タイ映画! Thai Movies!

タイ映画ニュース

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Y.T.さんに翻訳していただきました。ありがとうございます!

霊の暗号解読のスリラー映画「トート・ラハット・ウィヤーン」

去る2月27日パラゴン・シネプレックス劇場にて、アッサジャン・サッタコーウィット監督『トート・ラハット・ウィヤーン』(Soul’s Code)の披露会が催された。この映画には、ニュースキャスターから転身のナッタコーン・テーワクン殿下(クン・プリム)が出演している。その他の出演者に、プレムシニー・ラタナソーパー(クリーム)、スティカーン・ワンジャルーンタウィクン(エム)、トーンカーオ。パタラチョークチャイ、芸能界に復帰したパティワット・バンチョンチット(セーン)、そして新人で助けを待つ若い娘の霊を演じたナパット・バンチョンチットパイサーン。

監督は次のように語った。「これまで多くの興味ある事件を聞いてきた。外国では捜査に科学的原則が用いられるが、タイ国では神秘的なまたは霊的なものが信じられている。警察で実際の殺人事件の捜査に用いているが、まだこうした傾向の映画は作られていない」

映画初出演のクン・プリムは「僕の役は事件の捜査に当る刑事の隊長で、このような神秘的なことは信じず、事件捜査の原則を貫こうとする」と語り、ヒロイン役のクリームは演技に真実性を出すため、法科学部に行ってデータを収集する方法を勉強したと語った。

悪役スターのトーンカーオは冗談めかして「僕がヒーローだ。クン・プリムか、センクがヒーローだと思うだろうが、映画を見れば分かるが、僕がヒーローなのだ。見て御覧なさい」と言った。そして、霊の役のジープンは、特殊メークにその度に4時間を要したこと、そして台詞のない役なので声は息の音だけだったと話した。

最後に、長いこと芸能界から離れていたセーンは、実生活に即した役で復帰した。即ち、過去に名声がありカムバックしようとしている歌手の役だ。しかし、昔の恋人について悪い虫の知らせがあり、事件に巻き込まれて行く。そして、セーンが歌う映画挿入歌“クリンカーイ・ナイ・オームゴート”(抱擁中の体の香り)で、披露会は終了した。

この映画『トート・ラハット・ウィヤーン』は、2月28日より一般公開。(08.2.28)

(注:映画の公式サイト http://www.soul-codethemovie.com/ :女生徒の死体の額に印された奇妙なマーク。それが彼女の霊の復讐を封印している。一方、昔の恋人を探す若者が事件に巻き込まれて行く。女生徒の霊から担当刑事にコンタクトがあり、それを信じた刑事が事件の核心に迫って行く…)

見落とされた事実を探るサスペンス映画「ペットワン・プレーク・コン」

去る2月26日、サスペンス映画『ペットワン・プレーク・コン』(The 8th Day)のマスコミ向け披露会が催され、脚本のワリサラー・プッタパーワナー(プン)、監督のチャチャイ・ヨートセーニー(ゴップ)、 出演者のワーサナー・チャラコーン(デーン)、タナウェート・シリワッタヌクン(ギャップ)そしてジェニット・オープラスート(クラテン)が勢揃いした。白黒映画で多くの人が見落とした小さな視点の物語を展開するこの映画に関し、脚本家が語った。

「それは一般社会を見ていて、小さくてある人には見えないかも知れないが、見た以上は気になる。偶然、我々の頭の中に生まれた映画と同じでした。そこで、他の人々にも説明し見せたくなったのです。映画化出来るとは思ってもいなかったのに、私が冗談半分で話した罠にはまったケーオ氏(ソムチャイ・リラーヌラック)に感謝しなければなりません。最高の脚本になるよう努力しました。私のイマジネーション通り作られたことを希望します。観客はそのイマジネーションを楽しんで下さい」

CMの監督経験は長いが映画は初めてのゴップ監督は、次のように語った。「映画を作りたいとケーオ氏に話したのは、もう6年も前になる。以来ずっと作りたかったが、機会がなかった。脚本家のプンさんに会い、この世にこんな脚本があるとは思えない脚本を知った。そうだ、映画にすべきだ。そこで、映画にする決心をした。色々な準備に2年半を要した。全てが短く緊密でスピーディなCMの製作から自分自身を調整しなければならなかった。映画の制作には新しいリズムが必要だった。そこで、休みなしで25日ぶっ続けで撮影した。俳優達が感情を持続してくれたので楽だった。自殺行為にも等しい私の起用を実現してくれたケーオ氏に感謝する。私は全力を尽した。クルーの協力に、そして応援して下さったマスコミに感謝する。皆さん、この映画を見て下さい。この社会には脆い点があることが分かる。そして、どうして白黒なのも見てもらえば分かる」

