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2006年人気映画ベスト10

 2006年にタイ国内で上映された映画は、 342本に達し前年比52本増、このうちタイ純粋映画と合作映画は45本で前年比12本増であった。日本と韓国の映画は合計約70本、その他はハリウッド映画及び英国、ドイツ、フランス等のヨーロッパ映画であった。

  Siamzone.com では、2006年にタイ国内で封切られた映画で、当サイトにて投票回数が多かった人気映画、アクセス回数が多かった人気映画、得点が高かった優秀映画、得点低かった劣等映画、寄せられた感想の通数が多かった映画、アクセス回数が多かったニュースの、それぞれのベスト10を纏めてみた( 06 年 12 月 31 日現在)。

 昨年から評点の投票方法が変わり、従来は誰でも投票出来たが、投票する権利があるのは当サイトの会員に限られるようになった。その結果、各作品への投票回数が2005年に比べ減った。しかし、人気作品に対するアクセス回数は増えた。

 投票回数及びアクセス回数が最も多かったのは、タイ映画「 プロ・アーカート・プリアンプレーン・ボイ」 ( Seasons Change )であった。収益及び受賞面でも好調で、約7千万バーツの収益を上げ、プラスラサワッディ映画賞の3賞を獲得した。一方、 5千3百6十万バーツの収益を上げた 「 コートラ・ラック・エン・ルーイ」( Loveaholic )は、今のところ賞は得ていないが、 Siamzone.com では人々の心を捉え、アクセス回数、得点及び感想が寄せられた通数共に非常に多かった。

 注目すべき点は、アクセス回数の多いベスト10のうち、2005年同様に、タイ映画が7本を占めていることである。これは、タイ人が未だタイ映画に少なからずの関心を持っていることを示している。しかし、高得点の映画を見るとタイ映画は僅か2本に過ぎず、低得点のワースト10にタイ映画が8本を占めている。このデータは、タイ人がタイ映画を喜んで支援を続けるために、タイ映画製作者は作品の品質の向上に努力すべきだということを警告している。

 外国映画を見ると、先ずハリウッド映画では「 パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」(収益1億3千7百万バーツ)、「 M:I:V」(収益1億2千万バーツ)、「 X-MEN ファイナル・ディシジョン」(収益1億7百万バーツ)と言ったシリーズ作品に人気が集った。一方、アジア映画も強力で、例えば日本映画の「 デスノート 前編」と「デスノート  The Last Name 」の死のノート物語は、合計で5千2百万バーツ以上の収益を上げた。

 多額の収益を上げた映画でなくとも心を打った映画はある。人気を得た映画以外で、「 王の男」や「ブロークバック・マウンテン」は、 Siamzone.com では 品質の高い映画として評価を受けた。この二つの映画の製作国は、前者は韓国そして後者は米国と異なるが、共に男性同士の愛の物語として注目され賞を受けている。

投票回数が多かった人気映画ベスト10:−
1 プロ・アーカート・プリアンプレーン・ボイ ( Seasons Change ) (タイ) 177回
2 デスノート 前編(日) 120回
3  M:I:V (米) 107回
4 デスノート  The Last Name (日) 106回
5 パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト(米) 97回
6 デック・ホー ( Dorm ) (タイ) 86回
7  X-MEN ファイナル・ディシジョン(米)  8 3回
8 セープサニット・シットサーイナー ( Noodle Boxer ) (タイ) 82回
9 スーパーマン・リターンズ(米) 77回
10  ダヴィンチ・コード(米) 76回

アクセス回数が多かった人気映画ベスト10
1 プロ・アーカート・プリアンプレーン・ボイ ( Seasons Change ) (タイ)55,468回
2 カーンクルアイ(アニメ)(タイ) 39,935回
3 カオチョンカイ( Khao Chon Kai )(タイ) 39,818回
4 コートラ・ラック・エン・ルーイ( Loveaholic )(タイ) 35,204回
5 デック・ホー ( Dorm ) (タイ) 34,085回
6 デスノート 前編(日) 33,963回
7 ソップ( Cadaver ) (タイ) 31,347回
8 ワイルドスピード X 3 Tokyo Drift (米) 29,729回
9 ガオ…ガオ( The Possible )(タイ) 28,248回
10   X-MEN ファイナル・ディシジョン(米) 27,789回

