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Y.T.さんに翻訳していただきました。ありがとうございます!

若手俳優が映画「ザ・ギック 2」の視点を語る

『ザ・ギック 2』(Gig Number 2)は、若い男女の恋の大騒動を描いた映画で、ギック(注:恋人のようだが恋人ではない異性)というスラングを題名にしている。しかし、俳優達はこの映画には隠された視点があると言う。例えば、エムの役のアーメリア・チャーコープ(エミー)は言う。「愛は美しいものだが、愛を成就すべきかという若者の視点です。そして、何をすべきか、何をすべきでないかを教えてくれます」

ヌーイ役のポンラディ・ジャルーン(プローイ)は、映画の中に隠されている核心について「望みを叶えた、そして叶えられなかった若者の恋愛生活に於ける視点です。そして、若者にどんな愛が成就した愛と言えるかを教えてくれます(微笑)」と語った。男優の番になり、ビア役のピーラポン・セーナークン(イッキウ)は「若者の映画の中の視点は、現代の若者にとり身近なもので、考え方には様々ある。それぞれのカップルは違った考えを持っている。僕のカップルは、何かしようと思ったら、今日から始めようとの考えだ。遅すぎたという事のないように」

更に、男優ナッチャート・サンカーン(ブン)は「チェックの役だ。この映画には色々な視点がある。先ず、楽しく愛する事は間違った事ではない。自分のような世代は、楽しいことをすべきだ。経験を求めて大いに遊ぶべきだ。良くも悪くも自己探求し、良いことも悪いことも試してみるのだ。しかし、最も大切な義務は勉強だ。勉強が出来たら、何処へ行こうと大丈夫だ。常にどれが正しく、どれが間違っているかを考えて欲しい。もう一つ、映画から学べることがある。確かに学生は恋する年頃だ、たとえ恋愛を楽しんでいても、もしある時点に達したら、またはこれという人に会ったら、自分自身を愛するように、その人を愛すべきだ」

最後に、男優のベンジャーミン・ホートラパワーノンは、自分の役と彼の視点について語った。「映画ではポックの役だ。グループの先輩格だ。無口な男だが他の者より激しいところがある。鞘の中の刃物だ。映画は例を挙げて、人を愛したら浮気をするな、そしてギックより真の恋人を持てという事を教えてくれる。また、学生であるうちは、将来のため勉強に全力を尽すべきだ。恋愛に熱中して勉強を疎かにしてはならない。そして、重要なのは、真に君を真に愛しているのは両親だという事だ(微笑)」

この映画『ザ・ギック 2』は、9月20日より封切り予定。(07.8.30)

(注:映画の公式サイト http://www.gig2movie.com/ )

ピン・ラムプラプレーンの監督第2作映画「コン・ヒウ・ホア」

感動的な映画『コートラ・ラック・エン・ルーイ』(Loveaholic:06)に続く、ピン・ラムプラプレーンことプーピン・パンサアート監督・出演の第2作『コン・ヒウ・ホア』(Khon Hew Hua)のマスコミ向け披露会が催された。

会場には、監督の他に、プーリ・ヒランヤプルッック、スパックソーン・チャイモンコン(クラセー)、ウィサー・サーラサート(マイ)、プイ・ティーシップことクーンシット・スワンワット、アピチャート・チューサクン及びラッチャーノン・スックサクンの主演および助演の俳優達が顔を揃えた。

先ず、ピン監督が映画について説明した。「どういう映画かは、実際のところ言い難い。しかし、幽霊映画ではないことは確かだ。『コートラ・ラック・エン・ルーイ』に良く似た変った映画だ。映画のジャンルは、恋愛物とも喜劇ともシリアスとも言えない。しかし、見に来て頂いた方が見終わった時、今日は愛する人と一緒に時を過ごせて良かったと思うと信じている」

更に、監督は映画の製作の動機について語った。「つまり、僕は自分自身の劣等感から映画を作るのが好きなのだ。容易く脚本が書ける。前作も、ある女性に過ちを起こし、謝罪のために映画を作った。彼女は映画を見てないが。今度の作品だが、僕は子供と一緒の時間が余りにも少ないので、子供と一緒に見る映画を作りたかった。僕と子供で話をして一緒に作ったこの一件を思い出した。お父さん、一緒に作った話、未だ覚えていてくれたのだねと分かるように」

