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Y.T.さんに翻訳していただきました。ありがとうございます!

ハイテク・アクション映画で蘇る「インスィーデーン」

ファイブスター・プロダクションは、ウィシット・サーサナティアン監督に1億バーツの予算を与え、セーク・ドゥシットの文芸作品『インスィーデーン』(Red Eagle)をアクション映画化する。脚本はアナンダー・エーウーリンヘム。

製作者のジャルーン・イアムプンポーンは、封切りは2008年末になると明らかにした。小説『インスィーデーン』の著作権管理者である、セーク・ドゥシットの子息マーノート・プラパーサーノンは、ウィシット監督のファンであり、この不朽の犯罪小説に劣らぬ映画に仕上がることを信じ且つ期待すると語った。

ウィシット監督のこれまでの作品は、『快盗ブラックタイガー』(ファータラーイジョーン:99)、『マー・ナコーン』(Citizen Dod:04)『ペン・チュー・カップ・ピー』(Unseeable:06)は言うに及ばず、国内外で高く評価されている。監督は今回の映画化について次のように述べた。

「セーク・ドゥシットの『インスィーデーン』の映画化は7〜8年前から考えていた。『快盗ブラックタイガー』の脚本を書いていた頃からだ。時が流れたが、自分はこうした映画を見たい。誰も作らないなら、自分が作ろう。インスィーデーンはタイの偉大なるヒーローなのでプレッシャーはある。それでも作ってみたい。僕のインスィーデーンは時代に即し、ハイテクの設備や武器を持っている。そこのところは教えておこう。更に、僕のインスィーデーンは若い女性が憧れる魅力を持っている」

原作者のセーク・ドゥシットは、このところ小説は書いていないが、週刊マティチョンに星と占星学に関する話は書き続けている。同氏は主人公のインスィーデーンの由来について語った。

「僕が『インスィーデーン』を書いたのは1955年だ。ロック・ハッサンが義賊のこそ泥を演じた当時の映画から得たイマジネーションにより書いた。映画を見て、それに似たプロットを使おうと思った。しかし、抜き足差し足ではなく盗賊にして、顔を隠すマスクをさせ、名前をインスィーデーン(赤い鷲)とした。当時は何にでも色の名をつけるのが流行っていた。そして鷲には力があり高く飛べる。偉大だ。今日まで52年が経ったが、彼に未だ命があるのに満足している。インスィーデーンに命を与えて呉れたファイブスター社に感謝する」

ウィシット監督についての質問に関し次のように答えた。「監督には信頼を置いている。『快盗ブラックタイガー』や『ペン・チュー・カップ・ピー』を作り大好評を得たと説明を受けた。更に、宣伝の名手とも聞き満足した。広告を作る人はクリエイティブな頭を持っている。一般の監督とは違う。あらゆる点で優れている」

原作者として、またミット・チャイバンチャー主演の映画『インスィーデーン』の脚本を書いた脚本家として、今回の映画化について期待を述べた。「大いに期待している。どんなスタイルになるのか知りたい。彼の映画はそれぞれどんなになるのか予想がつかない。彼のスタイルは彼独自ものなので知りたい」

ファイブスター・プロダクションのアピラディー・イアムプンポーン社長は「我々はウィシット氏の映画監督としての才能に確信を持っている。ウィシット氏の考え方や仕事のやり方は国際的である。国内で認められ、且つ国際水準にある。ウィシット氏が、国民的スーパーヒーローのインスィーデーンにタイ人が誇りを持でるようにしてくれることを信じている」と語った。(07.12.31)

ロマンティックコメディ映画「コーンバーイ・ザ・ムービー」

12月25日、映画『コーンバーイ・ザ・ムービー:ラック・ナ...ポー・タティン・ノーン』(Kon-Bay The Movie)のマスコミ向けの試写会が催された。折からのクリスマスと年末に相応しい楽しい雰囲気だった。司会のウィチャイ・ジョンプラシットポーン(エーク)が“ジングルベル”を歌いながら現れ、続いて2人の主演男優ヌイ・チューンジムことチューキアット・イアムスックと若手のスパナット・チャルームチャイジャルーンキット(オフ)が“ドークマイ・チャイドーイ”を歌った。そして、追っかけオバサン達がオフを取り囲み花束を贈って励ました。

