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タイ映画ニュース

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Y.T.さんに翻訳していただきました。ありがとうございます!

妖魔と人間の戦いの映画「オーパパーティカー」

アクションファンタジー映画 『オーパパーティカ クート・アマタ』(Opapatika)には、8人の第一線俳優が共演している。即ち、ソムチャーイ・ケムカラット(タオ)、チャークリット・イェームナーム、リーオー・プット、アティープ・ナーナー(ボーン)、レィ・マクドーナル、ケムアパソーン・シリスック(チェリー)、ニルット・シリチャンヤー(ニン)及びポンパット・ワチラバンチョン(オフ)。監督は、『コーホック…タン・ペー』(Fake:03)及び『エックスマンフェーンパン・エックス』(The Story of X-Circle:04)のタナコーン・ポンスワン(アン)。

映画『オーパパーティカ』は、一般の人達に混ざって生活している、妖怪変化に近い生き物である化生(けしょう)達の物語である。この化生達それぞれが、超人的な凶暴な能力を持っている。撮影に3年余を要し、制作費に8千万バーツ以上を投じた。そして、遂に10月22日にマスコミ向け試写会が催された。

会は人影による格闘ショーから始まった。司会者の挨拶に続き、アン監督と出演者を代表してタオ、チェリー、ボーンの3人が舞台に登場し、インタビューに入った。

先ず、タオが、これは生きた人間の世界に居る死後の生命に関する映画であると紹介した。彼の役は、死ぬ度に脱皮して再生する超能力を持つ不死身の化生だが、再生するとき毎回激しい痛みに苦しむ。一方、ボーンは容貌の良い化生で、体内の妖魔を操り悪事を働かす能力を持つ。しかし、体を使う度に徐々に醜く変って行く。チェリーが演じるプラーンは、化生達の息のような存在で、化生達が集まる中心である。

監督は次のように語った。これはタイ式のアクションファンタジー映画で、オーパパーテイカ(化生)という言葉は仏教に由来し、新解釈を施した。仏教には重点を置いていない。この俳優達を選んだのは、登場するキャラクターに最も相応しく、それぞれの役に成り変れると思ったからだ。

映画の中の只一人の若い女性チェリーは、自分の演技について語った。「じっとした女の役です。見た人は何も演技をしていと思わないで下さいよ。つまり、本当にじっとした演技なのです。人に引きずり回されても、とにかくじっとしているのです。とても難しかったです」

自分達の作品を初めて見る前に、各々が感想を述べた。ボーンは「興奮している。とても見たい」と、タオは「嬉しい、みんな全力でやったから。それに、一緒に集まることさえ難しい8人のタイの第一線の俳優達が団結した作品だから」と、そしてチェリーは「この映画を見るのに長い間待ちました。いよいよ見ることが出来て嬉しいです。この映画には見るべき点が沢山ありますから」と話した。

最後に、タオは映画をよろしくと次のように語った。「娯楽ばかりでなく、足るを知る、煩悩を絶つといった人生哲学を得られる」そして、監督は「俳優も製作スタッフも、そして自分自身も最高の映画に仕上げるよう心掛けた。皆さんに見て頂きたい」と語った。

この映画『オーパパーティカ クート・アマタ』は、10月23日より一般公開。(07.10.25)

(注:映画の公式サイト http://www.opapatikamovie.com/ :超能力を持つ5体の化生達の物語)

映画「イェン・ペー・レー セーマークーテ」で、ブムが大変身

女優で司会者のパナッダー・ウォンプーディ(ブム)は、ポット・アーノン監督の映画『イェン・ペー・レーセーマークーテ』(Yen Pe Le Semakute)に出演の機会を得たが、自分の役柄を、そして顔も髪型も変えなければならないので大変で、メーキャップした自分を私とは思えなかったと、次のように語った。

「カラオケ店の女主人ジェー・ファイ(ほくろの姉さん)の役です。自分らしさは微塵もありません。化粧は濃く、強烈と言えます。普段、私はこんな化粧はしません。そして、ほくろも付けます。ほくろのある女はお喋りだそうです。ジェー・ファイは、とても口が悪いのです。衣装は派手です。振る舞いは、歩き方にも、座り方にもしなを作り、店の女の子に負けまいとします。店の子供を演じるのはイム・アチタとエニー・ブルックです。2人共なかなか手ごわいが、負けたなんて言えません。監督も一生懸命です。どんな格好するのも受け入れました。