この映画に出演した理由を聞かれて、プーリは「監督から僕の大好きな映画『スナッチ』(米:20)のような映画を作ると聞いた。そして、脚本を読んで興味を持ち、出演を決めた」と答えた。クラセーは「私は『コートラ・ラック・エン・ルーイ』が好きだったので、出演しました」と、そしてマイは短く答えた。「第一に脚本が気に入って、それにタイミングも良かったので」

この映画でプーリが命拾いしたことご存知だろうか。プーリはその体験を語った。「僕は殆どの場面に登場した。車が衝突する場面では、車が横転する。監督から出来るかと聞かれた。監督はこの場面を僕にやって欲しいのだ。特殊効果は僅かだ。結局、僕は監督にやりたくないと願い出た。恐ろしくて出来なかったのだ。これが幸いした。映画を見て御覧なさい。車は転覆しガラスが破裂する。ウヘー爆発だ。自分の決断が正しかった。炎に包まれてしまうところだった」ピン監督は弁解した。「違うんだ。安全対策予算を使い切ってしまっていたのだ。危険のない爆発は高くつく。そこで小規模の爆発にせざるを得なかった」

クラセーはピン監督との仕事について語った。「演技に入っても監督は何も言ってくれないシーンが2〜3場面ありました。リハーサルもないのです。そして、本当にびっくりしました。例えば、死体収容室で首のない死体が起き上がってくるのです。本当に驚きました。それから、ガラスが全て破られた部屋に入るシーンでは、ピンさんは入れ込んで、ガラスを音高く踏みつけるのです。みんな、びっくりしました」

この映画『コン・ヒウ・ホア』は8月30日より一般公開。(07.8.30)

(注:映画の公式サイト http://www.kon-hew-hua.com/ :トゥーイは貧しさのあまり、娘の教育費のため強盗団に入るが、裏切られ首を刎ねられる。しかし、首と胴体は離れても互いに生きている…)

大学の垣を越えて若者の生活に迫る映画「The One」

テレビドラマの監督でお馴染みのマールット・サーローワート(トー)が、銀幕に進出して『The One リキット・ラック...カッチャイ・メー』を監督した。主演は全女性のアイドルのスパナット・チャルームチャイジャルーンキット(オフ)で、社会的に有名なウォンチャノック・シーワシリ(マンクット)の息子の役を演じる。その他にも、ヒロイン役のラパッサラダー・ナームサガー(ドリーム)、共演のネティマーポーン・トライカム(マミアオ)、及びタン・パーフェクトマンことイサラー・イサラーンクン=ナ=アユタヤー(タン)など新顔が多数出演している。

去る8月15日、この映画の披露会が催され、監督と俳優達が舞台に上がり話をした。その前に、映画にも出演しているアーラヤー・トーンソートセーンとクワンドワン・パトムニップが歌う映画の挿入歌“サーオ・イサーン・ロー・ラック”により始まった。これは、コーンケーン大学の学生生活を描く映画紹介のウォームアップと言ったところ。

映画のストーリーは、タンクラーという名の青年が、母親が選んだ英語が主要学科の私立大学に代えて、地方の大学への進学を選ぶ。大学の垣の中の生活で友情を育み、更に様々なことを学んで行く。そして、ワートダーオとの恋愛がある。これが、息子と母親が諍いをする原因の一つになる。

先ず、主役のオフが話した。「初めての映画だ。出ると分かって興奮した。役はタンクラーで、考えのある男だ。演技の他に、映画の中で歌も歌った」

オフの母親役のマンクットは「監督が言葉巧みに映画出演を勧誘に来られましたが、決心するのに時間が掛かりました。これまで映画に出たことがないので、不安で何日も考えました。プラナコーン・フィルムもひどいです。初めての私にこんな重い役をやらせるなんて。撮影の初日は疲れ果てました。早朝から日の暮れるまで一日中泣いていたのです。泣くとき何を考えたらよいのか分からなくて、犬のことを考えました。他のことででは泣けませんので」と語った。

ヒロインのワートダーオ役のクリームは自己紹介をした。「クリームです。コーンケーン大学の人文・社会学科の3年生です。映画に出るなんて、私は田舎娘で、こんな機会があるなんて考えたこともありませんでした。キャスティングをパスして呆然となりました。自分が委員の方のお目に留まるなんて。表情や感情の出し方はどうするのか、演技を習ったことがないので、演技はとても難しく思いました」