得点が高かった優秀映画ベスト10(投票回数10回以上)
1 王の男(韓) 9.93点(14回)
2 デスノート  The Last Name (日) 9.42点(106回)
3 ブロークバック・マウンテン(米) 9.29点(68回)
4 コートラ・ラック・エン・ルーイ( Loveaholic )(タイ) 9.28点(67回)
5 パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト(米) 9.28点(97回)
6 ナイト・ミュージアム(米) 9.27点(26回)
7 とかげの可愛い嘘(韓) 9.26点(19回)
8 プロ・アーカート・プリアンプレーン・ボイ ( Seasons Change ) (タイ) 9 . 24点(177回)
9 テキサスチェーンソー・ビギニング(米) 9.15点(13回)
10  ステップ・アップ(米) 9.11点(18回)

得点が低かった低劣映画ワースト10(投票回数10回以上)
1 パーラキット・ビット・ラブートラック( Delivery Sexy Love )(タイ)2.46点(13回)
2  プライラリー・パーモラナ( Vengeance )(タイ) 3 . 74点(23回)
3 ボア・ングーヤック( Boa )(タイ) 4.28点(18回)
4 チャイライ( Dangerous Flowers )(タイ) 4.85点(33回)
5 ルーク・タロック…トック・マイ・クライ・トン(タイ)4.93点(28回)
6 スットサーコン( Legend of Sudsakorn )(タイ)  5.00点(19回)
7 カオニアウ・ムーピン( Bite of Love )(タイ) 5.18点(17回)
8  Pulse (米) 5 . 33点(15回)
9 ナムプリック・ロン・ルア( Navy Boys ) 5.67点(15回)
10   Date Movie (米) 5.95点(20回)

寄せられた感想の通数が多かった人気映画ベスト10
1 プロ・アーカート・プリアンプレーン・ボイ ( Seasons Change ) (タイ)242通
2 デック・ホー ( Dorm ) (タイ) 198通
3 コートラ・ラック・エン・ルーイ( Loveaholic )(タイ) 138通
4 ラー・ター・ピー( Ghost Game )(タイ) 135通
5 ブロークバック・マウンテン(米) 135通
6 ファイナル・デッドコースター(米) 118通
7 デスノート 前編(日) 115通
8 カーンクルアイ(アニメ)(タイ) 109通
9 パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト(米)108通
10   X-MEN ファイナル・ディシジョン(米) 106通

(07.1.1)

第 28 回プラスラサワッディ映画大賞(トゥカタートーン賞)発表

去る 12 月 23 日、第 28 回プラスラサワッディ映画大賞、即ちトゥカタートーン賞( Golden Doll Awards )が発表され、 GTH 社は 「プロ・アーカート・プリアンプレーン・ボイ」( Seasons Change )と 「デック・ホー」( Dorm )で6賞を獲得し、黄金の年となった。

 「プロ・アーカート・プリアンプレーン・ボイ」( Seasons Change ) で作品賞、監督賞、編集賞の3賞を得たニテイワット・タラートーン(タン)監督は『製作の GTH 、 BBTV に感謝する。俳優とスタッフ各位に感謝する。非常に優れたスタッフだった。そして、師匠であるチラ・マリクン氏とプロジェクト企画者に感謝する』と述べた。

 一方、 「デック・ホー」( Dorm )は、演技部門でチャーリー・トライワット(ネック)が主演男優賞を、チンタラー・スカパット(メム)が主演女優賞を、そして脚本賞を獲得した。ネックは『 GTH 社とソンヨット・スカマークアナン氏に感謝する。賞を取れるとは思っていなかったが取れた。有難う御座います』と語った。