10年以上も演技畑から離れていたデーンは次のように語った。「外国から帰って来て2年程して、『シャッター・ゴットティト・ウィヤーン』(The Shutter:04)への出演の話がありました。そしてまた、この映画への出演の依頼がありました。この映画ではパー・チョップの役です。物忘れの激しい老婆です。難しい映画でしたが、監督さんから何度もリハーサルをさせてもらいました。有難う御座いました。また、私を信頼してこの役を下さったケーオ氏に感謝します。どんな役かは映画を見て下さい」

若い男優のギャップは、初めての映画出演について次のように語った。「初めての映画なのでプレッシャーがあった。先ず、ワークショップで役の練習をして、登場人物を理解した。これまでにない映画だ。この映画を是非見て頂きたい。この映画に出てくる全てが見ものだ。僕の役はとてもいい役で、挑戦だった、難しかった。寡黙な役だが、実際何度もリハーサルした。皆さんこの映画を見て下さい。これまでにない映画ですよ」

最後に、子役のクラテンちゃんが、澄んだ声でサワディー・カと挨拶し、自分の初めての作品について話した。「私の初めての演技でしたが、ドキドキはしませんでした。撮影最初の日、私に演技が出来るかと考えましたが、とにかく新人俳優です。最初のうち、役は易しかったのですが、段々と難しくなりました。皆さん、見に来て下さいね」

この映画『ペットワン・プレーク・コン』は、2月28日より一般公開。(08.2.28)

(注:映画の公式サイト http://www.8thdaythemovie.com/ :怪しい老婆が一人住む廃屋に入った小さな女の子が戻って来なかった。8日間の監禁の間に、何が起こったのか、若い医者だけが一部始終を見ていた…)

“蒼井そら”がタイ映画「ピットタームヤイ〜」に出演

ソンヨット・スックマークアナン(ヤン)監督の青春映画『ピットタームヤイ...ホアチャイ・ワーワン』(仮題:Hormones)に、日本のAVスターの蒼井そらが出演している。この映画はティーンエイジャーの恋愛を描いた4つの短編映画からなり、タイの若い男女ポップスターが出演している。

蒼井そらが出演しているのはその一話で、タイの少年(チャンタウィット・タマセーリー)はガールフレンドと3年の愛を記念して旅行に出掛けるが、偶然にタイに観光に来ていた日本人のアオイに会う。彼女は少年が憧れているAVスターにそっくりだった。ある事故が起こり、少年とアオイは二人で一緒に旅をすることになる。

GTH社は、この映画に蒼井そらが出演していることを秘密にしていたが、2月15日の記者発表で明らかにした。忽ちタイの蒼井ファンの間にニュースが広まり、関連ウェブサイトにはビジターが殺到した。タイ人は蒼井のことを「オイ」と呼んでいるが、オイはタイ語で砂糖黍を意味し、よくある愛称である。

蒼井そらも、自身のブログ(2月19日付け) http://blog.livedoor.jp/aoi_sola/ でこのニュースを発表している。

この映画『ピットタームヤイ~』は、3月20日に封切られるが大ヒットが予想され、サハモンコン社は同日封切り予定であったアニメ映画『ナーク』(Nak)の公開を4月に延期した。(08.2.23)

大笑いの幽霊映画「ピー・ターワーン・カップ・アージャーン・ターボー」

監督になったかと思ったノート・チューンジムだが、今度は転進してプラナコーン・フィルム社の喜劇映画『ピー・ターワーン・カップ・アージャーン・ターボー』(The Ghost & Master Boh)を製作し、監督にウォラポット・ポーティネート(ポット)を任命した。その映画の披露会が2月20日に催され、出演者のパンチョン・クムプレーオパン(クックキック)、ウィラユット・ナーブーラナ(エス)、チャトゥロン・モックジョック(ロン)、ソムチェン・サームチャー、ゴティ・アーラームボーイ、コーム・チュアンチューン、ルントーン・ルアムトーン(ヌン)により楽しい雰囲気だった。

最初にコメディアン達と歌手により映画の挿入歌“アージャーン・ボー”(ボー師)が歌われ、それから監督や俳優達が話をした。先ず監督から始めた。「会社に台本を提示したら、興味を持ってくれて、この映画が生まれた。ノート先輩がアドバイスしてくれた。更に、コメディアン達も自分が最初考えた冴えないギャグにアドバイスをしてくれた。撮影の前にギャグを売りにきた、パスしたものは買った。コメディアンとの仕事は何も問題なかった。誰もがこの道の天分を持っているから、話せば理解し合えた。仕事は楽だった。また、クッックキックは、ワークショップを経験してきており、上手かった。エスは基礎がしっかりしており、練習し説明を加えたら、役を理解してくれた。彼は有能だ。しかし、困ったのは、ギャグの問題だ、互いに譲らず、少し控えるように言わねばならなかった」