インタビューでオフは、映画撮影の雰囲気について聞かれて「とても楽しかった。映画出演は2度目だったが、楽しかった撮影の雰囲気は決して忘れないだろう。映画の中だけでなく、クルーの中でも楽しかった」と答えた。

それにヌイが補足した。「本当だ、コメディアンとしても。そして、喜劇界に30年以上もいて、丸13年間も緊張が解れる番組『コーンバーイ』を手がけて来たプート・チューンジム監督は、長い喜劇の経験の全てを結集した。そして、せっかく映画化し『コーンバーイ・ザ・ムービー』にするなら、多くのコメディアンを登場させようと考えた。3〜4人ではない、業界を挙げてだ。特に、この映画は、現在政党つくりや連立政権を画策している議員に見て欲しい。多くの団体のコメディアン達が一つになって大衆に幸福にするのだから」

3人の若手女優アレクサンダー・スティバート(チャーンドラー)、ミチェル・アランヤー、ラウィワン・サーラソムセーン(ヌーレック)が登場し美しさにうっとりしていると、次いでチョムプー・コーンバーイことチョムプーン・クリンチャムパーとシリポーン・ユーヨート(タック)が現れ、笑い声を誘って気分をぶち壊した。

5人の女優は、それぞれの役について語った。先ず、ヌーレックが「ヒロインの友人ジェーンの役です。エニーの親友です。ヌイさんが相手役です」と、次いでチャーンドラーは「エニーの役で、オフとコンビで演じます。現代的でバンコクの人です。西洋風に育ったので、山の人とは文化が違います。エニーは慈善事業が好きで、山の人々の開発のため、友達を誘い北部の山へ行き、ティポーに会います」と語った。

ミチェルは「私もエニーの友人役です。コメディアンの先輩達との共演は難しかったです。台詞をうまく受け答えられなくて」と言った。若い2人の喜劇女優も負けていない。チョンプーは「山の少女の役で、山の村民の中心です」最後に大姉御のタックは「山の人ですが、バンコクに住んで...おっと、言葉でははずかしいので態度で示します」と言って、若い司会者に生意気な態度を示した。

この映画『コーンバーイ・ザ・ムービー〜』は、12月27日より一般公開される。(07.12.27)

(注:映画の公式サイト http://www.konbaithemovie.com/ :山男が都会から来た美女に一目惚れ。片思いにも拘らず、彼女を探しに友人達とバンコク旅行に出掛けるが...)

年末にリラックスする映画「イン・ペー・レー・セーマークーテ」

去る12月19日、辛辣なポット・アーノン監督の最新喜劇映画『イン・ペー・レー・セーマークーテ』(Three Cripples)のマスコミ向け披露会が催された。2人の主役チャートゥロン・モックジョック(ロン)とゴーティ・アーラームボーイが監督に代わり、これは喜劇映画業界の改革だ、品がなく過激だと評された『ホー・テオ・テーク』(Hor Taew Tak:07)とは違う、下品でなくて転げ回るほど可笑しいと保証した。

「下品だと評されて、監督は自身を改革した。そして、非難されず、誰からも気に入られる映画を作った。途中で子供を連れて出なければならないような際どい場面はない」と、ゴーティは言った。それに、ロンが付け加えた。「この映画だけでない。今後共同様だ。マスコミ諸君は心配しないで」

更に、体の小さいコメディアンは、この映画は身障者を揶揄しているのではないと説明した。「我々が滑稽に身障者の真似をしてからかっていると思うかも知れないが、欠点を美点に変える映画だと見て欲しい。この映画は、たとえハンデがあっても誰もが夢を持っているという、身障者やハンデのある人の思いを代弁している」

そして、出演者の1人であるカンタパット・シーダー(ボム)が、映画の挿入歌“ラヤ・プロートパイ”を歌った。次いで、ピットナーク・サーカーコン(メイ)、ゴーティ・アーラームボーイ、パナッダー・ウォンプーディー(ブム)、アチタ・タナーサートナン(イム)、アニー・ブルック及びナカリン・カンウワーンチョークチャイ(チャム)が登場し、古いイメージを破り捨てた役について語った。足の悪い魚売りの役のメイは、若くてセクシーな彼女を見たいと思ってもそんな場面はない、この映画で彼女はリアルさを出すため衰えた姿をさらけ出したといって、観客を驚かせた。

