。とにかく見て下さい」
共演のジェーンは「私の役は美術教師です。幽霊は見えませんが、常に事件に巻き込まれます。この映画に出る機会を得て嬉しいです。全編に出る初めての映画ですから」と語った。
お喋りの幽霊役で歯に衣着せぬDJのマッダムは映画の見所を語った。「新鮮さのある映画だ。自分の新鮮さ、映画が初出演の他の役者達の新鮮さ。それに、オイはこれまで沢山演技の仕事をしているが、こんな役の彼が見られるとは思わなかった」
相棒の幽霊役のチャオチャオが付け足した。「マッダムは見る価値がある。マッダムがどんな演技をするか見て欲しい。この映画はカフェのギャグ・コメディではない。筋のある楽しい映画だ。チャオチャオとマッダムの掛け合いに、マッダムの自然体の面白さが発揮される。これは気分の良い微笑みの映画だ。馬鹿笑いの映画ではない。善悪功罪の映画でもある」
ファーイは「楽しいナンセンスな映画です。ストレスの溜まっている人は見るといいですよ。気分がほぐれます。よろしくね」と言った。チャオチャオは「この映画をよろしく。多くの人はどんな幽霊映画なのだろう、怖いかなと思うだろうが、そんな幽霊ではない。コメディ・スタイルの幽霊だ。ナンセンスで見て何も残らないが、実に楽しい」そして、マッダムは短く「皆で誘い合わせ4月10日『プアン・カン・チャポ・ワンプラ』を見て下さいよ」
ジェーンは「ソンクラーンの休日することがなければ、映画を見るのがいいですよ。リラクッすします。私や多くの俳優達の初めての映画です」と、最後にオイが「休日することがなければ、タイ映画を見て欲しい。タイ映画を支援して、多くの新人俳優達を勇気づけて欲しい」と語った。
この映画『プアン・カン・チャポ・ワンプラ』は4月10日一般公開される。(08.4.10)
(注:映画の公式サイト http://www.puengunmovie.com/ :怖がりだが幽霊が見える美術教師、学校に出る幽霊と組んで、女性の幽霊を助ける...)
可愛い小坊主の映画「オラハン・サマー」
子供も大人も鑑賞できるもう一つの夏休み映画『オラハン・サマー』(Orahan Summer)は、『ホック・ターイター・ターイ』(Six:04)のパワット・パナンカシリ(マイ)がカムバックして監督したコメディ・ドラマ映画で、去る4月6日SFワールドシネマ劇場にて披露会が催された。
先ず、タムマ・デリバリー番組で有名なプラマハー・ソムポーン説教師の話から始まった。「CMを見て、多くの人がこの映画に私が出ていると思っているようで、先生はどの場面に出ているのかと訊かれる。しかし、どの場面にも出ていない。試写を見せて貰い、僧の映画、沙弥の映画だと感じた。現在。僧と沙弥の数は合計で20万人を切り減少してきている。誰もが中学・高校へ行くようなった為で、出家する者が減っている。この映画を見て、私に力が湧いてきた。私自身も暑季に得度した。出家して有益だったし、多くの考えを得た」
慶福の行事の後、トゥンAF3ことタチャポン・チョムドワン(トゥン)扮する先輩僧バイブンに率いられて、パドラデート・カマラーサイクン(セーフ)、クリサコーン・サップサグアン(ドーナツ)、パティパーン・カマラーサイクン(ウェフ)、サイタワット・コンミースック(ニウ)、チョートパット・チャイラット(ウィン)等の小坊主達は勿論、チャーイナン・マノーマイサンティパープ(エム)、アルン・パーウィロー(スモートゥイ)、そして笑みを絶やさぬ子役のヒロイン、カチャナターニヤー・シーロートワタナ(キティ)が登場した。
先ず監督が話した。「この映画はこの夏季休暇中の家族の為の映画だ。青少年の為になるし、それでいて楽しい。この映画が仏教の普及の一翼になって欲しい。現代の青少年が、仏法は楽しいものだと理解して関心を持って貰いたい。仏法は決して難しいものではない」
トゥンは「現代のタイ社会はテクノロジーが仏教にも及んでいる。そこで、この映画を見て欲しい。そして、挿入歌“サッター”(信仰)を聞けばきっと仏教への信仰心が湧いてくる」と、ヒロイン役のエムは「子供達を連れて映画を見て下さい。仏教の出家に関する考えが得られます。子供達がもっと宗教に近づいて欲しいですね」と語った。