ヒロイン役のクックキックは、初めての映画出演について語った。「先輩のコメディアン達と初めての映画に出演しました。興奮し嬉しかったです。先輩達はプロです。私に出来るか心配でした。監督から集中するように言われました。ここはどうしたら良いか、誰もが常にアドバイスして下さいました。私のお仕事にとり一つの良い経験でした」

新人のヒーロー役のエスは「有能なコメディアン達との共演は、緊張しドキドキした。その上、誰もが凄いプロなので、集中していなければならなかった。時々彼等はアドリブで新しいギャグを加えてくるので、それに応じなければならない。常に集中が必要だった。この映画に出られて幸運でした」と語った。

権力者に対し殺された恨みを晴らそうとする眼の涼しい幽霊に協力するボー師のグループは、ロン、ドームとゴティから成る。この映画の面白味について次のように語った。「この映画は他の幽霊映画とは違う。幽霊に会って、それぞれ逃げ方が違う。例えば、ソムチェンは幽霊に会って幽霊を罵る。幽霊とは気付かないのだ。この映画は見てリラックスする。複雑ではない。見るべき映画だ、これまでの映画の繰り返しではない」

製作者のノートは「この映画は『ナムプリック・ロンルア』(Navy Boy:06)に続く、ポット監督の第2作だ。面白くてストレスが解消できる映画だ。俳優もスタッフも頑張った。皆さん見て下さい」

この映画ピー・ターワーン・カップ・アージャーン・ターボー』は、2月28日封切りされる。(08.2.21)

(注:インチキがばれて地方ボスに命を狙われる霊媒師が、同じボスに殺され恨みを持つ美女の幽霊と組んでボスをやっつける…)

3本の腕を持つ男のロマンティック映画「ゴート」

一寸体を動かしただけでファンクラブから嬌声が上る、バーンAF(注:オーディション番組)出身の歌手キアティカモン・ラーター(トゥイ)が、女優のスパックソーン・チャイモンコン(クラセー)を相手役に、初めて映画に出演する機会を得た。その映画『ゴート』(Handle Me with Care)のトゥイのファンクラブとマスコミ向けの試写会が、2月18日に催された。先ず、2人の主演俳優が映画主題歌の“ゴート”(抱擁)を歌い、次いでこの映画ついて語った。

2本の左腕を持つ主人公を演じるトゥイが感想を述べた。「今日初めて、自分が出ている完成した映画が見られる。撮影中は左腕に未だ命はなかった。今日こそ見られる。きっと素晴らしいと思う。主人公にそして監督に感銘を受けた。コンデート監督の真直ぐなところが好きだ。僕をこの映画に起用して下さったことに感謝する」

クラテーは「私の役は私自身によく似ています。考えたら直ぐ実行します。この映画で私は北部の娘で、北部方言を話します。コンデート監督は、監督する他に、色々教えて下さり注意もして下さいました。私と話し合いをして、役に入り込めるようにして下さいました」と語った。

そのコンデート・チャートゥラットラッサミー(レック)監督は、“チャップ・ムー・チャン”(私の手を取って)の歌と共に現れた。この映画の台本を書いた監督は、この歌をその前に作曲している。監督はこの歌の制作動機について語った。

「この歌は約3年前、津波の惨事が起こった時に作った。悲惨だったが、助け合うタイ人の心根を見ることが出来た。悲しみの中の微笑みを見て、この世の中は人間一人では生きて行けないことを実感した。我々は誰か手を取ってくれる人が、付き添って歩いてくれる人が必要だ」

監督は映画については次のように語った。「この映画は、鏡に映った自分の顔の醜さによって書き始めた。僕は、誰もが自分の持っているものにあまり満足していないと感じた。そこで、人生では余計と映る2本の左腕を持つ青年のような者にとり、顔の美しさ、形の完全さ、または良い感じだけが必要なのか自問してみた。彼は自分の体に満足していない。しかし、実際は不足か余分かではない、我々は自分に良い感じを持ってくれる人、気にしてくれる人が必要なのだ。不足か余分かに関係なく、我々は人生を安全に幸福に過すことが出来るのだ。