映画の演技はとても難しいですね。ドラマと同じではありません。ドラマは映画ほど繊細ではありません。ドラマとは考え方が違うのです。しかし、ドラマでやる機会のなかった役を演じるのは楽しいですね。見る人もこれまでにない私を見られます」

映画『イェン・ペー・レー セーマークーテ』には、チャートゥロン・ジョックモック、ゴーティ・アーラームボーイ、ピットナート・サーカーコン(メー)、ワーンAF2ことタナクルット・パーニットウィット、エーカチャイ・シーウシチャイ、アチタ・タナーサートタナン(イム)、ボリブーン・チャンルアン(タック)、チャルームチャイ・マハーキットシリ(キン)、エニー・ブルック等が共演している。12月7日に封切りの予定。(07.10.25)

ユッタルート監督熱望の映画「ラック/サーム/サオ」

名声高いユッタルート・シッパパーク(トム)監督は、10年以上も映画化のため暖めてきた体験を、GTH社により感動的な愛の映画『ラック/サーム/サオ』に仕上げる。業界に入る前から映画化したいと思っていたと、監督は胸中を語った。

「この『ラック/サーム/サオ』は、僕が映画を作ろうと決心した時から作りいと思っていた映画だ。しかし、過去10年その機会がなかった。GTH社のウィスート・プーンウォララック社長から、どんなジャンルのものでも作りたい映画があるかと尋ねられた。そこで、自分は感動的な愛の映画を作りたかったことに思い至った。友人間の恋愛関係の物語だ。そして、僕がかつて学んだデザイン美術学科に関係する映画だ。

三角関係の愛を描いた映画の殆どは悲しみで終るが、僕の『ラック/サーム/サオ』には、題名のような悲しみ(サオ)は無く、感動的な映画だ。それがテーマだ。僕が見せたいと思う愛の視点だ。一般の恋愛映画はロマンティックだが、この映画にロマンティックという言葉は当てはまらない。何故なら、友情の映画だからだ。友人同士が愛する場合、感情的に厄介なものだ。3人の友達の関係をよく考えなければならない。特別に注意しなければならない。理想的な愛の映画をお目に掛けよう。

俳優の人選には長期間を要した。最終的に、ペー・アーラック(アーラック・アマラスパシリ)、ピーク・パタラサヤー(パタラサヤー・クルースワンシリ)、とゴイ・ラチャウィン(ラチャウィン・ウォンウィリヤ)に絞られた。この3人はキャスティングのとき一緒に来た。そこで、彼等3人なら愛し合う友達になれると信じた。『ラック/サーム/サオ』は、10年前に作りたいと思った最初の映画だ。今日その機会が来た。僕には7本の映画を作った経験がある。『ラック/サーム/サオ』を、これまでやってきたと同様に最高の映画にしたいと考えている」(07.10.22)

トニー・ジャーに最高アクション俳優賞

山深いジャングルで初監督・主演映画『オンバーク2』(マッハ!第2部)の撮影に没頭しているため、ここ暫くトニー・ジャーことパノム・ジーラム(ジャー)に関するニュースは途絶えていた。しかし、多くのアクション・スターが参加するアジア・レベルの大会“Martial Arts Global Celebration”に招待されたら断れない。そこで、彼は万障繰り合わせクルーに休暇を与え、中国の深州に飛び、同地で10月12日に行われた大会に参加した。

会場はアジアの名だたるアクション俳優で満ちていた。先ず、ジャッキー・チェン、デヴィッド・チャン、ユン・ビョウ、倉田保昭、リウ・シェホワ、ウー・ジン、ヴァネス・ウー、チャン・ヒョク、更にカム・ヨンのペンネームを持つ高名な武侠小説家のルイス・チャ(ジン・ヨン)の姿も。その他、百人を超す香港、中国の人気俳優の参加があった。