そして、トゥンと子役達が映画挿入歌“サッター”(信仰)を合唱する特別ショーがあった。この映画『オラハン・サマー』は4月10日より一般公開される。(08.4.10)
(注:映画の公式サイト http://www.orahunmovie.com/ :荒れる子供達、親は結束して悪餓鬼どもを夏休みの間出家さす。寺の先輩僧のパイブンはこの小坊主の修行を監督する。そして、25年後…)
ソンクラーン祭の楽しい映画「クー・クアン・ポアンメーサー」
ソンクラーン祭(タイ正月)を歓迎し、4月2日喜劇映画『クー・クアン・ポアンメーサー』(Koo Kuan Puan Maesa)の披露会が催された。監督はノート・ジュニアことウォラウィット・ポーンインシー、主な出演者にサンティ・ウィーラブンチャイ(ステファーン)、ゴティ・アーラームボーイ、アチタ・タナーサートタナン(イム)、そしてピムニパー・チッタティラロート(ゲームブム)。
映画初出演でヒーロー役のステファーンは次のように語った。「初めての映画だ。この映画に出る決心をしたのは、ノート・チューンジム氏の息子が監督だと知ったからだ。一緒に仕事をやってみたかった。年令も殆ど一緒だし。ゴティとも一緒にやりたかった。プロットを読み面白かった。それに、ソンクラーン祭が好きだ。僕が髪を整えなくともいい初めての仕事だ。全身ずぶ濡れになるのだから」(笑)。
ステファーンの親友役の売れっ子のコメディアン・ゴティは「バンウンの役だ。金持ちで男前のホテル支配人のヒーローと親友だ。僕もいい男だが(笑)。事件が起こり、彼は僕を頼りにする。この映画は、金持ちであっても、目下の者の助けを借りることもあることを教えてくれる」と語った。
もう一人忘れてならない役どころのイムは「映画の中で、芸能界で歌手とか女優になりたくて、ソンクラーン祭の日のオーディションに出ます。事件が起こって、ステファーンとゴティに会います。この映画では、そんなに滑稽な役ではなく、美しく常に友達に温かみを与えます」と語った。
新人でヒロイン役のゲームブムは次のように語った。「パーの役です。ステファーンさんの恋人で、物語の進行役です。自分に振向いてもらうよう、自分は結婚すると彼に嘘を言います。この映画では只一人ずぶ濡れにならない人です」
親の血を引いた有能な監督は次のように語った。「実は、この話は僕が大分前に書いた。昔、僕は旅行好きで、友達とヒッチハイクしたものだ。そして、段々と変わってきて、友情に関する話を書いてみた。2人の登場人物にストーリーを語らせた。それがこの映画になった。ヒーロー役は、大勢の中から見た目が格好良くて気の弱そうな感じの者を探した。ステファーンと話して決めた。彼は有能だ。
ゴティを起用したのは、一人で様々なものを持っているからだ。楽しくて、暖かくて、また哀愁もある。比べたら、ステファーンはドラマで、ゴティはコメディだ。また、ある場合はその逆だ」
最後に、監督は「初めて一人で監督した作品だ。もし、この男の将来を見たいと言うなら、次にはもっと良い映画を作って自己の能力を伸ばして見せよう。最初の映画を見て良否の感想を持った人は、この映画の方が良いと感じるだろう。更に、次の映画の方をもっと良くしよう」と語った。
この映画『クー・クアン・ポアンメーサー』は、4月10日より一般公開される。(08.4.7)
(注:北のチェンマイから南のクラビへ結婚式に出席するため出掛けるが、車が故障しやむなくおんぼろバスをチャーターする。道中トラブルの連続…)
映画「ピットタームヤイ〜」の祝賀会での蒼井そら
去る3月26日、ソンヨット・スックマークアナン(ヤン)監督の青春映画『ピットタームヤイ...ホアチャイ・ワーウン』(Hormones)の成功を記念した祝賀会が、“It’s So Hotピットターム忽ち...8千万に”と銘打って催された。
先ず、タイ富士フィルム社のカーンシリ・チュタマート映画フィルム課長より、映画のスタッフ、監督、そしてチャーリー・トライラット(ネック)、シラチャット・チアンターウォン(マイケル)、フォーカス・チラクン、チュティマー・ティパナート(ターイ)、ラッチュー・スラチャラット(ワーン)、チャンタウィット・タナセーリー(トゥー)、アンスマリン・シラパトラサックメーター(ペート)、タニヤー・アマリットチョート(チュック)及び日本の女優・蒼井そら等の俳優に賞が送られた。