 アニメ映画「カーンクルアイ」も引けをとらない。音楽賞と録音賞と共に、今年度最高収益を上げて年間名誉映画賞と年間最高人気映画賞の特別賞を獲得した。

 「ペン・チュー・カップ・ピー」( Unseeable )は 衣装デザイン賞と主題歌賞を、「ノーン・テンナックレン・プーカオトーン」 (Nong Teng Naklenpukaotong ) は美術監督賞、メーキャップ賞、そしてタイ文化高揚映画賞の特別賞を獲得した。

 この他、「13ゲーム・サヨーン」( 13 Games )と「パイリーピナーク」( Vengeance )が各1賞を、そして「セープ・サニットシップ・サーイナー」( Noodle Boxer )はゴティ・アーラームボーイが助演男優賞を獲得した。

 また、「アムマヒット・ピサワート」 ( The Passion ) で助演女優賞を得たプラーントーン・チャンタム(プラーン)は『委員会の皆様、有難う御座います。とても興奮しています。生まれて初めての受賞です。ソムサック・テーププラスート社長とサランユー・ウォンクラチャーン監督に感謝します。映画「サープ・スア・ティー・ラムナーム・カサット」( Tigress of King River- 02- )に、出演の機会を与えて下さったバンティット・リッタクン監督にも感謝します。そのため今日の私があるのですから』と述べた。

 しかし、先にオスカー賞へのノミネートが取沙汰された浅野忠信主演の 「 Invisible Waves カムピパークサー・コーング・マハーサムット」は6部門で、そして「ラー・ター・ピー」 ( Ghost Game ) は4部門でノミネートされたが、残念ながらどの賞も得られなかった。

2006年度プラスラサワッディ映画大賞受賞者
作品賞:「プロ・アーカート・プリアンプレーン・ボイ」( Seasons Change )
監督賞:「プロ・アーカート・プリアンプレーン・ボイ」( Seasons Change )
主演男優賞:チャーリー・トライワット<「デック・ホー」( Dorm )
主演女優賞:チンタラー・スカパット<「デック・ホー」( Dorm )
助演男優賞:ゴティ・アーラームボーイ<「セープ・サニットシップ・サーイナー」( Noodle Boxer )
助演女優賞:プラーントーン・チャンタム<「アムマヒット・ピサワート」( The Passion )
脚本賞:「デック・ホー」( Dorm )
撮影賞:「13ゲーム・サヨーン」( 13 Games )
編集賞:「プロ・アーカート・プリアンプレーン・ボイ」( Seasons Change )
美術監督賞:「ノーン・テン ナックレン・プーカオトーン」 (Nong Teng Naklenpukaotong )
衣装デザイン賞:「ペン・チュー・カップ・ピー」( Unseeable )
メーキャップ賞:「ノーン・テン ナックレン・プーカオトーン」 (Nong Teng Naklenpukaotong )
音楽賞:「カーンクルアイ」(アニメ)
主題歌賞:“シンラック・シンスット”<「ペン・チュー・カップ・ピー」( Unseeable )
録音賞:「カーンクルアイ」(アニメ)
特殊技術賞:「パイリーピナーク」( Vengeance )

特別賞
最高人気映画賞:「カーンクルアイ」(アニメ)
名誉賞:「カーンクルアイ」(アニメ)
タイ文化高揚映画賞:「ノーン・テン ナックレン・プーカオトーン」 (Nong Teng Naklenpukaotong )
麻薬撲滅支援者賞:ポーンチダー・ナ=ソンクラー(ベンツ)
タイ映画業界功労者賞:バンティット・リッタクン

(06.12.25)

イサーンの匂いのアクション映画「コン・ファイビン」

 映画「7プラチャンバーン1&2」のチャルーム・ウォンピムが監督し、パンナー・リットクライが武闘指導をした、チューポン・チャーンプルン(ディアウ)のアクション・シーンが売物の映画「コン・ファイビン」( Fire Warriors )には、リーオー・プットことプティポン・シーワット(プット)も共演している。

 去る 12 月 18 日、この映画の発表会が催され、先ず主役のディアウが、ウォーミングアップに武技を披露し観客の喝采を浴びた。次いで、俳優や監督達がこの映画について語った。