舞台の上では、様々な武術・武芸が披露され、最も眼を引いたのは集団で行った少林寺拳法だった。そして、トニー・ジャーが舞台に上りBest Action Actor 賞を受取り、ファンに対し中国語で挨拶した。

「皆さん、今日は。私はタイ人のトニー・ジャーです。有難う御座いました」とだけ。これでは不十分なので、十分に修練してきた中国拳法の型を披露し、中国のファンから大喝采を浴びた。ジャーは今回の成功に大喜びし、次のように語った。

「中国に来たのは初めてです。興奮しています。そして、祖国とタイ映画の名を高めたこと、特に憧れの多くのアクション俳優達と同じ舞台に上れたことに誇りを感じます。舞台の上で中国拳法の型を演じている僕を、ジャッキー・チェンさんがじっと見ておられたので興奮しました。本当に、この大会に大変な感銘を受けました」

ジャーは憧れのアクション・スター達に会えてとても興奮していると語ったが、その多くの人の作品を子供頃から見てきて、それが今日のアクション俳優に至る起爆力となったのだ。大会に参加した各人と舞台上で写真を撮った時、彼の憧れのジャッキー・チェンは彼を抱擁して祝福した。更に、他の俳優達も共にジャーに喜びを表明した。それぞれ国も言葉も違うが、親しく話し合うことが出来た。

(注:Martial Arts Global Celebrationの様子  http://ent.sina.com.cn/f/v/szws/index.shtml )

前2作とは違った味の喜劇映画「ポーンラーン・サディンー」

少なからぬ収益を上げるのに成功した『パヤック・ラーイ・サーイナー』(Dumber Heroes:05)と『セープ・サニットシット・サーイナー』(Noodle Boxer:06)の2つの映画に続き、第3作『ポーンラーン・サディンラム・シン・サーイナー』(Ponglang Amazing Theather)がお目見えする。この映画は、イサーン音楽のコミック・バンドのポーンラーン・サオーンの楽しさ、及びギャング・サーイナーの滑稽さを引出し、更にカウィー・タンチャラーラック(ビーム)とウィサー・サーラサート(マイ)を加え、抱腹絶倒の可笑しさに仕上がった。多くの者が監督のルークチャイ・ポアンペット(ヨート)にプレッシャーはあったか知りたがるが、この件につき監督は次のように話した。

「この映画について、プレッシャーは感じなかった。初めての2作でプレッシャーは過ぎ去った。この映画への期待だが前の2作と同じだ。つまり、会社に損はさせなければ十分(笑)。実際、最高の作品を作ろうと専心した。前2作の製作の時と同様に、資金がどれ位回収出来るかなんて考えなかった。但し、我観客が喜んでくれるか否かという仕事の本質に焦点を当てた。最終的にどう表現できたかは、お客さんの反応を受入れる他ない。

この映画の作業はかなり大変だった。何故なら、ポーンラーン・サオーン、ビム、マイ、ギャング・サーイナーは、それぞれが自分独特のリズムを持ったコメディアンだからだ。それぞれが違った魅力を持っており、協調して理解し合い、全てが噛み合ってからは、作業は容易になった。これは、混ぜ合わせた新しい味と言える。それは程よい量で、多くも、少なくもなく、丁度よく満腹になる。

前作の『セープ・サニット〜』とは、味付けが違うので比較は出来ない。『セープ・サニット〜』は、柄が悪く、南タイのスープの様に激辛だ。今度の『ポーンラーン・サディン〜』は、イサーンのソムタムの様に頃合の味で、より誰にでも食べ易い。この点が魅力だと思っている。ポーンラーン・サオーン楽団は、愉快な演奏に特徴を持っている。ビムとマイのコンビにはロマンティックな別のリズムを持っている。色々なギャグは彼等の自然体から採った。

ギャング・サーイナーは、また違った路線だ。彼等のリズムは、我々が慣れ親しんでいるリズムだ。この映画を、ポーンラーン・サオーン楽団のファンは見に行くべきだ。舞台外の彼等の新しい作品だから。映画『セープ・サニット〜』のファンも同じだ。この『ポーンラーン・サディン〜』は、丁度良い美味しさと程よい量の笑いがある。

