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Y.T.さんに翻訳していただきました。ありがとうございます!

テンとノーンの監督映画「テン・ノーン・コン・マー・ハー・ヒア」

題名を聞いただけで笑いが保証される映画『テン・ノーン・コン・マー・ハー・ヒア』(Teng Nong Khon Ma Ha Hear)の披露会が、去る5月28日に催された。テン・クートテンことポンサック・ポンスワン、そしてノーン・チャチャチャーことチューサック・イアムスックの二人の主演俳優が、初めて共同で脚本を執筆し監督した作品である。

先ず、ヒップホップ・グループThaitaniumと一緒のテンとノーンが映画挿入歌“エッ”を歌い、次いで監督と俳優達がこの映画について話をした。どうして二人がこの映画の監督をするようになったのかと聞かれて、テンが答えた。

「一緒に仕事をしていて、ノーンは僕の車に移って来た。車には6〜7人が居られる。我々は寝転んで色々なテレビを見て、話し合った。そして、新しい愉快な気分が盛り上がった。これはネタになるから書きとめるようにノーンに言った。その日から一年以上が経ちメモは沢山になった。我々はネタを読み直し、綴り合せストーリーにした。それらは旅に関するもので、それがこの映画になったという次第だ」

二人の旅の話だが、テンとノーンは釣りをしている老人の人形を送り届ける任務を負わされる。この道中てんやわんやの騒動が起こる。チラダー・ヨーハラー(ルークケート)は、この大騒動に関係する自分の役について語った。「私は警察官ナムターンの役です。全編を通してテンさんとノーンさんを追跡します」そして、アンディ・ケムピムックは短く「この映画で僕はシー親分です」と言った。アンディは映画の中で、演技だけでなく挿入歌“It’s For Real”を作曲し歌っている。

会場で更に笑いを呼んだのは、飯屋の皿洗いダーオ役の若い女性コメディアンのスダーラット・ブットプロム(トゥック)だった。 テンはトゥックを起用した理由を説明した。「何故我々二人がトゥックを起用したか。一つは、この役は誰でもやれるからだ。そして、トゥックには金が必要だったから。彼女の家の2頭の水牛が病気なのだ。病気の水牛の治療費のため、彼女を映画に出演させた次第だ。ギャラはそんなに多くない、4,600バーツだ。税金を引くと2,300バーツってところだ」(笑)

この映画『テン・ノーン・コン・マー・ハー・ヒア』は、5月31日に一般公開される。(07.5.31)

(注:映画の公式サイト http://www.tengnongmovie.com/ :テン・ノーンの二人は、マフィアの大親分に人形を届ける役を命じられる。その道中思いもかけぬ大騒動が持ち上がる…)

純タイ式幽霊の映画「ウィン・ピーサワート」

チャラン・ウォンサッチャ監督の純タイ式ホラー映画『ウィン・ピーサワート』(Dark Water)は、殺された妊婦の霊の愛と怨みの物語で、怨みは水中の霊に宿り復讐の機会をねらっている。主な出演者にチャーチャーイ・ガームサップ(ケン)、チュティカーン・チュンラナン(クッキック)、チャイヤー・ミトラチャイ(エー)、コーウィット・ワタナクン、サーマート・パヤックアルン及び多くのコメディアン達。

去る5月14日、この映画の披露会が開催された。先ず、映画の出演者でもあるシンガーソングライターのパヤップ・カムパンが挿入歌“ナーン・プラーイ”を歌い、恐怖の雰囲気を盛り上げた。次いで、監督と俳優達がインタビューを行ない、初めに監督がこの映画について述べた。

「幽霊の出る映画は沢山あるが『ウィン・ピーサワート』は、僕自身のイマジネーションによる幽霊の映画だ。純西洋の幽霊の真似でない、タイ式の幽霊のタイ映画をタイ人に見せたかったのだ。古い幽霊映画から古いものを集めで混ぜ合わせ、タイの幽霊の雰囲気と匂いを出した。水中撮影があったので、撮影は容易ではなかった。タイ人はタイ映画を支持して頂きたい。タイ映画のテクニックはどんなものか見て欲しい」

監督の話に次いで、俳優の一番手にヒーロー役のケンが話をした。「僕の役はサック警察少尉だ。ノワンの恋人で、村の権力者を捜査するため身分を隠している。この映画が大変だったのは地方での撮影だったことだ。しかし、スタッフは素晴しく、疲れを感じさせないよう、撮影を楽しくやって下さった。皆全力でやった。この映画をよろしくお願いする」

ヒロイン役のクッキックは自分の役について述べた。「ノワンの役です。殺されてナーン・プラーイ(注:胎児と共に殺された妊婦の幽霊。最も恐ろしいとされる)になります。映画は初めてです。結構難しいシーンがありました。例えば、渦巻く川で舟を漕ぐ場面。漕ぐのが大変でした。それから水中の場面。15メートルも潜らなければなりません。ダイビングのトレーナーが手伝って下さいましたので、上手く出来ました」

今回はイメチェンして邪悪な幽霊退治の祈祷師を演じる人気コメディアンのトアレー・チューンジムは「この映画でコメディアン達は皆イメチェンしている。大勢見に来て下さいよ。川の幽霊の映画です。川の幽霊なんか本当にいるのか確かめに来て下さい」と語った。

この映画『ウィン・ピーサワート』は、5月17日より一般公開。(07.5.17)

タイで「ランボー4」を撮影中のS.スタローンとのインタビュー

18年振りでシルヴェスター・スタローン扮するジョン・ランボーが、映画『ランボー4』で戻ってくる。再び監督を引き受け、タイで撮影中のスタローンとインタビューする機会を得た。