元ミス・タイのブムは、イメチェンしてカラオケ店の女主人ジェーファイの役だ。最初監督は招待出演者としてカラオケ店主をやってもらうと言っていたのが、知らず知らずに主役を補佐する女主人に変わってしまった。引下る前に、店員の2人の少女イムとアニーを紹介した。そして、『ホー・テオ・テーク』(Hor Taew Tak:07)にも出た有名なルークトゥン歌手のエーカチャイ・シーウィチャイは、今回はイン、ペー、レー達の敵役のシア・ボー親分に扮している。

ゴーティは、斜視の市場の野菜運搬人の役だ。全編ひんがら目をしていなければならず、走ってカメラにぶつかったり、背景に衝突したり、しばしばカットの声が上がった。最後に監督が語った。「実際、我々は市場の要求に答えた。喜劇映画が好きなファンには喜劇があり、幽霊映画が好きなファンには幽霊があり、恋愛映画が好きなファンには恋愛があり、ドラマティックな映画が好きなファンにはドラマがある。しかし、シリアスではない、泣いていると思えば笑いがある。喜劇を第一とした。今日人々にはストレスが溜まっている。年の暮にこの映画を見て、ストレスをほぐしリラックスしてもらう為、この喜劇映画を作った」

この映画『イン・ペー・レー・セーマークーテ』は、12月27日より一般公開。(07.12.20)

(注:男2人と女1人の身障者のトリオ、貧しさ故にヤクザの世界に入り、金持ちの子供の誘拐を命じられる。しかし、人違いしてとんでもない子を誘拐していまい、大騒動に…)

テンとティックの喜劇映画「テーワダー・ターチャ・テン」

サハモンコン社のソムサック・テーチャワタナプラスート(シア・チャン)社長がゴーサインを出したことにより、アディレーク・ワッタリラー(アンクル)の発案による映画『テーワダー・ターチャ・テン』で、テン・クートトゥンことポンサック・ポンスワンとボンコット・コンマーライ(タック)の大型コンビの誕生が確実になった。

「シア・チャンよりゴーサインを得て、現在この新しい喜劇映画のプロジェクトに没頭している。愉快な映画になる。娯楽性を強調し、これまでの映画とは違った型破りなものだ。題名の『テーワダー・ターチャ・テン』が示すように、テン・クートトゥンが主役を演じる。相手役にタック・ボンコットを得た。これまで、タックといえばシリアスな役しか知らない。しかし、本当は愉快な人だ。タック自身イメチェンを図ろうとしていた。台本を送り彼女に読んでもらうと、大いに気に入り、出演OKとなった。

僕はプロデューサーで、監督はテンが初めて主役を演じた『エープ・コン・カーン・バーン』(Spy Next Door:03)を監督したウィロート・トーンシウだ。2人はお互いを良く知っている。タックについては、新人の彼女を『バーン・ラジャン』(Bang Rajan:00)に起用して以来の馴染みだ。再び一緒に仕事をすることになった。きっとファンの皆様に気に入ってもらえると思う」と、アンクルは語った。(07.12.6)

仏陀の生涯を描いたアニメ映画「プラプッタチャオ」

去る11月30日、アニメ大作『プラプッタチャオ』(The Life of Buddha)のプレミアショーが行われた。パイブーン・ワタナシリタム副総理兼社会開発・人間安全保証相が開会を宣言した。司会者が、タイ国青年仏教徒協会アヌルット・ウォンワーニット会長、製作者のワンラパー・ピムトーン博士、及びクリッサマン・ワタナーナロン監督を紹介した。

ワンラパー博士は映画製作の動機につき語った。「仏教国のタイでは、仏様を崇拝するには宗教賛辞が必要だ。それと、タイ国民が12月5日の国王陛下80歳の誕生日に映画を上映してお祝いしたいというのが動機だ」