この映画『ポーンラーン・サディン ラム・シン・サーイナー』は、11月29日封切りの予定。(07.10.11)

(注:映画の公式サイト http://www.ponglangamazingtheater.com/ )

阿部寛とオフが渡り合うアクション映画「チョコレート」

映画『マッハ!』(Ong-Bark:03)と『トム・ヤム・クン』(Tom Yam Goong)により、世界市場でタイのアクション映画を成功させ歴史の新しい一頁を開いたプラチャヤー・ピンケーオ監督は、アクション映画『チョコレート』(Chocolate)で、世界のアクション男優の座を得たトニー・ジャーに続き、パンヤー・リットクライが4年の歳月を掛けて養成したアクション女優ヤーニン・ウィサミタナン(ジージャー)をいよいよ登場させる。

この他、映画『チョコレート』では、日出ずる国の男優・阿部寛が、タイの実力派男優ポンパット・ワチラバンチョン(オフ)と渡り合う。更に、アマラー・シリポン(ソム)が映画に味を添えて、2008年度の大作アクション映画となった。

映画がクランクアップする機会に、プラチャヤー監督は初めてマスコミを撮影に招待した。日本のヤクザの幹部マサシに扮する阿部と、妻のシン(ソム)と娘のセン(ジジャー)に、手下と共に害を加える凶暴なマフィアの首領No.8に扮するオフがぶつかり合う場面である。

この場面では、阿部は日本刀を使ってパンヤーのムエタイ・チームのファイターが扮する悪漢達との立ち回りを演じるだけでなく、名誉と技をかけたオフとの刀での切り合いがある。これは失敗出来ない。つまり、実際に切って怪我させてはならない。阿部は今回の仕事について次のように語った。

「プラチャヤー監督及びタイ人クルーの皆さんと仕事が出来て嬉しい。タイと日本の仕事のやり方に違いはあるが、何も問題はなかった。言葉の点が心配だった。感情を出す場面が多く、意志の疎通の面で、問題が起こりはせぬかと恐れていた。

しかし、現実には、監督が登場人物の感情を分かるように説明して下さり、全力で演技することが出来た。プラチャヤー監督と一緒に仕事が出来てとても嬉しい。そして、タイの方々の仕事振りにとても感銘を受けた。タイ人は疲れを知らないのかと思わざるを得ない。おまけに、常時微笑を絶やさない。撮影が夜中に及んでも、とにかく仕事を続け、ばてることはない。これは、僕の俳優生活に於ける素晴しい経験の一つということが出来る」

タイのベテラン俳優オフとの刀での決闘の感想について、阿部は語った。「この場面は僕がオフさんと切り合う場面だ。映画では、マサシは愛する女性シン(ソム)を助けに行くのだが、No.8(オフ)に邪魔され、刀で戦うことになる。この場面のため十分に準備した。前もってオフさん達と刀の使い方の練習をした。それで、本番に入った時、危険を感じることなく、心配はなかった。このアクション・シーンでの演技はとにかく命懸けだったが、オフは常に安全に気を使ってくれた。従って、危険を感ぜず演技出来た。オフは実に気の良い男だ」

一方、プラチャヤー監督は日出ずる国の男優について次のように語った。「阿部との仕事についてだが、彼は高いプロ意識を持っている。日本とタイでは仕事の方式が違うが、彼は素早く調整して合わせてきた。そして、彼はとても繊細だ。先ず、彼はストーリーボードがあるか聞いてきた。ビデオ方式のがあるので見せたら、しっかり事前の勉強をしてきた。スクリプトを送ったら、理解に努め一章毎に質問を寄越した。かれは大いにプロ意識のある人だ。また、彼は時間に正確だ。日本人は皆そうだ。従って、スタッフの各人が彼にとても気を遣っていた。一緒に仕事をして嬉しかったし、彼のプロ意識には大いに感銘した」

映画『チョコレート』は、2008年2月7日に封切りが予定されている。(07.10.11)