トゥイをこの映画に起用した理由は、顔がごく普通だからだ。バーンAFの時から気に入っていた。可愛らしく魅力があり、この役にぴったりだ。クラテーは、第一に役の人物と同じく北部の娘だから。それから、クラテーは誰もが抱きしめたくなる女性だからだ。題名をゴート(抱擁)とした以上、ヒロインは抱きしめたくなる人でなければならない。彼女はヒーローへの贈物だから」

最後に、トゥイは抱擁について感想を述べた。「自分では抱擁の時、恥ずかしかった。しかし、抱き合ってみると、いつまでもそうしていたい気持ちになった。映画が完成して嬉しい。2月21日から封切られるこの映画をよろしく」

クラテーは「温かみが欲しい人はこの映画を見て下さい。既に温かみのある人は、その温かみを他の人に与えて下さい。この映画を見ると良い気分になれます。暖かい気持ちで帰宅出来ます」と、そして監督は「人生で良い気分が必要な人は『ゴート』を見て下さい。家に帰って、あなたが愛する人を、あなたを愛する人を抱きしめて下さい。このロードムビーを見る機会を持って下さい」と呼びかけた。

この映画『ゴート』は2月21日から一般公開される。(08.2.21)

(注:映画の公式サイト http://www.kodthemovie.com/index2.html :3本の腕を持つ青年。小さい時から母親にあなたは特別な人だと励まされ、3本目の腕を自由に使い人気者だった。母の死で、余分な腕を悩むようになり、手術のためバンコクへ向う。その途中で素敵な女性に出会う...)

2007年度スパンナホン映画大賞発表

去る2月17日サヤームニラミット劇場にて、タイ国映画連盟(The Federation of National Film Association of Thailand)の2007年度第17回スパンナホン映画大賞が発表された。今年の栄誉賞は、常に映画界に貢献してきた女優のピッサマイ・ウィラサックに与えられた。

各部門の賞では、映画はヒットしなかったものの『チャイヤー』(Muay Thai Chaiya)が、最高の5賞を獲得した。ノミネート数が13に及んだ『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)は3賞にとどまったが、作品賞、監督賞及び助演女優賞の重要部門での受賞だった。

『フェート』(Alone)で双子を演じて主演女優賞を得たマーチャー・ワタナパーニットは「この賞を頂きとても興奮しています。誇りに思います。先ず、この映画に起用して下さった監督に感謝します。私に賞をもたらした良い脚本に感謝します。いつも応援して下さる全国の歌謡ファン、映画ファンに感謝します。有難う御座いました」と感想を述べた。

『チャイヤー』(Muay Thai Chaiya)でムエタイ・ボクサーを演じて主演男優賞を獲得したアッカラー・アマートユクン(コフ)は「たとえ収益は多くなくても、この賞が我々の作品の質を示している。僕を起用して下さったファイブスター社の方々に、チャイヤー式ムエタイを指南して下さったチャーチャーイ師に、私を生んでくれた両親に感謝を捧げる。共演の俳優達とスタッフに、脚本家に、マスコミの方々に感謝する。そして、なによりも監督に感謝を捧げる。もし監督がいなかったら、自分がここに立っていることはなかった。」と喜びを語った。

『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)で監督賞を得たチューキアット・サックウィラクン(マディアウ)は、「受賞に喜んでいる。この受賞は長い間苦労したクルー全員のものだ。この映画製作に関与した全ての方々に感謝する。有難う御座いました」と感謝の言葉を述べた。

更に、チューキアット監督は、サハモンコン社のソムサック・テーチャワタナプラスート社長(シア・チアン)に代り、『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)が2007年度映画賞を獲得した喜びを語った。「審査委員会の皆様に感謝する。この賞は俳優達一人ひとりのものだ。もし彼等がいなかったら、この映画は生まれていなかった。この地球上の愛を認識させてくれた両親に感謝する。商売のことは何も言わずに、僕にこの映画を作らせてくれた社長に感謝する」

