幽霊から逃げ回る喜劇映画「バーン・ピープープ」
去る3月25日ラートプラオ・シネマシティFSX映画劇場にて、ポンチャユット・シリスックウォンサー(チャーイ)監督の幽霊から逃げ回る喜劇映画『バーン・ピープープ』(Ban Phee Perp)の披露会が催され、ヒロイン役のジョーイ・チュアンチューンがバーン・ピープープの村民を引連れて登場した。
ジョーイは「私の初めての映画です。ヒロイン役をやらないかと連絡があったので、ギャラの多寡に拘らず出る気になりました。もし私が駄目なら映画は出来ないと言うのです。私がそんなに重要だとのことです。しかし、よくよく聞いてみると、幽霊のヒロインなのです(笑)。しかし、可愛くて着飾った幽霊です。後で牙や爪をはめますが。この幽霊は変っています。姿を消すことが出来て、ある面では美しく、村民に騙されて、ある面で哀れです」と話した。
幽霊から逃げ回るゴティ・アラームボーイ、チャトゥロン・モックジョック、ドーム・チュアンチューン、ステープ・シーサイそしてトアレ・チューンジムと言った連中が話に加わった。ドームは「僕はジン村長で巡査の役だ」と言った。一方、アチタ・シックカマナ(イム)とソムチャーイ・サートゥタム(ジップ)のカップルは、学生でこの村にやって来て、様々な事件に遭う。
チャトゥロンは自分の役について「好色家だ、子供と妻が沢山いて問題を起す。ジョーイとのラブシーンもある」と話した。監督はこの喜劇作品について「この映画は、コメディアンを集めるまでが大変だった。誰もが売れっ子なので。そして、スタッフの各人に感謝する。この作品をつくる機会を与えてくれた会社幹部の方々に感謝する」と語った。
この他にスパッサラー・ルアンウォン(サーイ)、アノンナート・ペッダム(ターン)そしてアティルット・シンアムポン(ナット)と言った新進コメディアンも登場する。この映画『バーン・ピープープ』は、3月27日より一般公開される。(08.3.27)
(注:静かな村の女祈祷師が、禁を破ったため吸血幽霊になり、村人を次々に襲う。村民は幽霊を退治してくれる人を募集する・・・)
映画「Happy Birthday」で頭髪を剃るヘム
映画『Me…Myself コーハイ・ラック・チョン・ジャルーン』(07)のポンパン・ワチラバンチョン(オフ)監督、そしてアナンダー・エーウェーリンヘームとチャーイナン・マノーマイサンティパープ(ヘム)のカップルが新作映画『Happy Birthday』で再び顔を合わせる。多くの人は、ヘムはオフ監督の意中の主演女優と思っているだろうが、ヘムはそれを否定した。「違います。オフ監督の主演女優は沢山います。しかし、監督と再びお仕事が出来てとても嬉しいです。スタッフも殆ど前と同じです。再び戻ってこられて心が和みます。監督も前通り素敵ですし」
今度の役が前の映画の役の繰り返しになる不安はないかとの問いに対しては「不安です。そうならないようクルーも私も努力しています。演技を研究し役柄を理解しました。相手役のアナンダーもムードを変えています」と答えた。
また、エムはこの映画で髪を剃らねばならないが、その感想を次のように語った。「最初から監督に、今度の役では髪を剃らなければならないと言われていました。リアルさを出すにはやらなければなりません。物語の半分の撮影が済んだところです。事故のため、もう直ぐ髪を切らなくてはなりません。恐らく来月(4月)には。しかし、剃る前に先ず少しずつ髪を短くしてゆきます。逆順に撮影するためです。もう避けられません。覚悟は出来ています。髪は直ぐに伸びますよ。深く考えないようしています。その後は短髪にするか、鬘を付けます」(08.3.27)
青春映画「ピットタームヤイ〜」の披露会
3月11日SFワールドシネマ劇場にて、童顔のソンユット・スックマークアナン(ヤン)監督の4話4味の青春映画『ピットタームヤイ ホアチャイ・ワーウン』(Hormones)の披露会が催された。
司会者から紹介されたヤン監督は、次のように語った。「これは4つの愛の話からなる青春映画だ。各編の終りを語らぬまま編集して一つの大きな話に変えた。中学生の恋の争いの話、次が最終学年の大学生の浮気の話、そして大学新入生の片思いの話、最後が高校生の高望みの恋の話だ」
美少女アンスマリン・シラパトラサックメーター(ペート)を奪い合う2人の親友チャーリー・トライラット(ネック)とシラチャット・チアンターウォン(マイケル)が話をした。2人は映画では北タイ方言を話さなければならず、短い会話でも大変だったが、先生がいて教えて下さったと語った。一方ペートは「初め2人は生意気な若者だと思っていましたが、お仕事をやるにつれ2人とも可愛く思えて、緊張せずにお仕事が出来ました」と語った。