ロマンティック映画「ラック・マイチャムカット・ニヤーム」遂に登場

2年に及ぶ手直しを終え、遂にスター・メーカーのポンチャユット・シリスカウォンサー(チャーイ)の初監督作品『ラック・マイチャムカット・ニヤーム』(Unlimited Love)のマスコミ向け披露会が、10月8日に催された。ポックチャット・ティアムチャイ(ジップ)、ソムチャーイ・サートゥタム(ジュップ)それに新人男優のアサダーン・サーティウォンスクン(ローイ)の3の人の主役が勢揃いした。

先ず、チャーミサー・ソムトーン(ミン)が映画主題歌“ラック・マイチャムカット・ニヤーム”の女性版を歌い、続いてプラモート・パーターン(オット)が同じ歌の男性版を歌った。次いで、インタビューになった。監督が、マスコミ、スタッフ、並びに多くの後援者に礼を述べ、司会に促され監督業の難しさを語った。「9年間ハックス(キャンデー)の美男美女コンテストをやってきて、これが初めての映画監督だ。監督業は非常に難しかったが、幸運なことに有能なスタッフに常に助けられ励まされて、全て上手く行き映画は完全に仕上がった」

ヒロイン役のジップは自分の役について語った。「難しかったです。実は、これが初めての映画なのです(今年7月に封切られたジップ主演の『タット・スー・フット』(Kung Fu Tootsie)の方が後に撮影された)。それに、ドラマチックですし。泣く場面が沢山ありました。事前によく研究し、役に入れ込めるよう努力しました」一方、ヒロインと同じくらい泣く場面があったヒーロー役のローイは、感情の出し方について話した。「難しかった。ただ泣くだけでなく、少しずつ泣かなければならない場面もある。例えば、彼女の面前では何もしないでいて、彼女が行ってしまうと涙が流れ出すとか」

もう一人の主要登場人物のジュップは、泣く場面こそ無いが、劣らず重要な役だ。映画ではジュップは熱血漢のバイクレーサーで、ヒロインのジップとしても演じなければならない。彼は、この役についてどのように準備をしたか、そして、細かい点までジップになりきる為、ジップの座り方、立ち方、その他の動作を如何に観察したかを語った。

映画の製作動機について、監督は次のように語った。「多くの質問からだ。もし、恋人がいるとして、恋人から何故私を愛しているのと質問されたら、誰もが同じ答えをする。それは君が君だから、君が君らしいからさと。しかし、ジップが美人だから、ジップがセクシーだから、好きだと何故言えないのか。しかし、もし事態が変った場合、もしその女性が事故に遭って美人でなくなったら、我々はそれでもその女性を愛せるだろうか。誰かを愛していると言っても、容貌を愛しているだけではないのか、それが本当の愛と言えるか。これが映画のテーマだ。」

「映画の題名は、愛は良いとか悪いとか言い切れないところから来ている。とにかく、愛は犠牲だと言う人、我慢だと言う人、色々あってアンリミテッドだ。そこで、アンリミテッド・ラブとなった」俳優の人選について聞かれて、監督は「ジュップについては、気品があって、外見が男らしい。彼を女性に見えるように変えてみたかった。映画の中でやって、観客が彼だと信じるか知りたかった。ジップは、初対面の時から気に入っていた。彼女は本当に上手で熱心だ。ローイについては、J-Pop K-Popスタイルの時流に合った二枚目だ。業界はこのような容貌の主演男優を必要としている。ローイは哀れそうな男に見える。どんな演技をするか映画を見て頂きたい」と答えた。

人気女優で1997年度ミス・ハックスのパチャラパー・チャイチュア(アム)が監督に花束を贈り、会場の雰囲気は大いに盛り上がった。この映画『ラック・マイチャムカット・ニヤーム』は、10月18日より一般公開される。(07.10.7)

(注:美人作家のジップは恋人の広告クリエーターのローイを深く愛していたが、やがて破局が来て苦悩の末別れる。再び、ジップはローイの元に戻るが、何かが違う…)