映画では敵役のマミアオも自己紹介した。「私もコーンケーン大学の学生で薬学科です。母が舞台芸術の教授なので、私は演技が大好きです。役のラリンは大変な自惚れ屋です。映画ではイサーン(東北タイ)の娘ですが、イサーンが嫌いで、バンコクで出たがります。スターに有名になりたいのです。自分はとても美しいと思っています。ヒーローに一目ぼれして、恋人になろうとします」

最後に、マールット監督が自分の作品の紹介をした。「可愛らしい映画で、なんら有害なところはない。家族揃って見られる。お涙はない、あるのは感激だ。コーンケーン大学に場所を選んだのは、国立大学の最終合格者がここを選択していたからだ。しかし、行ってみるとコーンケーンはとても繁栄した街だった。コーンケーン大学も大いに発展していて、映画の製作に何の問題もなかった。トンクラーは母親から遠く離れたがっている。映画ではその関係を分かり易く表現した。そして高校生から大学生への変化を表現した。大学生になれば人生に責任を持たねばならないのだ。

現在の社会情勢で、タイの若者と家族の状態が脆弱になっている。社会との状態も弱くなっている。子供達は一寸した者になりたがる。楽しいことに耽り、唯物論的になる。歌に関する物を好み、ブランドネームを好む。熟達者にはなりたがらないが、歌は上手く歌いたい。ファッションモデルになりたがる。スターになりたがる。一夜明ければ、全国に名を知られたひとかどの者になっていたい。明日の事は考えない。子供達は脆弱化している。両親が子供の面倒を見る時間も減っている。しかし、私は伝えられている良い面を取り上げて表現した。悪い面があれば、良い面もある。我々は選ばなければならない。観客の方々は良い面を選んで利用して欲しい」

監督はオフを起用した理由を「オフは愛すべき男だから。愛すべき男を起用したかった。何でも話し合えるし、友人だから」と語った。

この映画『The One リキット・ラック…カッチャイ・メー』は、8月23日より一般公開となる。(07.8.16)

(注:母子家庭で、母親の管理下にあるトンクラーは、母の薦める大学を避け、地方の大学へ進学する。大学の寮生活で彼の人生は一変するが…)

大関正義とマムが主演のアクションコメディ映画「クー・レート」

映画『マッチュラート・ターム・ラー・カー・マイ・ソン』(Devil Run:82)や多くのTVドラマを監督してきたノッパラット・プッタラタナマニー(ジョー)の監督作品『クー・レート』(The Odd Couple)には、ペッターイ・ウォンカムラオ(マム)つまりコメディアンのマム・ジョックモックが男の殻を脱ぎ捨てリリーという名のオカマに変身して出演している。彼(彼女?)は親友が殺されるところを目撃し犯人から命を狙われる。一方、事件を捜査するセイギ・オーゼキ(大関正義)扮する日本の刑事は、この唯一人の証人の身を守ろうとする。

去る8月6日この映画の披露会が、サイアム・パラゴンのインフィニティ・ホールで開催された。大勢の勇ましい女性の一団が結集し、口達者なパチャラシー・ベンチャマート(カラメル)が司会を務めた。

先ず、俳優達の共同インタビューが行われ、ウォラナパー・クリサディ(マー)、ワサン・ウッタマヨーティン(ノーン)、ソムキアット・チャンタプラーム(セーナーリン)、モラス・ケイ、クルーク・シラー、プラープパドン、そしてスワナバーンが列をなして現れた。華やかなユッタナー・ローパンパイブーン(ジェウ)を欠いていたが、各々が自分の最も勇気ある体験を面白可笑しく話した。

極めつけは、ノーンがばらしたマーに関する体験だった。「マーは若い頃テーブルの上でストリップダンスをするのが好きでした。一緒にカラオケに歌いに行った時、マーはそわそわと行ったりきたりして、先に帰ると言うのです。しかし、夜中の12時になっても帰ろうとせず、2時になったらパンティを脱いで、テーブルの上に乗りストリップダンスを始め、キャーキャー騒いでいました」