浮気の話のカップルは新人のタニヤー・アマリットチョート(チュック)とチャンタウィット・タナセーリー(トゥー)で、日本娘アオイに扮する蒼井そらが浮気の原因となる。司会者にこれは自分の経験がと尋ねられたヤン監督は「僕はいつも片思いの段階で、浮気の機会もない。これは百戦錬磨のトゥーに聞いてくれ、僕は実体験のある俳優を選んだのだから」と答え、それに対しトゥーは「僕はそんなことない」と反論した。
片思いの恋の話は、チュティマー・ティパナート(ターイ)とラッチュー・スラチャラット(ワーン)が演じる。この話について監督は「友人がひそかに友人に恋する話だ。脚本を書いていて、どこか『プアンサニット』(Dear Dakanda:05)に似てはしないかと心配になって来た。そこで、この映画のジョーのキャラクターを発展させてカイヨーイとは違えた。片思いの行動が違う。どの様にかは、映画を見て頂きたい」と語った。
最後は、高望みの恋の話のフォーカス・チラクンが、この映画の挿入歌の一つ“ロー・トゥー・ハンマー”(あなたが振り返るまで待つ)を歌った。映画でフォーカスは歌手の熱烈ファンを演じる。コンサートに行って、彼の言葉がもっと分かるようにと中国語を習いに行く程だ。この高望みの恋は叶うのか、映画を見に行って応援されたい。
この映画『ピットタームヤイ ホアチャイ・ワーウン』は、3月20日より一般公開される。(08.3.13)
(注:映画の公式サイト http://www.pidtermyai.com/ :ピットタームヤイとは夏季休暇のこと。タイの夏季休暇(3月中旬~5月中旬)に合わせ公開される、休暇中の若者の恋の物語)
オムニバス幽霊映画「シー・プレーン」
チョーマーン・ブンヤサック(プローイ)は、4人の監督、ヨンユット・トーンコーントゥン(シン)、バンチョン・ピサンタナクーン(トーン)、パークプーム・ウィンプーム(オー)、パウィーン・プーリジットパンヤー(ゴルフ)、による4人の幽霊4つの味の映画『シー・プレーン』への出演の喜びを表明した。プローイは、お気に入りのパークプーム(オー)監督の “Last Flight” の部に出て、エアラインの客室乗務員の役をやっている。この点につき彼女は次のように語った。
「オー監督から連絡があり、台本を読み興味を持ちました。プロダクションは制作費を注ぎ込み、本物の航空機のセットを組みました。私の役はエアホステスです。とても難しかったです。たった一人で死人と演技をしなくてはならないのです。脅えた状態を出すのにイマジネーションが必要でした。
更に重要なことは、つまり『シャッター〜』(The Shutter :04)や『フェート』(Alone:07)で受賞歴のある監督のお仕事をしたことです。オー監督はとても有能です。私とほぼ同世代です。若い世代は新しい視点を持っています。私はオー監督の作品が大好きです。一緒にお仕事をする事が実現しました。4つの話、それぞれが興味深いです、必見ですよ」(08.3.10)
(注:この映画『シー・プレーン』(四つの分かれ道)は、4月24日封切り予定)
ちびっ子海賊の冒険映画「サラット・ターディアウ〜」
去る3月4日、タニット・チットヌクン(プート)監督の冒険ファンタジー映画『サラット・ターディアウ・カップ・デック200ター』(Salad Tadeaw)の披露会が催された。
先ず9人の子役達が映画の挿入歌“オッオー...ジョーンサラット”(おや!海賊だ)を歌いながら登場し、それぞれ紹介された。その9人は、パット役のナウワラット・テーチャラタナプラスート(グレース)、パットの弟ウルトラ役のロチャナコーン・ユーンナー(フルット)、オームシン役のワチャラウィット・ウィワトラット(ノン)、ジェーン役のラックシター・ジーン・ケーシナー(ルークケーオ)、双子の少女のフルック役のアンタパン・プーンサワット(カン)、プラップ役のチャモーポーン・ノムラ(ウアン)、プエーオ役のシリンサー・ノムラ(オーリ)、ジョー役のニティポン・プラダップシリプロム(リフ)そしてマイ役のカットリン・サニットティウェート(ジーン)。
次いで、監督とベテラン俳優のサランユー・ウォンクラチャーン(トア)とケーサリン・エークタワットクン(ヌイ)が話をした。トアがキャプテン・リットの役を引受けたのは、監督のイマジネーションが映画を楽しくしていること、それから両親と子供が一緒に見に行ける映画だからで、彼はこの映画での仕事について次のように語った。
「この映画では片目の海賊だ。アイパッチした海賊なんて粋な役と思ったが大変だった。距離の見当がつかないのだ。乱闘シーンでは気を付けなければならない。この映画では学ぶところが多かった。これまでやったことのないことが、色々試せた」
一方、ヌイは「トアさんの妹の役です。向こう見ずでトアさんの世話をやきます。子供が好きだから、この映画に出られたのです。シア・チィアン社長(ソムサック・テーチャラタナプラスート)から、子供達と映画に出ないかとお誘いがありました。子供達とのお仕事はきっと面白いと思いました。私は子供が好きなので、子供達に合わせることになにも問題はありませんでした」