映画「ピー・チャーン・ナン」で、顔に傷をつけた二枚目

二枚目俳優のナモー・トーンカムヌートは、幽霊映画に出演する幸運を得てから、着実に演技に進歩を見せてきた。その映画、ローニン・グループの作品『ローンコーン』(Art of Devil 2 :05)は、国内外でヒットして多額の収益を上げた。その後、GTH社の『フェート』(Alone 07)に出演の機会も得て、遂に『ピー・チャーン・ナン:アータン・パー・カムチャノート』(The Screen)では、アチタ・プラモート=ナ=アユタヤー(イン)やパカラマイ・プロートラナン(トーン)と演技を競い合うまでになった。そのナモー・トーンカムヌートは次のように語った。

「この映画『ピー・チャーン・ナンー』では、僕はロートの役だ。知識もチャンスもなく、顔に傷跡があり、コンプレックスを抱いている青年だ。それに麻薬中毒で、社会の汚点だ。映画では重要な役で、演技で感情を表明しなければならない。これは挑戦だ。歩き方も、物の眺め方も変っている。考えもとろい。教育もない。そんなわけで、自分の未熟さが体から表れている」

人気二枚目俳優であるにも拘わらず、この映画では顔に傷のある青年に扮するナモーは、撮影に入る前メーキャップに長時間を要した。ナモーはこの点につき補足説明をした。「色々な幽霊に扮する助演俳優達はメーキャップや装束に長時間を要したが、自分は彼等よりも更に長く時間が掛かった。面白かったし、やる気が出た。僕のこの役を多くの人に見て欲しい。きっと演技で成功すると思う」

スタッフがピー・チャーン・ナンの物語を採り上げ映画化したことについて、霊魂の世界を信じるかとの問いに対し、ナモーは次のように答えた。「奇怪な話について、僕は子供の頃から興味があった。バミューダの三角地帯とか、異次元の話とか。我々が未だ知らない、また知られたくない何かが存在すると思う。時には知りすぎて良くないこともある。しかし、カムチャノート(ウドンターニー県の地名)には居ると信じている。そこに居ると、その領域を侵したような嫌な気持ちになる。しかし、そこへ入ったからには全力で仕事をした。そして、その地の名を汚すようなことはしていないので気分は爽快だ」

この映画『ピー・チャーン・ナン:アータン・パー・カムチャノート』は、今年12月に封切予定。(07.10.8)

(注:映画の公式サイト http://www.thescreenthemovie.com/  )

映画「ラック・ヘン・サヤーム」で4人の新星誕生

映画『13ゲーム・サヨーン』(13 Quiz Show:06)で、ノイ・ウォンプルーことクリサダー・スコーソーンクレープ(ノイ)を育て、数々の主演男優賞を獲得させた、若き監督チューキアット・サックウィーラクン(マディアオ)が、今度は数人のスターを誕生させようとしている。

マディアオ監督は、ロマンティック映画『ラック・ヘン・サヤーム』(The Love of Siam)に、マーリオー・マオルー(オー)。ウィットウィシット・ヒランウォンクン(ピット)、アティチャー・ポンシンピパット(ベスト)そしてカンヤー・ラタナペット(ターン)の新人達を主役に起用し、ベテラン俳優のシンチャイ・プレーンパーニット(ノック)、ソンシット・ルンノッパクンシー(ゴップ)、チューマーライ・ブンヤサック(プローイ)と共演させている。この新人俳優達は、容貌が可愛いだけでなく、演技力も身につけている。この点につき、監督は次のように語った。

「これは、サイアム・スクエアでの若者達の様々な形態の愛についての映画だ。この4人は、高校3年生の若者の代表だ。それぞれが、異なったキャラクターと愛を持っている。この、オー、ピット、ベスト、ターンの4人の俳優を選び出すのは実に大変だった。容姿だけでなく、演技能力も重要だったので、何度もオーディションを行った。役柄を理解し特別な能力がなければならない。この点彼等は優れている。

映画の中で、ピットは実際に歌を歌い楽器を演奏しなければならない。容姿だけで選んだのではない。マーリオーはかなり大変な役だ。彼は目の輝きで感情を伝える能力があり、しかも自然だ」最後に監督は次のように締め括った。「オーディションをパスしてきた4人は、演技は初めてとは言え、愛の物語を完全に伝える能力がある」この映画『ラック・ヘン・サヤーム』は、11月22日に封切り予定。(07.10.8)

(注:映画の公式サイト http://www.theloveofsiam.com/ )