2007年度スパンナホン映画大賞

作品賞:『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)<サハモンコン・フィルム社
監督賞:チューキアット・サックウィラクン <『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)
主演男優賞:アッカラー・アマートユクン <『チャイヤー』(Muay Thai Chaiya)
主演女優賞:マーチャー・ワタナパーニット <『フェート』(Alone)
助演男優賞:ソンタヤー・チットマニー <『チャイヤー』(Muay Thai Chaiya)
助演女優賞:チョーマーン・ブンヤサック <『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)
脚本賞:ポット・アーノン <『プアン…クーラック・ムン・ワ』(Bangkok Love Story)
撮影賞:ティワー・メートタオソン <『プアン…クーラック・ムン・ワ』(Bangkok Love Story)
編集賞:スニット・アサウィニクン <『チャイヤー』(Muay Thai Chaiya)
録音賞:ワチラ・ウォンサーロート <『プアン…クーラック・ムン・ワ』(Bangkok Love Story)
主題歌賞:ルクチャヨット・ルートプラパイ作曲「スワン・ヌン・コーン・チャン」<『フェート』(Alone)
音楽賞:カイワン・クンワットノータイ <『プラプッタチャオ』(The Life of Budddha)
美術賞:ナッタシリ・セータカーンウィチット<『チャイヤー』(Muay Thai Chaiya)
衣装デザイン賞:ニラチャラー・ワンナーライ <『タック・スー・フット』(Kung Fu Tootsie)
メーキャップ賞:<アマリット・チョークプリヤー <『チャイヤー』(Muay Thai Chaiya)
特殊効果賞:スラエーク・トーンペットとウィラ・セーウン <『ボディ#19』(Body)

(08.2.18)

短編4篇より成る青春映画「ピットタームヤイ〜」

去る2月15日、童顔のソンユット・スックマークアナン(ヤン)監督の青春映画『ピットタームヤイ...ホアチャイ・ワーウン』の出演者の披露会が催され、サヤームディスカバリー広場は割れんばかりであった。これは短編4部から成る若者の恋愛を描いた映画で、GTH社の若手スターが総出演している。

司会者が出演者をVTRで紹介し、主題歌“ヤーン・ノーイ”(少なくとも)と共に主要俳優達が登場した。そしてヤン監督が映画製作の動機について語った。

「映画『デック・ホー』(Dorm:06)は、ドラマチックで気持ちを張り詰めていたので、今度は見終わったら笑みが零れる映画を作りたくなった」短編4篇を撮った理由については「若者達の恋愛には様々なスタイルがある。多くの話を語りたかった。どれか一つの話を選べなかったので、相互関係のない4つの物語を一つの大きな物語にした。映画にとっては挑戦だ」と説明した。

監督の話が終ると、俳優達の番になり、先ず『フェーンチャン・ぼくの恋人』(03)の子役から今や娘に成長したフォーカス・チラクンから始めた。映画の中で中国語を話す彼女は、甘い声で中国の歌を歌って能力を示した。

次いで、チュティマー・ティパナート(ターイ)とラッチュー・サチャラット(ワーン)の2人の俳優が話をした。2人は映画『プロ・アーカート・プリアンプレーン・ボイ』(Season Change:06)で顔を合わせており、今回の映画では親友同士を演じている。

ターイは「私達は大学の学友同士です。ワーンは密かに私が好きになり、直接口説きに来ます。しかし、私は彼のことなんとも思っていません」と話した。一方、ワーンはこの映画で挿入歌も歌っており、この映画を見て下さいと呼び掛けた。

3番目のカップルはすっかり成長したタニヤー・アマリットチョーク(チュック)とチャンタウィットタナセーリー(トゥー)で、長い間付き合ってきた恋人同士を演じている。しかし、この2人の恋愛は悲劇に終る。そして、最後の恋愛は、『デック・ホー』(Dorm:06)に出演し今や立派な青年と成ったチャーリー・トライラット(ネック)とシラカット・チアンターウォン(マイケル)、それに新人女優のアンスマリン・シラパトラサックメーター(ペート)が演じる。

ネックは「僕とマイケルは親友同士を演じる。何処へ行くのも一緒だ。女をナンパするにも助け合う。しかし、ペートに会ってから、2人の友人関係が変わる。僕もマイケルもペートを愛していまい、いがみ合う」と語った。

会の最後に、ネックとマイケルの2人が、“ピーサーオ・クラップ”(姉です)の歌に合わせ若い女性とダンスをして、満場の微笑と嬌声を浴びた。

この映画『ピットタームヤイ...ホアチャイ・ワーウン』は、3月20日封切りの予定。(08.2.18)

(注:映画の公式サイト http://www.pidtermyai.com/ )

究極の喜劇映画「クリット・カ・チャー・バー・スット...スット」

去る2月12日パラゴン・シネプレックス劇場にて、映画『クリット・カ・チャー・バー・スット...スット』(Valentine)の披露会が、楽しい雰囲気の中で催された。出演者は、チャークリット・イェムナーム、ナターウィラヌット・トーンミー(チャー)、ポンパン・ペットバントゥン(ルイス)、ポックチャット・テイアムチャイ(ジップ)、ジアップ・チューンジム、チャルームポン・テイカムポーンティラウォン(ジェック)、シーパン・チューンチョムブン(アン)及びナワーラット・ユックトラナン(ジック)。