蒼井そらは、帽子を被りホットパンツにTシャツのいでたちで、満面の笑みを湛えて挨拶した。「この映画を見るために日本から来ました。本当は封切りの日に来たかったのですが、お仕事がつまっていました。監督さんからお誘いがあり、お仕事も片付いたので、タイに見に来て見ることが出来ました」。見てどうだったかと聞かれて「気に入りました。見始めは気軽な映画と思いましたが、悲しい場面もあり引き込まれました。見終わって恋は我々を大きくさせると感じました。我々は前進しなければなりません」と答えた。
更に、ヒーロー役のトゥーはどうだったかと聞かれ、彼女は「大好きです。とても可愛いし」と短く答えた。そらの出演がこの映画の成功の一因と思うかとの問いには「そうは思いません。私は登場人物、人気のある俳優陣、そして監督さんが、成功の原因と考えます」と答えた。
タイのスタッフとの仕事については「最高でした。最初はとても不安でした。タイの方のお仕事の雰囲気がどうなのか知りませんでしたから。しかし、一緒にお仕事をやってみると、誰もがとても親切でした。言葉も仕事の上で問題になりませんでした。深く感銘しました。本当に最高のスタッフでした」と、最も印象的なシーンはと聞かれ、「最も印象に残るのは、フルムーン・パーティのシーンです。大勢の人が集まり、楽しかったです。このシーンで映画は終ります。クルーとのパーティも最高に楽しかったです。日本にはないスタイルなので、大いに気に入りました」とそらは答えた。
最後の質問になった。タイ人はそらの可愛さが心から好きだがどう思うかに対し、彼女は涙を浮かべ、少し声を震わせて答えた。「感激です。タイに私を愛して下さるファンがいるとは思ってもいませんでした。興奮します。嬉しいです。勇気を与えて下さった皆様に感謝します。またタイの方々とお仕事をしたいです」そして、最後にそらはタイ語で「ピットタームヤイ...ホアチャイ・ワーウン」と言い、サワッディーと手を振った。この後、夏季休暇の青春映画の収益8千万バーツを祝して、皆で写真を撮った。(08.4.7)
(注:この時の様子を伝える蒼井そらのブログ(3月29日付) http://blog.livedoor.jp/aoi_sola/ )
アニメ映画になった怪談「ナーク」
プラカノーンの怪談が今度は3次元アニメ映画『ナーク』(Nak)となり、去る4月1日に披露会が催された。映画挿入歌の“ルークメェ”と“ラオ”が歌われ、次いでナークに再び息を吹き込んだナッタポン・ラタナチョークシリクーン(トゥー)監督とプラチャヤー・ピンケーオとボーイ・コーリヤポンの2人のプロデューサーが話をした。
トゥー監督はアニメ映画の難しさについて語った。「最も難しいかった点は、私の初めての映画だということだ。何事も新しかった。『ナーク』は時代を超えたタイのアニメだ。3Dという新時代のテクニックを使ったが、絵は昔見たディズニー映画の様にした」
プロデューサーのプラチャヤーは製作動機について語った。「僕も漫画が好きだ。ある日ボーイ氏に会い話をする機会を得た。ボーイ氏の作品は僕が作りたいものと一致すると感じた。以前見た漫画のキャラクターはとても可愛かった。このスタッフに映画作品を作ってもらいたいと思った。僕は商売抜きで協力した。スタッフの力量を見たかったから。タイの漫画の製作は、漫画を愛する心がなければ出来ない。何故なら、我々には多額の資金も、十分なスタッフも、長い経験を持ったエキスパートもいない。皆、愛する心を持つ若者だ。外国のアニメに比べるとスタッフも少ない」と語った。
もう一人のボーイはタイの漫画と外国の漫画の比較につき感想を述べた。「外国のアニメと比べるなら、タイの漫画は大人と競争する僕の小さな娘のようなものだ。時間と機会を得て大きくなり、潜在能力が開発されれば、競争出来るようになるだろうが、未だ競争出来る点まで達していない。もう少し時間が必要だ」
トゥー監督は「とても誇りに感じる。3年余スタッフの一人ひとりが百パーセント以上を注力した。この映画から沢山の経験を得た。我々のスタッフにとり貴重な経験だ。我々の第一歩だが、これが二歩、三歩、四歩と将来に続く」と語った。