監督はこの映画製作の困難さについて語った。「この映画製作に3つの難しさがあった。一つは、場面や登場人物に関するイマジネーションについて、二つ目はそのイマジネーションが正しいかどうかという点、三番目は物語に興奮と興味を持たせ且つ知識を与えることだ」

次に、司会者が当日来ていた声優を紹介し、アフレコの難易について質問すると、彼等は一様に、とても難しかったが、仏教普及の一翼として喜びと誇りを禁じえず、全力を投じたと語った。

映画鑑賞の前に、製作者一同、スタッフがスラユット・チュラーノン首相と一緒に写真を撮った。製作費1.2億バーツ以上が投じられたこのアニメ映画は、12月5日より一般公開される。(07.12.3)

(注:映画の公式サイト http://www.thelifeofbuddha.net/

身の毛がよだつ謎の伝説の映画化「ピー・チャーン・ナン」

18年前に本当にあったと信じられている話だ。午前4時になると急ぎスクリーンを片付けて帰るとの条件付で、ある移動映画会社を雇って、カムチャノートの森で映画を上映した男がいた。集まった観客は男は黒い服を、女は白い服を着て、一様に押し黙って映画を見て、終ると何処ともなく消えてしまった。この語り継がれている話を、ソンサック・モンコントーン(ウン)が映画『ピー・チャーン・ナン』(The Screen)にした。

去る11月28日、この映画の披露会が催された。先ず、マスコミの人達と幽霊に関し話合いが行われた。ウドムターニー県のカムチャノートの森に侵入して霊異に触れる機会を得たマスコミから様々な体験が語られた。色々あったが、答えは一つ、霊異は本当だ。

次に、ウン監督が映画の見所ついて語った。「カムチャノートの森の恐ろしさ奇怪さが見所なのは確かだが、無理やり作った恐ろしさではない。カムチャノートの森の美しさも見所だ。観客が得る点について、第一にカムチャノートの森について多くを知る事が出来る。それから、18年前から聞かされてきたピー・チャーン・ナン(映画を雇った幽霊)の話について新しい考え方が得られる。18年間信じられてきたこととは、細部で違いがあるが」と話した。

主役の2人、アチタ・プラーモート=ナ=アユタヤー(イン)とパカラマイ・ポートラナン(トーン)が話をした。先ず、トーンから、この役をやる決心をした理由について話した。「誰もが実際にあったと信じている話で、私もどうだったのか知りたかったのです。それから、監督さんの顔です。懇願しているみたいな顔なので(笑)。今度はやったことのない役であればと思いました。映画にしろ、ドラマにしろ、私はやったことのない役をやりたいのです。ちょっとした中毒です。キャスティングの日が来て、まさにそうなりました。これまでやれなかったことが出来ました」

若い男優のインもあまり違わない理由だった。「自分らしくない役なので、気に入った。自分とは全く違う。つまり、医者で生活に規律を持っている。僕とは正反対だ(笑)。映画に出るからには、自分と違ったものを演じたかった。難しいが、興味がある。ウン監督と話し合ったが、気が合い考えも近かった。それにスタッフも素敵だった」

大変だった場面について訊かれて、トーンは冗談っぽく、じっと黙っている場面です、息が詰まりそうだったと言った。これは彼女の役が無口な女性だったからだ。この登場人物についてウン監督が補足した。「彼女の役のオーンは抑圧された、悲しみを秘めた女性で、毎日色のない生活を送っている。従って、トーンは殆ど喋らない内に篭もった女性を演じることになる。トーンは全て顔色で会話をしなければならなかった」

一方、インは初めての映画出演での演技の難しさを話した。「僕は新米なので、全て難しかった。しかし、本気になってやれば出来ると信じていた。僕を指導して下さった他の俳優、監督、それにスタッフの皆様に感謝申し上げる」最後に監督が、各俳優の演技に満足している、脚本通り登場人物を明瞭に完全に表現したと褒め上げた。

この映画『ピー・チャーン・ナン』は、12月5日より一般公開。(07.11.27)

(注:映画の公式サイト http://www.thescreenthemovie.com/thai/ :1989年1月ウドンターニー県バーントゥン郡のカムチャノートの森であったとう奇怪な話の映画化。土地では、この森は竜神の支配する国で、幽霊が住んでいると信じられている)