司会者が、製作者のナパッタラ・パワプータノン=ナ=マハーサーラカムとパンタム・トーンサン(プック)、そして監督のカラン・クムアヌウォンを紹介し、監督が映画製作の動機を話した。

「3年前になるが、体が入れ替わる喜劇映画を作ろうと思った。しかし、これは普通に行われている。普通ではない事が増えてきている。つまり、オカマからトムボーイに変ったり。そこで、入替わりを映画のプロットにした」。製作者のプックが後を引き継いだ。「つまり、喜劇映画を作って金儲けをしようと思ったのだ。多額の制作費を注ぎ込んだ。撮影場所の殆どはプーケットだった。色々障害はあったが、やってのけた」

3人は、「現在の社会にはストレスがあるので、楽しい映画を作ろうと思った。究極の喜劇である他に、愛を関連させた」と語った。監督はクリットとチャーを主役に選んだ理由を「2人が好きだから。有能だし、オカマとトムボーイを演技するのに打って付けだから。皆さん見て下さいよ」と話した。

俳優達が話す番になり、チャークリットは「映画が完成し封切りとなって嬉しい」と、そしてチャーは「満足ゆく作品となるよう皆一生懸命やりました」と語った。

この映画『クリット・カ・チャー・バー・スット...スット』は、2月14日のバレンタインデイに封切られる。(08.2.14)

(注:映画の公式サイト http://www.criskaja.com/ :交通事故の弾みで恋人同士の体が入替わってしまう。なんとか元へ戻そうとするが…)

嫁の幽霊が姑に復讐する映画「サパイ・バルー...オオ」

去る2月11日エスプラナード映画館にて、ナンサヌック社の第1作映画『サパイ・バルー...オオ』(Ghost―in―Law)の披露会が催された。タニット・チットヌクン(ピット)とセーロー・ポンニティ(ノーン)の共同監督作品で、モラコット・エミー・キッティサーラ(ミー)、ノパポン・ピタックローパーニット(クロム)、ナーウワラット・ユックタナン(チック)、ヤーニー・トラーモート(ヨー)、スティモン・カーンチャナサックチャイ(ソム)、マニーヌット・サモーンスット(ウアン)、コムラー・カムプー=ナーアユタヤー(ニン)チャヤーナン・アートプル(ギター)等の出演者が勢揃いした。

主題歌と共に開会され、先ずノーン監督から始めた。「この映画は恋の鞘当と嫁姑が混ざった映画だ。姑が嫁をいじめ、嫁は幽霊になり、姑に復讐する。僕はこうした傾向のTVドラマを作ってきた。今度は、ピット先輩に助けてもらい、映画に愉快な味付けをしてもらった」

片割れのビット監督は協力に関して「僕がノーンに言ったことは、君が全てをやってくれ、俺が最後の仕上げをする」と語った。

ヒロイン役のエミーは、クロムとのキス・シーンについて語った。「本当はキス・シーンはなかったのですが、ピット監督が入れたのです。クロムがヒーロー役だからでしょう。私の役のヌワンは、一人ぼっちで味方がいません。いつもいじめられています。幽霊の役には、特殊メークに4時間も掛かりました。その上、ビット監督に仕上げをして頂きました。私の初めての映画です。楽しかったし心に残りました。機会があれば、またやりたいですね。どなたとでも結構です」

一方、エミーの夫の母親で、エミーとは仇敵同士のチックは「私はセクシーな衣装の大奥様で、エミーと張り合い、何時も喧嘩をしています。嫁姑の話ですが、他のとはかなり違います。彼女が死んでも、彼女と喧嘩をします」と語った。新人でチックの娘を演じたソムは「可愛い悪役です。母親に味方し、ヒロインを嫌います。初めての映画で、とても緊張しました。特にピット監督は精神集中が凄く、そうでなければ、こんな可笑し味が出ないでしょう」と胸中を語った。

最後に、ヒロインのエミーが締め括った。「今日おいで頂き応援して下さった方々に感謝申し上げます。映画が封切りとなり嬉しいです。社名のナンサヌック(楽しい映画)の通り、楽しい映画に間違いありません。しかし、私は映画に過大な期待は寄せていません。ゆったりとした気持ちで見て下さい。本当に楽しい映画です。見て下さいね」そして、チックが付け加えた。「見ないと損しますよ」

この映画『サパイ・バルー...オオ』は、2月14日より一般公開。(08.2.14)

(注:映画の公式サイト http://www.ghost-in-law.com/ :美しい看護婦が資産家に嫁入りするが、姑からいじめられる。不幸にも嫁は死ぬが、幽霊になり復讐する…)