プラチャヤーが締め括った。「ついに今日の日が来た。タイ人が漫画映画を作れるかという疑念は晴れた。漫画を愛する心、国を愛する心で見て頂きたい。タイの漫画作品に声援を送って頂きたい」
次に、漫画のキャラクターに命を吹き込んだ声優達、ナークの声のサシカーン・アピチャートウォラシン(エ)、ティの声のアンヤーリット・ピタックディクン(ケット)、ゲームの声のナウワラット・テーチャラタナプラスート(グレース)そして声の監督のナンタナー・ブンロン(エーン)が登場して話をした。
エーンは声優達の起用について語った。「登場人物のキャラクターは強烈だ。エは美人でセクシー声も良い。そこでナークに決めた。ゲームとティの声は、グレースとケットに。2人はアニメ映画『カーン・クルアイ』(Khan Kruay:06)で一緒に仕事をして十分使えた。それに2人は姉弟のように仲が良いので上手くやれると思った。キアウの声のマムさん(ペッターイ・ウオンカムラオ)については、キアウの顔を見て、即座にマムさんに決めた。彼の話し方が面白いから」
最後にエからこの映画をよろしくと話があった。「これはタイ人のアニメです。タイの怪談を取り上げて可愛い作品に仕上げました。これまでのどのバージョンのナークとも違います。私自身、声を入れていて不思議な気持ちでした。見ればタイ人の只ならぬ技量を知ることが出来ます」
このアニメ映画『ナーク』は4月3日に一般公開される。(08.4.3)
(注:映画の公式サイトhttp://www.nakmovie.com/:映画『ナンナーク』(01)の村民を震え上がらす恐ろしい幽霊ではなく、このアニメのナークは世界を征服しようとする邪悪な幽霊と戦い村民を守る)
更に恐ろしさを増した映画「ローンコーン2」
去る4月2日、蒸暑い月の到来を迎え、ホラー映画『ローンコーン2』(Art of Devil 3)の披露会が催された。監督は第1部と同じく、パーシット・ブーラナチャン、アット・タムトラクーン、イサラー・ナーディから成るローニン・ティーム。
監督グループは「この『ローンコーン2』は、第1部の『ローンコーン1』(Art of Devil 2:05)に至るまでの物語だ。パノー先生、タ及びそれぞれがどのように関係して来たのか経緯が分かる。我々は様々な登場人物で面白く作ったが、凶悪さは増している」と語った。
出演者に、主役のマノー先生役のナパカパパー・ナークプラシット(マミー)、共演にスパコーン・キットサワン(トック)、ナモー・トーンカムヌート及び歌手で映画初出演のキャロリーン・スパーラック・ニーマヨーティン(Kal)。
そのKalは次のように語った。「歌手から初めての映画です。私はペンと言う名の田舎の看護婦の役です。とても難しい役でした」
出演で映画に重厚さを加えたトックは「僕はディップ軍曹を演じる。年令は50を超えているが、30位にしか見えない。体内に霊力を秘めているからだ。呪術を使う達人だ。三つ目の悪魔を探してマノー先生に会う」と語った。一方、初編に引き続き出演するナモー青年は、自分は前作通りタの役でストーリーの始まりを全て明らかにすると語った。
この映画で重要な役をやるマミーは次のように語った。「前作と同様にマノー先生の役です。三つ目の悪霊がマノー先生にとり憑きます。それから、パウィナー・チャーリパッサクンがドアン姉さんをやります。従って、皆が期待している恐ろしいシーンに凄みが出ます。だけど、ほどほどですよ。しかし、見ればどんどん引き込まれて行くこと保証します」
更に、マミーは、映画にリアルさを出すために、カンボディアに行き、呪文の唱え方、霊の憑依、体内に入り込む儀式を学び、帰って来て憑かれたように毎日呪文を唱える練習をしていたと語った。
最後に監督が「この映画に全力を投じたことに満足している。そして、多くの人が見て気に入ってくれれば満足は更に増大するだろう」と語った。
この映画『ローンコーン2』は4月3日より一般公開される。(08.4.3)
(注:映画の公式サイト http://www.longkhong2.com/index_th.asp :田舎の女教師のマノー先生は美人でセクシーだけに、黒魔術で彼女を篭絡しようとする男まで現れ、先生は妖術師を殺してしまう。そして、先生は三つ目の悪魔にとり憑かれる...)