 監督がこの映画の武闘シーンについて語った。『 80 − 90 %がアクション・シーンだ。ディアウが千頭もの水牛の中でホイ氏の一味と闘う場面など約 10 シーンには特に力を入れた。 10 頭以上の馬に追いかけられディアウが逃げるシーンが2回ある』

 更に、この映画は「トムヤムクン」の余勢を駆って米国での上映が決まった。監督はこの点につき次のように感想を述べた『予想もしていなかったが、アメリカが買ってくれた。来年上映されるが、何月になるかは未だ分からない。興奮はしないが、とても嬉しい。タイ人ばかりでなく、外国人にも見てもらう機会を得て喜んでいる』

 ディアウは自分の役について語った。『自分の役のジョーン・バンファイは、親の仇を探す田舎の若者だ、誰とも付き合おうとしないが、ホイ氏の水牛を強奪し耕作用の水牛を持っていない村人に分配する。一寸したロビンフッドだ。アクション・シーンは全て難しかった。師匠であるパンナー先生との格闘は最高に難しく、中々本気になれなかった。そこで、花と線香を買ってお寺参りをした』

 最後に、ブットが『この映画には色々な味がある。歴史映画として参考になるし、知識も得られる。娯楽とアクションもあり、老若男女が楽しめる健全な映画だ』と映画の宣伝をした。

 この映画「コン・ファイビン」は、12月21日より一般公開される。 (06.12.21)

(注:映画の公式サイト  http://www.konfaibin.com :東北タイ(イサーン)の住民は盗賊に悩まされている。そんな盗賊の中に、貧しい農民を助けるため、そして両親を殺した仇を探すため盗みを行う若者がいる…)

タイムスリップした伝説のバンドの映画「ガオ…ガオ」

 映画「フェーンチャン ぼくの恋人」の監督の一人ウィッタヤー・トーンユーユン(ボール)の新作映画「ガオ…ガオ」 ( The Possible )の披露会が 11 月 27 日に催された。この作品は、お馴染みのミュージックグループ“ The Possible ” のジョイー・ボーイことアピシン・オーパートイアムリキット(ジョー)、ヨーディ・プレーボーイ(ポー)ことピヤ・サートラワーハー、ソーン・パラドックスことチャクラポン・シリリン、タナーコーン・シンクーン(ボウ)及びユッタナー・トゥワプラディット(ノット)が、そのままのバンド名で参加した一風変わった音楽映画である。

 披露会は、映画「フェーンチャン」の他 の 5 人の監督が映画を真似た服装をして、ウィッタヤー監督に祝福を贈る恒例行事から始まった。次いで、皆が待っていた “ The Possible” が、 1970 年代のストリングコンボとして、 彼らの歌“アイバー・アイビー・アイボー・アイベー”、“トー”そして“リンマー”を歌った。

 3曲が終ると、ジョーが賓客を紹介した。『さて次は、この映画製作の元となり、我々に踊の型を教えて下さいました、伝説のグループ“ The Impossible ” の皆様です。歓迎の拍手をお願いします』そして、不滅のヒット曲“ペンパイ・マイダイ”と共に、セーッター・シラチャーヤー(トイ)とウィナイ・パントゥラックに率いられた一行が登場した。

 最後に、 The Possible のヒット曲“ドワンチャイ・ヤン・ミー・ラック”を、 The Impossible と The Possible の新旧世代が一緒に歌った。そして、グループを代表してジョーが『今日は、伝説の先輩達をお迎えして、一緒に歌を歌わせて頂き、我々一同非常に光栄に思います。 The Impossibl e の皆様、有難う御座いました』と挨拶した。この映画「ガオ…ガオ」は、 12 月 4 日より一般公開。 (06.12.4)

(注:映画の公式サイト http://www.possiblethemovie.com/ : 1970 年代の人気バンド The Possible は不思議なファンからマイクを贈られた。実はこれがタイムマシンで、 2007 年にスリップしてしまう。新しい音楽の氾濫に当惑し、元の世に帰ろうとするが…)