映画「チョコレート」で女性アクションスター誕生

今や誰しも、新しい女性アクションスターのヤーニン・ウィサミタナン(ジージャー)の独自の能力に、アクション映画『チョコレート』(Chocolate)で触れることが出来る。去る2月4日SFワールドシネマ劇場にて、撮影に4年を要したサハモンコン社のこの大作映画の披露会が催された。

プラチャヤー・ピンケーオ監督は、この映画の期待について、次のように語った。

「前2作映画『マッハ!』(Ong-Bak: 03)と『トムヤムクン』(Tom-Yum-Goong: 05)以来、外国から出資したいとの関心がある。未だ撮ったことのない女性が出る映画を製作してはと思い、ジージャーの写真を送ってみた。この容姿でやれるか見てもらうためだ。特に日本に、彼女は日本的な顔をしているので。そして、外国人の好みだと確信を得た。このような女性が実際に武術で戦う映画なら、どんな外国映画にも負けない自信があった」

アクション指導のパンナー・リッタクライはジージャーの訓練につき「初めて彼女の写真を見た時、恐らく無理だろうと思った。しかし、体は小さいが挑戦的で素晴らしい技芸に考え直した。訓練に入ったら、怪我をしたので続かないのではないかと心配した。しかし、撮影になり、準備できたかと話すと、万全と言うのでOKを出した」と語った。

新しいアクションスターのジージャーは、映画で披露する前の訓練について語った。「長期間十分訓練を積みました。テコンドーしか知らなかったので、古式ムエタイの基本から始まり、剣術、棒術、体操と全て初めて訓練を受けました。皆さんに十分に楽しんで貰えるよう、私自身もクルーの一人ひとりも全力でこの映画を作製しました。見る価値があります。皆さんの心に残る映画です」

演技は初めてだったが、もう一人の重要な役マフィアの娘を演じたアマラー・シリポン(ソム)は「映画が完成して興奮し喜んでいます。世界的な監督とお仕事が出来て幸運でした。驚異の娘ジージャーには本当に感心しました。皆さん、この映画をよろしく」と述べた。

この会には、先輩のトニー・ジャーが応援に来て、新しい女性アクションスターに花束を手渡した。その他、多くの往年のアクションスターがジージャーの応援に駆けつけた。

この映画には、タイの第一線俳優ポンパット・ワチラバンチョン(オフ)と日本の俳優阿部寛が出演しているが、多忙のため2人はこの会には参加出来なかった。

この映画『チョコレート』は、2月6日より一般公開。(08.2.7)

(注:映画の公式サイト http://www.chocolate-movie.com/ :自閉症だが武術に長けている娘が、病気の母のためマフィアと闘う。若い女性が武術の能力を見せるアクション映画)

2007年度芸能批評家連盟の映画大賞ノミネート作品

2007年度、第16回芸能批評家連盟(Bangkok Critics Assembly)映画大賞の11部門のノミネート作品が発表された。対象は2007年1月1日から12月31日の間に、バンコク及び周辺の一流映画館で封切られた44作品。

2本のホラー映画『13ゲーム・サモーン』(13 Beloved: 06)と『コン・ピー・ピサート』(Evil: 04)から傾向を変えた、チューキアット・サックウィラクン(マディアウ)監督の恋愛映画『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)が、スパンナホン映画大賞と同様に、最も多く全部門でノミネートされ、その数は13に及んだ。

次に多数ノミネートされた作品は、スパンナホン映画大賞とは異なり、ムエタイ映画『チャイヤー』(Muay Thai Chaiya)で、主演及び助演女優賞を除く、9部門でノミネートされた。ペンエーク・ラタナルアン(トム)監督の視点で描いた愛の物語『プローイ』(Ploy)は、作品、監督、主演・助演女優賞を含む8部門でノミネートされた。

この他に、年間で最高の収益を上げた『タムナーン・ソムデット・プラナレスワン・マハーラート:パーク・オンプラカン・ホンサー』(King Naresuan Part 1)に栄誉賞が贈られる。発表及び授賞式は3月5日に行われる。

作品賞
・『チャイヤー』(Muay Thai Chaiya)
・『356 ワン ターム・ティット・チーウイット・デック・エン』(Final Score)
・『プローイ』(Ploy)
・『メー・ナロックムアイ・ヨック・ロー』(Bus Lane)
・『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)

監督賞
・キッティコーン・リアウシリクン<『メー・ナロック 〜』(Bus Lane)
・コーンキアット・コームシリ<『チャイヤー』(Muay Thai Chaiya)
・チューキアット・サックウィラクン<『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)
・ペンエーク・ラタナルアン <『プローイ』(Ploy)
・ソーラヤー・ナーカスワン<『356 ワン 〜』(Final Score)