幼稚園児の綱引き大会の映画「ドリーム・ティーム」
去る3月31日、全国幼稚園綱引き大会に出場を目指す子供達の可愛い映画『ドリーム・ティーム』(Dream Team)の披露会が催された。監督はキッティコーン・リアウシリクン(リアウ)、そして5才の子役10人が、キアット・キッジャルーン(キック)、サコンラット・ウォラウライ(フォー)、ナウワラット・ユックタナン(チック)、コムサン・ナンタチット、アマリン・ニテイポン(アム)そしてニュースキャスターとしてお馴染みのエーカラート・ゲンツックターンと言った大人の俳優達と競演する。
映画挿入歌“チェア”と共に、幼稚園児の小さなチェアリーダーの演技と選手のパレードで始まった。そして、リアウ監督が幼児のスポーツ大会の映画を作った理由を語った。「見たかったから作った。実際、我が国ではこうした小さな子供に関する映画はなかった。子供達との仕事は、彼等を押さえつけないのがテクニックだ。言った通りには動かないので、自然にやらせた」
チャネル3のスポーツニュースキャスター、エーカラートは映画初出演について語った。「初めての映画だが緊張は感じなかった。子供達との演技は楽しかった。家族向きの映画だ。子供好きの人は、きっとこの映画が好きになるだろう。普通のタイ映画には子供は1−2人程しか出ないが、これには集団で出てくる。見て決して失望はしない」
同じく映画初出演の若い女性歌手フォーは子供達について語った。「初めての映画です。おまけに子供達とも出会えました。楽しかったです。ニコニコです。家に帰ってからも声を立てて笑っていました。初めての映画は怖かったですが、監督は自然にやらせて下さいました。映画はやってみたいお仕事でしたが、未だ慣れていません。しかし、追々腕が上って行くと思います」
大人の俳優のお喋り後、子役が出てきて紹介された。サンパワット・スラクリヤンサック(チェーン)、クリサダー・チャナパイジャルーンスック(カービウ)、タナポン・ブンジャルーンスック(ティティ)、タナタット・コワンサワイタム(ペ)、タナコーン・メーターウッティキーラティ(セント)、チェサダーポーン・ブンソーン(チェース)、アッチャリヤ・ウッパカーン(サターン)、プーリ・シーラサート(プーム)、スパチョーク・ラットウォラポン(ラッチャリー)、但しパチャラコン・タナパタナークン(ジュイ)は病気のため欠席。
紹介が終ると大人の俳優が、子供達の武勇伝を語った。先ず、カービウは撮影中もいつも跳ね回っていて、可愛いお遊戯を披露してくれたそうだ。チェーンも負けていない、食べ過ぎてうんこを洩らしたとか。フォーは、撮影の合間は寝た振りをしていた、さもないと子供達が殺到してくるのでと語った。
最後にチックは「この映画は可愛いだけでない。真実性もある。悲しみも潜んでいる。人生そのものだ。笑いだけではない。見て失望しないこと保証する。『メーナロック・ムアイヨックロー』(Bus Lane:07)は8千バーツ以上稼いだが、この映画はそれを超えること確実だ」と語った。
この映画は4月3日に一般公開される。(08.4.3)
(注:映画の公式サイト http://www.dreamteamthemovie.com/ :幼稚園児のティームが、様々なトラブルを乗り越えて全国綱引き大会を目指す...)