それにセイギ(正義)とマムの二人の主役が加わり、マムはどうやって女性らしい品を作ったか話した。「先輩の方々から教わったのさ。クルーの中の多くの人に会ったり、メーキャップ係りの人やらを訪ねたり。勇猛振りは、この人達からだ」

セイギ(正義)は最も大変だった場面はと訊かれて「それは刀を使う場面だ。これまでアクションシーンをやったことがないので、僕は刀を使ったことがない。だから、難しかった」と答えた。また、格闘シーンで刀の使い方を誤って起した事故についても語った。更に、どうしたらそんなに男前になれるのかとの問いに「現在僕は痩せているが、以前はもっと肉がついていた」と答えると、隣に座っていたノーンがセイギの腕を掴んで「未だ肉はあるわよ、美味しそう」と言った。

じっとしていられないノーンは、今度はマムについてばらした。「マムは女装姿の自分が大変お気に入りのようでした。スタッフが頭をすっぽり覆う長い髪の毛の鬘を載せると、先ず頭をつるつるにした方がいいなと言いました」マムが付け加えて言った。「すっかり化粧が終ると。ウェーオ・ジョックモック(マムの実妹)そっくりだと言われたよ」

最後に、ノッパラット監督は、こんなに多くの心は女性の俳優をこの映画に結集した理由を語った。「実際のところ、愉快な映画を作ろうと思ったからだ。そこで、高い能力のある俳優を使用する必要があった。観客が望む面白い映画にしたかったので、登場人物の一人ひとりを危機一髪の情況に置くようにした。出演してくれた俳優の皆さんは、誰もが最高だった」

最後に、監督は「皆さんが望む楽しさを味わって欲しい。そうすれは、スタッフとキャストの苦労は報われる。皆、能力の限り努力した」と述べた。

この映画『クー・レート』は8月9日より一般公開される。(07.8.9)

(映画の公式サイト:http://www.kooradmovie.com/ :日本のセイギ刑事は同僚が殺され、犯人を追ってタイへ来る。ショーガールのオカマのリリーの親友も同じ犯人に殺される。二人して助け合いながら犯人を追及する…。大関正義はバンコクで活躍する日本人俳優 http://www.asianhunk.net/seigi-ozeki/ )

喜劇映画「コーン・バーイ〜」の撮影風景

ベテラン・コメディアンのペット・チューンジムが監督する究極のラブコメディ映画「コーン・バーイ・ザ・ムービー:ラック・ナ...ポー・タッティンノーン」の撮影が進行中である。この映画に、ペット監督は全国のコメディアンに召集を掛けた。更に、オフAF2の名で知られる中高年女性のアイドル歌手のスパナット・チャルームチャイジャルーンキットが、恋人を追ってバンコクへ出て来る真っ正直だが愚鈍ではない山地民族の青年の役で出演している。

映画の重要な場面の撮影を見学する機会があった。ティポー(オフ)、ローサー(ヌイ・チューンジム)、マージュー(ジャカブン・チューンジム)の3人と仲間達が変装して、悪役のパキン(トラカーン・パントゥムルートルジー(トン))と結婚式の最中のアニー(アレックセンドラー・サティブート)を救い出そうと式場に潜り込む場面だ。結婚式は豪華に設えられ、役者の衣装も奇抜で、50人以上のエキストラが参加している。ペット監督はこのド派手な場面について語った。

「ここは映画で重要なスケールの大きな場面だ。つまり、悪役のパキンと危機一歩手前のアニーとの結婚式の場面だ。そこで、ヒーローの一団が変装してアニーを奪回する計画を立てる。この場面に、僕とスタッフは慎重に計画し準備をした。結婚式の絵を完全なものにしたかったからだ。この場面で重要なことは、主要俳優も大勢のエキストラも十分に準備をしたことだ」

その上、スタッフは映画のヒーローを驚かす算段をした。7月31日が誕生日のオフに大きなケーキが贈られた。更に、8月1日が誕生日のタンにも。コメディアン達とスタッフから起こるバッピー・バースディの歌声の中で、二人の若者はニコニコ顔で喜んでいた。

この撮影見学会が終了する前に、監督は「これまで多くのコメディアンが映画を作ってきたが、この映画は誰のとも違う。ギャグにも自分なりの味つけがしてある。もう暫く待って下さい。面白いこと請合います」と宣伝した。(07.8.6)