主演男優賞
・ウィットウィシット・ヒランウォンクン<『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)
・マリオ・マウロー<『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)
・アナンダー・エーヴァーリンヘム<『コー・ハイ・ラック・チョン・ジャルーン』(My Myself)
・アッカラー・アマートユクン <『チャイヤー』(Muay Thai Chaiya)
・ウドム・テーパーニット<『メー・ナロック 〜』(Bus Lane)

主演女優賞
・チャーイナン・マノーマイサンティパープ<『コー・ハイ・ラック・チョン・ジャルーン』(My Myself)
・マーチャー・ワタナパーニット<『フェート』(Alone)
・ラリター・パンヨーパート <『プローイ』(Ploy)
・シンチャイ・プレーンパーニット<『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)
・インテイラー・ジャルーンプラ<『バーン・ピーリン』(The House)

助演男優賞
・キアット・キッジャルーン<『メー・ナロック 〜』(Bus Lane)
・ソンシット・ルンノッパクンシー<『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)
・パラメート・ノーイアム<『ボディ#19』(Body)
・ソンタヤー・チッタマニー<『チャイヤー』(Muay Thai Chaiya)
・ステープ・ポーガーム<『メー・ナロック 〜』(Bus Lane)

助演女優賞
・カンヤー・ラタナペート<『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)
・チョーマーン・ブンヤサック<『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)
・プッタチャート・ポンスチャート<『コー・ハイ・ラック・チョン・ジャルーン』(My Myself)
・パタラワリン・ティムクン<『ボディ#19』(Body)
・アピンヤー・サクンジャルーンスック<『プローイ』(Ploy)

脚本賞
・『チャイヤー』(Muay Thai Chaiya)
・『ボディ#19』(Body)
・『プローイ』(Ploy)
・『メー・ナロックムアイ・ヨック・ロー』(Bus Lane)
・『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)

撮影賞
・『チャイヤー』(Muay Thai Chaiya)
・『フェート』(Alone)
・『プローイ』(Ploy)
・『プアン…クーラック・ムン・ワ』(Bangkok Love Story)
・『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)

編集賞
・『チャイヤー』(Muay Thai Chaiya)
・『356 ワン ターム・ティット・チーウイット・デック・エン』(Final Score)
・『プローイ』(Ploy)
・『メー・ナロックムアイ・ヨック・ロー』(Bus Lane)
・『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)

音楽賞
・『チャイヤー』(Muay Thai Chaiya)
・『バーン・ピーリン』(The House)
・『フェート』(Alone)
・『プアン…クーラック・ムン・ワ』(Bangkok Love Story)
・『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)

美術賞
・『チャイヤー』(Muay Thai Chaiya)
・『プローイ』(Ploy)
・『フェート』(Alone)
・『プアン…クーラック・ムン・ワ』(Bangkok Love Story)
・『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)

(08.2.8)

マリオとサーイバーンの青春映画「フレンドシップ」

中国とドイツのハーフでイケメンのマリオ・マウロー(オー)が、ヒロイン役で現在撮影中のライトビヨンド・フィルム社の時代を遡った青春映画『フレンドシップ』(Friendship)に出ている。相手役は『プローイ』(Ploy: 07)のアピンヤー・スクンジャルーンスック(サーイパーン)で、豊かな髪を下ろして生徒の制服を着た可愛い少女の役だ。サーイバーンは共演について、次のように語った。

「共演者がオーと知って嬉しかったです。前からの友達ですから。モデルやCMの撮影で何度も一緒にお仕事をしています。彼は感情を表現するのがとても上手です。恋愛のシーンは、恥ずかしくはありませんが、むしろ可笑しいです」スクリーンの外での恋愛については「無いと思います。私達は友人として親しいですが、それ以外は考えたことありません。それに、私はオーの好みではありませんよ」と語った。

『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam: 07)で鮮烈のデビューを果たした若手俳優のオーは、次のように語った。「キャスティングをパスして、この映画に起用されて嬉しい。バーンとカップルで出演出来て喜んでいる。バーンは演技が上手いし、僕の演技を助けてくれる。以前、一緒に演技を習ったことがあるが、彼女は実に上手だ。時々アドバイスしてくれた。この映画で僕は高校3年生のシンハーの役だ。よく遊び、よく喋り、アクションも多い。シンハーは感情が多様だ。気ままで、喜んだり、悲しんだり、殴りあったり」

恋愛感情について訊かれてオーは「それは無い。我々は長い友達だから。マネージャーは同じ人だ。2人で撮った写真は、仕事でのカップルの方が多い。我々は恋人同士よりも、互いをよく知っており親しい」と語った。(08.2.4)