監督はこの映画のイマジネーションについて語った。「この映画は、これまでタイ映画に子供が宝探しをする冒険映画がないことから生まれた。チャア、チィアン社長と話合い、片目の海賊を出そうということになった。この映画は僕と社長の共同の夢だ。これは他の海賊映画とは違う。他は時代劇だが、これは現代の話だ。男女年令を問わず楽しめる肩のこらぬ冒険談だ。巨大生物に対してこの子供達はどう立ち向かうか、映画を見て下さい」
この映画『サラット・ターディアウ・カップ・デック200ター』は3月6日より一般公開。(08.3.6)
(注:映画の公式サイト:http://www.saladtadeawmovie.com/ :波に浚われ辿り着いた絶海の孤島で9人の子供達は片目の海賊に助けられる。見ものは、海賊と共に宝島へ行き、宝を守る巨大なカメ、カニ、タコなどと戦うシーン…)
2007年度芸能批評家連盟の映画大賞発表
3月5日ミラクルグランド・ホテルにて、2007年度・第16回“芸能批評家連盟”(Bangkok Critics Assembly)映画大賞が発表された。
11部門で13のノミネートがあった『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)が、作品賞、監督賞、主演女優賞、助演女優賞、脚本賞、及び音楽賞の6賞を獲得した。
初受賞にようやく間に合った助演女優賞のチョーマーン・ブンヤサック(プローイ)は、次のように語った。「今着いたところです(微笑)。この賞に感謝します。この映画に出演させて下さったスタッフの皆さんに感謝します。そして、いつも私を取り上げて下さるマスコミの方々に感謝します」
主演女優賞のシンチャイ・プレーンパーニット(ノック)は涙と共に「もし頂けたらなら、スパンナホン賞の時から心の準備をしていたと言おうと考えていました。連盟の皆様、有難う御座いました。良い役を下さった監督に感謝します。とても嬉しいです」
主演男優賞のアッカラー・アマートユクン(コーフ)は「連盟の委員会の皆様に感謝します。僕を応援してくれている母に感謝します。ファイブスター社に、監督に、スタッフの皆さんに感謝します」と語った。
脚本賞、監督賞そして作品賞で3度舞台に上った監督チューキアット・サックウィラクン(マディアウ)は「来場の皆様、有難う御座います。興奮しています。上る度に興奮します」と語った。
その他、栄誉賞が『風の前奏曲』(ホームローング:04)等の映画に出演した長老俳優のアドゥン・ドゥンラヤラットに贈られた。また、年間最高収益を上げたのは『タムナーン・ソムデット・プラナレスワン・マハーラート:パーク・オンプラカン・ホンサー』(King Naresuan Part 1)であった。
2007年度芸能批評家連盟の映画大賞
・作品賞 『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)
・監督賞 チューキアット・サックウィラクン <『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)
・主演男優賞 アッカラー・アマートユクン <『チャイヤー』(Muay Thai Chaiya)
・主演女優賞 シンチャイ・プレーンパーニット <『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)
・助演男優賞 ソンタヤー・チッタマニー <『チャイヤー』(Muay Thai Chaiya)
・助演女優賞 チョーマーン・ブンヤサック <『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)
・脚本賞 チューキアット・サックウィラクン <『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)
・撮影賞 チャーンキット・チャムニウィカイポン <『プローイ』(Ploy)
・編集賞 チャーチャーイ・ゲーサナット<『356 ワン ターム・ティット・チーウイット・デック・エン』(Final Score)
・音楽賞 キッティ・クルームニー<『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)及びジャイアント・ウェフ <『チャイヤー』(Muay Thai Chaiya)
・美術賞 タナ・メイカーアンプット <『チャイヤー』(Muay Thai Chaiya)
・最高収益映画賞(HBO Awards) 『タムナーン・ソムデット・プラナレスワン・マハーラート:パーク・オンプラカン・ホンサー』(King Naresuan Part 1)
・栄誉賞 アドゥン・ドゥンラヤラット
(08.3.6)