筋を教えてもらえませんか?
18年前『ランボー3』で、タイのジャングルに消えて行ったジョン・ランボーが、北タイで蛇を捕えて生業としひっそりと暮らしているのが分かった。ここからランボーの冒険と闘いの物語が始まる。1年ほど前、『ロッキー・ザ・ファイナル』の撮影中、良いアクション映画を作りたくなった。それは現実に起こっているミャンマーの問題に興味を持ったからだ。

何故撮影地にタイを選んだのですか?
実は『ランボー2』をタイで撮影したかったのだが、事情があってメキシコでの撮影になった。今回の『ランボー4』は、ミャンマーに関する話で、タイも関係してくる。タイは文化と環境に多様性があり、それに専門的な人材も多い。タイはパーフェクトな撮影場所だ。

ミャンマーの関する資料は沢山集めましたか?
自分で色々リサーチした。米国の政治家、国連、そしてミャンマーからの移民と話をして調査した。ミャンマーの問題はホラー映画のように残酷だ。世界の人々はイラク、サダム、ソマリアの問題は知っているが、ミャンマーで世界最長の内戦が行われていることは知らない。

何故、前作『ランボー3』から長い年月が経ったのですか?
『ランボー3』から後、仕事がしにくくなった。自分は政治面で問題を抱え、その上麻薬使用で告訴された。そんなことからがっくりきて、『ロッキー5』の様に希望をなくし、暫く作りたいとは思わなかった。この20年で世界は大いに変化した。この間、人々の人気は『スパイダーマン』『ファンタスティック4』『ハルク』といったファンタジーに向かった。とは言っても、「ランボー」の様なキャラクターも忘れられていない。本編には、この世界で起こっている真実の話を挿入した。

今回の映画はヒットすると思いますか?
この映画はタイ人には歓迎されると思う。撮影地がタイであるばかりでなく、スタッフはタイ人で、大勢のタイ人スターが出演しているから。そればかりか、本物のミャンマー人が重要な役で出ている。こんな機会はめったにない。

タイのことをどう思いますか?
僕はタイ国とタイ人が大好きだ。一緒に仕事をしているスタッフは実に有能だ。タイ映画は決して香港に負けてないと思う。

スパコン・キッスワン(トック)との共演はどうですか?
彼は最高だ。実際演技は最高だ。男前だし人柄も良い。最初は、これ程までとは期待していなかった。彼は機敏でアクションは猫のようだ。そこで、彼のアクションシーンを増やした。彼はまさにタイのランボーだ。彼の未来は洋々としていると思う。

この次はどんな計画がありますか?
元オートレーサーに関する映画を製作する計画がある。監督主演をやるつもりだ。実はハリウッドのスタジオから僕に映画を2−3本作って呉れと依頼がある。それをやってから引退するよ。(07.5.14)

映画「チュム・ターン・ロットファイ・ピー」幽霊列車の汽笛が響く

スクム・メーターワニット監督のアクションホラー映画『チュム・ターン・ロットファイ・ピー』(Train of the Dead; 別名 Ghost Train)は、警察から逃れるため列車の乗客から金を強奪するギャングの話だ。盗賊達が逃げ込んだ列車は快適に思われたが、次々に恐ろしい事態に遭遇する。この列車には、乗ることは出来ても降りることが出来ないのだ、そんなこと誰が予想したか。出演者に、ターナタップ(ケート)とサーウィカー・チャイデート(ピンキー)、そして共演がヤリチャダー・ワタナウォンシリ(ウム)、スラ・ティーラコン(ニッキー)、チャルームポン・ティカマポーンティラウォン(ジェック)、プームチャイ。タンサガー(プーム)他。

去る5月8日、この映画の披露会が、ラートプラオのSFX映画劇場で催された。スタッフとキャストが集まり。幽霊列車のセットが組まれ恐ろしげな汽笛が鳴り響いた。そして、この映画の監督と出演者が舞台に上がり、先ずスクム監督からインタビューが始められた。

「何故、列車に幽霊なのか。これ迄の一般の幽霊映画では、幽霊が出てきて脅かしてそれで終り。そんなのばかりだ。しかし、これは格闘シーンのあるホラー映画だ。ケートを主役に選んだのは、この映画のヒーローは、体はそんなに大きくなくて人と格闘するからで、ケートはこの役にぴったりだ。一方、ピンキーは、映画『ルアン・ピー・テン』(The Holly Man: 05)での演技に注目していたので、この映画のヒロインのラートリーの役に起用した。この映画の撮影は全編列車の中なので大変だった」

主役のケートは自分の役について語った。「この映画で自分の役のトーは、盗賊(ニッキー)の一味に捕えられ人質にされる。格闘シーンが沢山あるが、最も印象に残るのはニッキーと闘った場面だ。この場面で二人はワイヤーで吊り下げられ大変だった」一方、ヒロイン役のピンキーは「幽霊の役はこの映画が二度目です。だけど、美しい幽霊です。恐ろしい幽霊ではありません。難しいシーンもありました。例えば、ニッキーさんとの場面です。あまりに凶暴なので驚きました』と語った。

チュムの役のウムは「最も難しかった場面は、撮影の最初の場面でした。その日は胸のところに特殊効果を埋めていました。一回の撮影でOKを出さなければなりません。服は一着しかありませんので。恐ろしくて緊張しました。しかし、結果は上手く行きました」と、そして盗賊の頭の役のニッキーは「最も難しかった場面は、ワイヤーの助けを借りる場面だ。そして、最もお気に入りの場面はラブシーンの場面だ。どんなラブシーンかは見てのお楽しみ』と語った。

この映画「チュム・ターン・ロットファイ・ピー」は5月10日より全国一斉公開される。(07.5.10)